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武田信玄など戦国大名の研究で著名な歴史学者・平山優さんが奈良県大和郡山市の「歴史アンバサダー」に就任。11月25日に大和郡山市役所にて委嘱式が行われました。
2026年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』をきっかけに、豊臣秀長の居城・大和郡山城をはじめとする市内の歴史資源を全国に発信するなどの取り組みが期待されています。
平山さんは山梨県埋蔵文化財センター、山梨県立博物館などを経て、現在は健康科学大学特任教授を務める人物。日本中世史・近世史が専門で、各地の史跡を見て回るなど実証的な研究で知られています。
また『真田丸』や『どうする家康』といった大河ドラマなどの時代考証を担当、全国の講演会やテレビなどにも出演し、歴史ファンの間で高い支持を得る大人気の歴史学者です。
委嘱式で平山さんは「戦国・織豊期の奈良の歴史の軸は大和郡山にありました。いろんなアイデアを出し合いながら奈良の歴史は古代だけではないということを実感してもらうとともに、大和郡山が奈良旅のはじまりとなるような動線ができれば」と抱負を語りました。
また大河ドラマでのブームが一過性のものに陥りやすい点に触れ「歴史資源だけでなく食や地酒など市の魅力を組み合わせながらドラマが終わった後でも何回足を運んでも魅力が尽きない場所にしていきたい」と話しました。
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