【たつの】「津田宇水産」室津産の牡蠣とシラスを一年中楽しめる水産レストラン♪選べるデリも登場
播磨灘を臨む国道250号「はりまシーサイドロード」沿いにある「津田宇(つだう)水産」は、水産会社が営むショップ&レストラン。たつの市の名産「室津一年牡蠣」を、播磨灘の絶景と共に楽しめる注目のスポットです。カフェのような雰囲気で堪能できる牡蠣料理は多種多様!新鮮な生牡蠣や自社の加工品が買えるのも、漁や養殖を手がける同店ならでは。さっそく、友達を誘って出かけてみて♪
・牡蠣の養殖業者が営むショップ&レストラン「津田宇(つだう)水産」
たつの市の国道250号「はりまシーサイドロード」沿いを西方向へ。左手に見える黒い建物が「津田宇(つだう)水産」です。播磨灘を眼下に臨む美しい景観に、建築デザイナーが手がけたシックな外観が溶け込んでいます。同店は、1948年創業の網元が営む水産ショップ&レストラン。店のすぐ近くにある「室津(むろつ)港」で養殖した「室津牡蠣」やシラスといった朝捕れの鮮魚、それらを使ったオリジナルの加工品の販売をしながら、イタリアンシェフが監修したこだわりの魚介料理やカフェメニューを提供しています。休日は開店と同時にお客さんでにぎわい、満席が続くこともあるので、公式HPから事前予約するのがベター。※7名以上の団体予約の場合は電話で受け付け。通路を進んで右手がさまざまなデリが並ぶショーケース、向かって正面にはバーのような雰囲気を醸(かも)し出すおしゃれなカウンターが。カウンターでは自家製スイーツやドリンク、名物『牡蠣バケツ』などを販売しています。アラカルトやデリといった料理と注文する場所が異なるので注意して。さらに奥へ進むと、ペンダントライトが映えるスタイリッシュな空間が広がります。店内は86席、テラス70席と広々!無機質な天井やコンクリート打ちっぱなしの床に木材やペンダントライトなどが飾られた空間は、どこを切り取ってもフォトジェニック!水産レストランというよりもカフェのような雰囲気で、女子会にもぴったりです。店内をよく見てみると、大漁旗を掲げた漁師たちの姿が映る昔を偲(しの)ばせるモノクロ写真や、漁で使用する網を使った雑貨など、水産業社直営ならではのインテリアも。水産業への愛が感じられる小粋なインテリアを見つけるたびに、会話も膨らみそう。晴れた日は、穏やかな播磨灘を間近に臨めるテラス席がおすすめ!2席だけペットの同伴も可能です。どの席からも絶景が楽しめ、最高のフォトスポットです。波の音や太陽の光を感じながらいただく魚介料理はおいしさも格別。運が良ければ家島や小豆島、淡路島も見えるそう。この絶景と牡蠣を目当てに、休日はツーリングやドライブがてらたくさんの人が訪れます。
・「室津一年牡蠣」を一年中味わえるのが自慢!
同店が牡蠣を養殖している「室津湾」は、千種(ちくさ)川と揖保(いぼ)川の2つの川の水が注ぎ込み、自然が育んだ栄養をたっぷり含んだ日本有数の牡蠣の産地。そのため、一般的な牡蠣が成長に2~3年かかるのに対し、わずか1年で出荷できるそう。恵まれた環境で育った同店の牡蠣は、身が大きくてプリップリ!いわゆる“水膨れ”ではなく、栄養をしっかり吸収して育っているため、熱を加えても縮みにくく、濃厚な味を楽します。同店の自慢はなんといっても、「室津一年牡蠣」を冬季だけでなく一年中味わえるということ。蒸し牡蠣や焼き牡蠣といった加熱した牡蠣はもちろん、生牡蠣も年中提供しているというから驚きです。いろんな料理を試して、食感や味の違いを確かめてみて。
『Specials Tsudau』1個250円~ ※注文は3個~
一般的に牡蠣の旬は12月〜6月ごろですが、同店では、海外の養殖方法を取り入れることで一年中生牡蠣の提供を可能に。国内に流通している牡蠣とは養殖方法や環境そのものが違い、味わいもまったくの別物です。同店では生牡蠣を、3個~好きな数だけオーダー可能なのがうれしいポイント!小ぶりながらもミルキーな味わいにうっとりします。自家製ピクルスソースとレモンを絞って食べるのが“津田宇水産流”。プルンとしたみずみずしさが酸味で引き立ち、牡蠣本来のミルキーさを堪能できます。
『焼き牡蠣ミックス6粒』1,200円
同店の焼き牡蠣は、「プレーン」「スパイシー」「ガーリックバター」の3種のフレーバーをスタンバイ。「プレーン」は言わずと知れたシンプルな焼き牡蠣ですが、「スパイシー」と「ガーリックバター」は自家製バターソースをかけて焼いた同店オリジナルメニューです。特に「スパイシー」は辛さだけでなく味に深みもあり、一度食べるとクセになる一品。ピリッとした辛さはアルコールとも相性抜群です。
『牡蠣バケツ』2,200円
名物の『牡蠣バケツ』にも注目を!1.3kgの殻付き牡蠣が入ったバケツを購入し、テラス席にあるコンロの上でバケツごと蒸す“究極の蒸し牡蠣”です。バケツの蓋を開けると牡蠣一つひとつの大きさと量に圧倒されるはず!熱々でプリプリの蒸し牡蠣は、同店が牡蠣のために開発したオリジナルポン酢『牡蠣醤油+ダイダイ果汁入り』やレモン汁を付けていただきます。ダイダイの優しい酸味が牡蠣の凝縮したうま味とベストマッチ。牡蠣が苦手という人も、その概念が覆されるかも!?
