簡単なのに本格的!誰でも作れるおすすめ「韓国風スープレシピ」9選
韓国料理といえば、辛みの効いた体温まる料理が多いのが魅力ですよね。中でも韓国風スープは、簡単に作れるのに野菜がしっかり食べられたり、おかずになるほど具だくさんだったりと、レシピの選び方次第で食卓が華やかに!
そこで今回は京都にある韓国料理『ピョリヤ』のオーナーシェフを務める星野明香さんに、超簡単に作れる“絶品韓国風スープ”のレシピを教えてもらいました。
■料理の基本となるだし汁
(1)韓国料理といえばやっぱり「スンドゥブチゲ」
(2)韓国のおうち料理の定番!「お肉と豆腐のおつゆ」
(3)ニンニクと鷹の爪が効いた「牡蠣と豆腐のスープ」
(4)冷えた体に嬉しい!「キムチと餃子のスープ」
(5)韓国のお正月には欠かせない!「トック」
(6)冷え性にもおすすめ!「明太子と大根のスープ」
(7)子どもから大人までみんな大好き!「たまごスープ」
(8)具だくさんで朝ごはんにもぴったり!「わかめスープ」
(9)豆乳アレンジもできる!キムチの味が染み込んだ「簡単キムチチゲ」
■料理の基本となるだし汁
まず、韓国料理レシピで多用するだし汁のレシピ! 作り置きしておくと、何かと便利ですよ。
料理の基本となるだし汁は昆布(1つかみ)、いりこ(2つかみ)、お湯を2リットルの容器に入れて一晩置いておくだけ。こうしておくとしっかり味の濃いだしができるのだそう。
■1:韓国料理といえばやっぱり「スンドゥブチゲ」
日本でもメジャーな韓国料理のひとつ『スンドゥブチゲ』。今回はおぼろ豆腐を使いますが、絹豆腐でも◎。
<材料>(2人分)
豚バラ・・・60g
あさり・・・180g
おぼろ豆腐・・・200g
ニラ・・・適量
だし汁・・・300cc
薄口しょうゆ・・・小さじ1 1/2
コチュジャン・・・大さじ1 1/2~2
粉唐辛子・・・小さじ1
ニンニク(潰す)・・・1片
ごま油・・・小さじ1/2
たまご・・・2個
<作り方>
(1)ごま油、ニンニクを弱火で加熱します。
(2)豚肉を炒め、粉唐辛子、薄口しょうゆを加えます。
(3)だし汁を入れて中火で加熱、沸騰してきたら火を弱めてさらに5分加熱します。
(4)コチュジャンを溶かします。
(5)おぼろ豆腐、あさりを入れます。
(6)あさりの口が開いたら火を止め、たまご、ニラを入れて完成!
■2:韓国のおうち料理の定番!「お肉と豆腐のおつゆ」
韓国のおうちでは定番料理という『お肉と豆腐のおつゆ』。
<材料>(2人分)
牛肉(切り落とし)・・・80g
大根・・・2〜3cm(70g)
豆腐・・・中1/2丁(100g)
ネギ・・・適量
だし汁・・・500cc
薄口しょうゆ・・・小さじ2
ニンニク(潰す)・・・1片
ごま油・・・小さじ1
<作り方>
(1)ごま油、ニンニクを弱火で加熱します。
(2)香りがたってきたら牛肉、大根を炒めます。
(3)だし汁を入れ、沸騰したら火を弱め10分煮ます。
(4)豆腐、薄口しょうゆを入れ、ひと煮立ちしたらネギを加えて完成!
■3:ニンニクと鷹の爪が効いた「牡蠣と豆腐のスープ」
『牡蠣と豆腐のスープ』は、見た目はお吸い物のようですが、ニンニクと鷹の爪が効いた一品。
<材料>(2人分)
生牡蠣・・・中8粒くらい
豆腐・・・中1/2丁(100g)
三つ葉・・・適量
だし汁・・・400cc
薄口しょうゆ・・・大さじ1
ニンニク(潰す)・・・1片
鷹の爪・・・1本
ごま油・・・少々
<作り方>
(1)だし汁、ニンニク、鷹の爪を入れます。
(2)沸騰してきたら、豆腐を加え弱火で加熱します。
(3)生牡蠣、ごま油を入れます。
(4)弱火のまま1分加熱し、三つ葉をのせて完成!
