神戸空港に新しく作る『サブターミナル』は、「海に浮かび、森を感じる」デザインになるみたい
神戸空港に建設する予定の「サブターミナル」を作る事業者が決まり、デザインのイメージが公表されてます。
神戸市中央区神戸空港1
「神戸空港」は、国際チャーター便を就航させ、2025年の大阪・関西万博開催時には、航空需要が拡大し対応しきれなくなることが想定されるなどの理由で新しい「サブターミナル」を作ることになり、市民への意見募集なども行われてきました。
今回は、約90億円かかる整備を担当する事業者が決まり、そのデザインなどの資料が公表されてます。
落札事業者
竹中工務店・湊建設工業・TC 神鋼不動産建設・梓設計グループ
サブターミナルができるのは、現在あるターミナルの北西で、サブターミナルと駐車場の間には、景観を作る「ランドスケープ」エリアが設けられます。
地上2階建ての建物で、テーマは「海に浮かび、森を感じる。」、「地域の木材」を天井や展望デッキなど随所に使う形になるそうです。
出発・到着ロビーは、天井の高さが約6mという、開放感がある吹き抜け空間。
ロビー内にも木が生えていて、ガラス張りの向こうには建物の西に設ける緑の景観が見えるみたい。
主な旅客機能は「1階」に集めて上下の移動を極力なくすなどの工夫がされるとのこと。
2階には「展望デッキ」。建物の北西角にあたり、六甲山や明石海峡大橋を眺めることができる配置になってます。
今後のスケジュールは、これから設計・施工を行い、大阪万博の始まる直前の「2025年3月末」にオープンする予定。
ちなみに、今あるターミナルと500mほど離れているサブターミナル間の「移動手段」問題について、市としては「当面は無料巡回バスを多頻度運行」することで対応する想定なんだそうです。
そして、市街地から「空港リムジンバスが直結」できるように、サブターミナルにも「バス停」を作ったりする方法など、今後も引き続き検討されるとのこと。
2年弱ありますので、利用もしやすい施設になっていくといいですね。