大掃除前に総復習!「カビ&水垢に悩まない」お風呂掃除テク&新習慣
年末も迫り、そろそろ大掃除について考えはじめる時期になりました。
中でも手間がかかるのは水回りですが、 特にお風呂掃除を面倒だと感じている方はたくさんいるはず。
そこで今回は、これまで『GATTA』で紹介した数多くのアイデアの中から、“カビ&水垢に悩まないお風呂掃除テク”と“お風呂場をきれいに保つ習慣”をピックアップ! ぜひ参考にしてみてくださいね。
STEP1:換気扇のフィルター
お掃除の原則は、ホコリが落ちたりすることを考えて“上から下”の順に行います。そのため、お風呂も天井の掃除からスタートしましょう。
フィルター部分を取り出し、ブラシでホコリを掻き出します。ちょっと間が空いただけでも結構なホコリの量になるため、ここだけは月イチ掃除に組み込んでちょこちょこお掃除して。
STEP2:天井・壁
腰から上のエリアのカビ取りには、100倍に薄めた塩素系漂白剤を塗ると良いそう。100倍の漂白液を作るには、小さじ1杯(5ml)の洗剤に対してペットボトルの水(500ml)を入れるとベストです。
つくった漂白液を柄つきスポンジに浸して、ボタボタ落ちない程度に水気を切ったら天井や壁に塗りカビ取りをしていきます。一通り塗り終わったら勝手に乾くため、そのまま放置しておいても大丈夫です。
お風呂は見えないけれどカビの温床になるので、こうしてカビ退治ができると気分的にもスッキリします。
STEP3:浴槽周り・床
続いては浴槽周り。ゴムパッキン部分のところにホコリやカビが溜まりやすいので、お風呂用中性洗剤を吹きかけ、お掃除用ミニブラシや金属ベラで汚れを削り取りましょう。
そして、浴槽前のエプロンのスキマも結構カビが溜まりやすいポイント。こちらも洗剤を吹きかけて、金属ベラで汚れを掻き出して。
お風呂に入っているとちょうど目線に入りやすい部分でもあるのでキレイにできると気分もスッキリします。
同様にお風呂のフタも周りのゴム部分のつなぎ目にホコリやカビが溜まりやすいので、洗剤+ブラシ+金属ベラでお掃除します。
カビが溜まりやすい目地やパッキンの部分は、塩素系漂白剤の原液でしっかりカビ退治します。洗剤の原液にキッチンペーパーを浸し、浴槽周りの目地にぐるっとパック、乾燥防止のためにラップで上からカバーしてください。
1時間〜1晩くらい置いておくと、溜まったカビもだいぶキレイになります。
さらに浴槽は、酸素系漂白剤で浸け置き掃除します。浴槽1杯分に対して約400g程度の漂白剤を入れ、 お風呂のお湯は50℃前後まで追い焚き。
そしておもちゃ、タライ、椅子、フタなどをまとめて浸け置きした状態で一晩置いておきましょう。
酸素系漂白剤で浸け置きする場合は、洗剤の分量を守り、お湯の温度を高くするのがちゃんと泡立つポイントです。
そして、床も天井や壁同様に塩素系漂白剤を薄めた液でカビ取りします。天井や壁は100倍に薄めた液でしたが、腰から下はもう少し濃い目、10倍に薄めた液を使います。
STEP4:ボトルホルダー、洗面台
シャンプーなどでヌルヌルになりやすいボトルホルダーも取り外して洗いましょう。
ここもさっと水洗いするだけで全然気分が違うのでスッキリします。
床も軽く洗剤をかけてブラシでこすり洗い。特に壁と床のつなぎ目のパッキン部分の汚れが気になるポイントなので、そこを中心に軽くブラシをかけましょう。
次に洗面台の掃除です。以前はずっと放ったらかし状態だったので、写真のようにうろこ状に水垢がこびりついた状態でした。
こちらを落とすべく、今回は『茂木和哉』というお風呂掃除に合った洗剤を使って掃除。
洗剤を丸めたラップにつけて、根気強くこすります。
『茂木和哉』は“研磨する”に近い感覚で掃除します。そのため、ちょっと軽くこすっただけではあまり効果が見えにくく、しっかりめに根気強くこするのがコツです。
頑張って掃除を続けると、ここまで水垢が落ちます!