■4:冷えた体に嬉しい!「キムチと餃子のスープ」
『キムチと餃子のスープ』は、冷蔵庫の残り物を使って作る具だくさんな一品。
<材料>(4~5人分)
ごま油・・・大1/2
ニンニク・・・1片(※つぶしておく)
キムチ・・・120g(※食べやすい大きさに切っておく)
しいたけ・・・2~3枚(※スライスしておく)
いりこだし・・・5カップ
薄口しょうゆ・・・大2弱
酒・・・大1
餃子・・・12個
水溶き片栗粉(片栗粉/水・・・各大2)
九条ネギ(九条ネギでなくても可)・・・1~2本
ラー油・・・大1
<作り方>
(1)ごま油を入れた鍋にニンニクを入れ、中火にかけます。香りがたってきたらキムチ、しいたけを加え、炒めましょう。
(2)(1)の鍋にいりこだしを注ぎ入れ、沸騰したら火を弱め3分ほど煮ます。
(3)薄口しょうゆ、酒、餃子をくずしながら加え、さらに5分ほど煮ます。
(4)水溶き片栗粉でとろみをつけ、九条ネギを加えたら火を止め、ラー油をたらして完成。
餃子のほかに、豆腐でも相性抜群◎。お酢を加えると酸辣湯風にもなりますよ!
■5:韓国のお正月には欠かせない!「トック」
『トック』とは、日本でいうお雑煮のこと。「トッ」は“お餅”「ク」は“スープ”という意味なんです。お正月に余ってしまったお餅を代わりに使うのも◎。
<材料>(4人分)
トック・・・300g
鶏ミンチ・・・120g
生姜・・・一片分(※みじん切りにする。)
酒・・・大さじ1強
醤油・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
砂糖・・・大さじ1/2
だし汁・・・5カップ
薄口醤油・・・大さじ1
卵・・・2個
のり・・・適量
<作り方>
(1)鍋に鶏ミンチ、生姜、酒、醤油、みりん、砂糖を合わせてから中火にかけます。パラパラになるまでよくかき混ぜ続け、そぼろにしておきましょう。
(2)鍋にだし汁を入れ火にかけ、薄口醤油を加えて味を整えます。
(3)スープが沸騰している(2)の鍋にトックを入れ、浮かび上がってきたら火を止めます。
(4)器に(3)を入れ、(1)の鶏そぼろ・のり・卵をトッピングして完成。
卵は溶き卵でも、錦糸玉子でもどちらでもおいしいのだとか!
■6:冷え性にもおすすめ!「明太子と大根のスープ」
体がぽかぽかに温まるので、冷え性の方におすすめの一品です。
<材料>
明太子・・・1腹
大根・・・5~6cm
青ネギ・・・適量
いりこだし・・・5カップ
酒・薄口しょうゆ・・・各大さじ1
みりん・・・大さじ1/2
ごま油・・・小さじ1/2
<作り方>
(1)ごま油で大根を軽く炒めたあと、いりこだし、みりん、酒、薄口しょうゆを加えて煮ます。
(2)(1)にぶつ切りにした明太子(1腹)を加え、青ネギ(適量)を散らせば完成。
■7:子どもから大人までみんな大好き!「たまごスープ」
具だくさんなのが特徴的な韓国のたまごスープ。大人から子どもまでみんな大好きですよね。
<材料>(2〜3人分)
卵・・・2個
玉ねぎ・・・1/8個
しいたけ・・・1〜2枚(※薄切りにしておく)
にんじん・・・適量(※細切りにしておく)
ニラ・・・適量(※3~4cm長さに切っておく)
ごま油・・・適量
だし汁・・・3カップ(※いりこ昆布でもかつお昆布でもお好みで)
薄口しょうゆ・・・大さじ1〜1.5
酒・・・大さじ1/2
魚醤・・・少々(※省略可)
塩コショウ・・・適量
<作り方>
(1)鍋にだし汁を入れ火にかけ、沸騰してきたら玉ねぎ・しいたけ・にんじんを加えて煮ます。
(2)(1)の具材がしんなりしてきたら、薄口しょうゆ・魚醤・酒を入れて2〜3分煮ます。
(3)必要であれば塩・コショウで整え、ニラを加えます。
(4)溶き卵を流し入れ、最後にごま油をまわしかけて完成!