・イタリアンシェフが手がけるデリに舌鼓
オープンから3度のリニューアルをしている同店。2022年5月のリニューアルでは新たに、カラフルなデリが並ぶデパ地下のようなおしゃれなショーケースも新設されました。この中には、常時12種類ほどのデリとその日の朝「室津港」で仕入れた新鮮な魚介を使った刺身が数種類並びます。料理はすべてイタリア料理店で経験を積んだシェフがレシピを監修し、見た目だけでなく味も本格派。2~3カ月に1回ほどの頻度で、季節の食材も取り入れながらラインアップも少しずつ変わります。客層が幅広く、特に小さい子ども連れが多いという同店。イタリアンと言えどもハーブや香辛料などを控えるなど、子どもも食べやすいような味を心がけているそう。シェフのイチオシは『焼きリゾット』(600円)。クリーミーに炊き上げたリゾットを丸くくり抜いて焼き色が付くまで焼き、その上にベーコンで巻いた牡蠣をのせたダイナミックな一品です。ベーコンの塩気と牡蠣の風味、焼きリゾットの香ばしさの組み合わせが絶妙。もっちりとした食感もやみつきになります。8種の彩り野菜をバーニャカウダソースに付けて食べる『美味しい野菜のバーニャカウダ』(700円)は、ソースの隠し味に牡蠣を使っているのがこだわり。見えない部分にまで牡蠣を使う贅沢さは、網元漁師だからこそなせる技です。
・魚介を使ったアラカルトメニューも大人気!
『生しらす丼(みそ汁付き)』950円
生牡蠣だけでなく、『生しらす丼』も年中食べられるのはレア!朝獲れの新鮮なシラスを最先端の技術で急速冷凍することで、鮮度を落とさずに一年中提供できるそう。ツルンと喉ごし良く身がやわらかで、塩気も優しいのが特徴。山盛りの生シラスを1,000円以下で食べられるなんて、これは必食ですよ!
『牡蠣と大葉のリゾット』1,200円
イタリアンで定番のジェノベーゼを、バジルではなく大葉で再現した和洋折衷なリゾット。トップにはカラッと揚げた牡蠣を、中にはプリプリのゆで牡蠣を忍ばせた牡蠣尽くしの一品です。大葉の香りが鼻から抜けると共に、牡蠣と生ハムの塩気が口に広がる複雑な味わい。爽やかな大葉の香りを余韻まで楽しんで。
『海老とマスカルポーネチーズのパスタ』1,200円
パスタは『海老とマスカルポーネチーズのパスタ』と『しらすと青海苔のクリームパスタ』(1,200円)の2種がラインアップ。どちらも生パスタを使用し、モチモチとしたフェットチーネがソースとよく絡み、濃厚な味わいが自慢です。具材がゴロゴロ入っていて食べ応えも抜群!
『オイスターバーガー』750円 ※テイクアウト限定、『自家製レモネード(ソーダ)』550円
ドライブのお供にはテイクアウト限定の『オイスターバーガー』がおすすめ!大粒の牡蠣フライがなんと3個も入ったビッグサイズのバーガーです。タルタルソースも自家製で、ラッキョウの優しい酸味と独特の香りが牡蠣の風味になじみます。バーガーと相性抜群の『自家製レモネード(ソーダ)』は、レモンを皮ごとシロップに漬け込み、ジューサーで細かく絞った手間暇かけた一杯。全体量の約半分が濃厚なレモンシロップで、レモンの果実感や香りを存分に楽しめます。ストローでしっかりかき混ぜてから召し上がれ。
・自家製スイーツで食後のティータイム♪カフェ利用も◎
左から時計回りに『ティラミス』450円、『コーヒーゼリー』500円、『チーズタルト』500円
デザートも自家製と、こだわりが尽きません。スイーツメニューは、口溶けの良い『ティラミス』やソフトクリームがどんとのった『コーヒーゼリー』、あっさりとした味わいでペロリと食べられる『チーズタルト』の3種類。スイーツのお供にぴったりなカフェドリンクも豊富にそろえています。ダントツ人気の『ティラミス』は、ドイツの「WECK(ウェック)社」の瓶に入ったかわいらしいビジュアルも人気の秘密。瓶の中には下から順に、コーヒーを浸み込ませたビスケットと口当たり軽やかなマスカルポーネクリーム、ココアパウダーが入っています。クリーミーな味わいと軽さが、牡蠣で満たされた胃袋にもぴったり!お腹がいっぱいでも別腹でペロリと平らげてしまいそう。
・手土産やギフトにふさわしいオリジナル商品も充実!
「ショッピングコーナー」では、牡蠣やシラスなどの水産物を使った同店オリジナル商品や生鮮食品を販売しているので帰り際に必ずチェックして。特にイチオシは、牡蠣との相性を考え抜いて開発された出汁醤油『牡蠣醤油』(1,200円)とポン酢『牡蠣醤油+ダイダイ果汁入り』(1,200円)。どちらも品のあるパッケージとギフトに手ごろな価格で、手土産や贈答用として人気を集めています。『牡蠣のしょう油煮』(650円)や『牡蠣のアヒージョ』(750円)といった一風変わった牡蠣の缶詰も。晩酌のお供におひとついかが?
『むきみ牡蠣(500g)』1,200円 ※12月~GWごろ限定
12月~GWごろまでの牡蠣の旬の時期限定で、殻付き牡蠣やむき身も網元価格で販売しています。同店の牡蠣を気に入ったらぜひ購入してみて。季節を問わず牡蠣やシラスを生で堪能できる水産ショップ&レストラン「津田宇水産」。新鮮な魚介と最高の絶景を同時に手に入れられる同店に、ぜひ遠方からも駆けつけてみて♪