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山の辺の道の古刹・長岳寺から西へ約1㎞、旧上街道に面した場所に建つ五智堂。実は長岳寺の建物で、お堂のある場所は長岳寺の飛び地境内地となっています。
建立は鎌倉時代末期と考えられていて、国の重要文化財にも指定されています。太いケヤキの丸柱を心柱に一本足で立つフォルムから「傘堂」「傘塔」などとも呼ばれています。今は屋根を支える支柱も立っているので五本足ですが…(笑)
柱の四方には梵字を刻んだ額が掲げられ、それぞれ阿閦(あしゅく)如来(東)・無量寿如来(西)・宝生如来(南)・不空成就如来(北)の四如来を表しています。
お堂の周りにはお地蔵様や猿田彦大神、庚申さんなどの石造物も多く存在し、街道をゆく人や地域の人々による民間信仰の様子もうかがえる場所となっています。
名称:五智堂
ふりがな:ごちどう
住所:奈良県天理市柳本町508
アクセス:JR万葉まほろば線「柳本駅」から徒歩約10分
駐車場:なし
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