水溶き片栗粉でとろみをつけると口当たり滑らかに。
また、スープにとろみがついた後に、玉子を加えることでよりふわっと仕上がるそうなので、ぜひお試しください。
■8:具だくさんで朝ごはんにもぴったり!「わかめスープ」
『わかめスープ』は腹持ちが良く、おかずが物足りないときにもぴったりです!
<材料>(4人分)
塩蔵わかめ・・・50g(生わかめでもOK)
牛肉(切落とし)・・・50g
きのこ類(しいたけ、舞茸、しめじ等お好みのもの)・・・70g
青ネギ・・・1本
いりこだし・・・1リットル(かつおだしでもOK)
薄口しょうゆ・・・大さじ1/2
ごま油大さじ・・・1/2
こしょう・・・少々
すりごま・・・少々
<作り方>
(1)塩蔵わかめの塩を水ですすいで落とし、ボウルで水に浸けて10分おきます。(※生わかめの場合は省略)
(2)牛肉・キノコ・青ネギはを食べやすい大きさに切っておきましょう。キノコは洗わずにキッチンペーパーで汚れをふき取るのがポイント。青ネギは斜め切りにしてください。
(3)(1)のわかめをザルにあげ、しっかり絞ってキッチンペーパーで水分を取り、食べやすい大きさにカットします。
(4)鍋にごま油を熱し、牛肉とわかめを入れて炒め、お肉の色が変わったら、だしを注ぎ入れましょう。
(5)沸騰してきたらきのこ類を加え、中火にして10分くらい煮こみます。また、このタイミングで青ネギの白い部分を入れてください。
(6)最後に薄口しょうゆを加え混ぜ、青ネギの葉の部分を入れて完成! 器に盛り、お好みでこしょう、すりごまを少々ふりかけてくださいね。
具だくさんのわかめスープは食べ応え満点! 炒めたわかめのとろりとした食感もクセになる美味しさ。
また、時間のない朝はご飯を加えてクッパにしたり卵を溶いて加えたりすれば、さらに満足感のある一品に。朝食としてもおすすめですよ。
■9:豆乳アレンジもできる!キムチの味が染み込んだ「簡単キムチチゲ」
一番簡単に作れる韓国料理といわれる『キムチチゲ』。冷蔵庫に入っている野菜の余りを上手に使うことができますよ!
<材料>
豚バラ・・・300g
キムチ・・・300g
玉ねぎ・・・1/2個
にんじん・・・1/3本
しいたけ・・・3~4枚
他好きな具材
油揚げ・・・中1枚
豆腐・・・1丁
ニラ・・・適量
ごま油・・・適量
いりこだし・・・7カップ
味噌・・・大さじ3.5
コチュジャン・・・大さじ1.5
しょうゆ・・・小さじ2
ごま油・・・適量
<作り方>
(1)まず、具材を食べやすい大きさに切っておきます。ここでポイントなのが、先に具材をごま油で炒めておくこと!
(2)豚肉とキムチはお鍋で炒め、そこにこの具材を入れると、しっかりとキムチの味が染み込みますよ。
(3)韓国料理の定番であるいりこと昆布のだしを加え、10分ほど煮ていきます。
(4)そこにコチュジャン、味噌、豆腐を加えてさらに10分ほど煮込み、ニラをのせたら完成。
裏技として、お米のとぎ汁でおだしを引くとまろやかになり、さらにおいしくなるそうですよ!
さらにこちらは『豆乳キムチチゲ』のアレンジも可能!
先ほど完成したキムチチゲに、豆乳と水溶き葛粉を加えるだけであっという間に出来ちゃいます。余った分を味変して楽しむことができるアレンジレシピは次の日も楽しめますよ!
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【画像・参考】
※ サロンドサラン/星野明香
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