プロの業者に頼まないと難しいかもしれないと思っていた箇所だったので、自力で落とせてホッとしました。
STEP5:排水口
排水口も汚れが溜まりやすい場所なので、パーツを一通り外して古ハブラシで磨きます。こちらも100倍に薄めた塩素系漂白剤で5分くらいつけ置きして殺菌。
さらに、アルミホイルを丸めたアルミ団子を入れるとぬめり取りの効果が期待できるそう。1週間に1回くらいのペースで入れ替えしていくと良いでしょう。
STEP6:お風呂のドア
ドア周りも通気口や細かい部品のところなどに結構ホコリが溜まりやすく、お客さんが来たときなどにも地味に目につくポイント。
こちらもササッと掻き出してホコリを取るだけでもだいぶキレイになります。
STEP7:防カビ用煙剤を炊く
一通り洗い終わったら、最後に市販の“防カビ用煙剤”を焚いて、カビが生えにくい状態にします。
シュワシュワと煙が発生した状態で扉を閉めて、しばらく放置しておきましょう。こうすると数ヶ月はカビが発生しにくくなるんです。
ここまではお風呂のお掃除テクをご紹介しました。
次は、そのきれいにしたお風呂場をできるだけ今年の年末までキープして、10ヶ月後の今年の大掃除はラクしてしまう習慣を身につけましょう!
そこで“お風呂場をきれいに保つ3つの習慣”をご紹介したいと思います。
習慣1:水垢がたまりにくい収納をつくる
上の写真は片付け前のお風呂の状態ですが、洗面台の上にボトルや洗い桶があったり、鏡におもちゃやスクイージーがくっついていたりして、水垢を取りづらい状態。
それを改善したのがこちらの写真の状態。
“吊るす”収納を取り入れて、洗面台も鏡も何も置かない状態に変更しました。
洗顔フォームとメイク落としは無印良品のフック付きクリップでタオルバーに吊るし、空いたスペースにボトルを収納。
バストイの入ったネットも鏡からこちらに移動させています。
洗い桶やお掃除用品も、フックで浴室乾燥用の物干し棒に吊るす収納に。
こうすることで掃除がしやすくなり、さらに道具自体も乾燥させやすく清潔が保ちやすくなりますよ。
習慣2:水を切る
家族が入った後のお風呂は壁や床が水滴だらけ。中には石鹸やリンスのぬめりを含んだ水滴も残っています。それを床や鏡に放置しておくと水垢やカビの原因になってしまうのです。
お風呂の床や壁も毎回洗ったり、タオルで水滴を全てぬぐい取ったりするのもなんか面倒ですよね……。
しかし、水切りワイパーを使えば手軽にシャーッと水が切れますよ。幅が小さめのワイパーを使えば、シャンプー台などの細かなところもキレイに水が切れます。
そして、上から下、右から左に水をかき集めて流していく作業は何とも気持ちがよくて、クセになる作業なんです。
しかし、フラットな平面は水切りワイパーでキレイに水が切れますが、ものがおいてあると、ワイパーをかけるときの邪魔になり、結果的にその足下にどうしても水が溜まってしまいます。徹底的にお風呂場にものをおかない用にする工夫も大切です。
習慣3:お風呂場にものを置かない
まず、お風呂場椅子。このようにバスタブの縁にかけて宙に浮かせるタイプのものがあるので、こうしておけば床に接着せず、自然に水も切れて便利です。
続いて、ボディソープやシャンプーボトル。ボトルを同じところに長く起き続けて、持ち上げてみたらそこがカビだらけだったということはないですか?
そうなる前に、水切れのいいワイヤーバスケットにまとめ、お風呂を出るときに足ふきマットの上などで乾かします。“銭湯方式”ですね。
3つ目がその他のお風呂備品についてです。
ボディタオルはバーに掛けている方も多いと思いますが、掃除グッズもかけられるタイプのものが多く売られています。おすすめのアイテムは『QQQシリーズ』!
また、湯桶も穴が空いていて、S字フックのようなもので吊せる『リッチェルハリュール』などが出ています。もちろん水切りワイパーも『OXOスクイージー』のような吸盤で壁に取り付けられるものをチョイスしましょう。
一度“がっつり掃除”をして、その後ためない習慣をつけることが、楽にキレイを維持するためのポイントです。“がっつり掃除”は、もし自分では難しければ一度プロに頼んでみるのもアリだと思います。
年末のうちに水回りをスッキリきれいに保ち、気持ちよく新年を迎えましょうね。