【福崎町】「un=not」美しさに見惚れるような洗練されたケーキを♪カフェ限定メニューも
福崎町にある「cafe&cake shop un=not(アンノット)」は、数々の大会で受賞経験がある腕利きのパティシエが、一人で切り盛りするケーキ店。店内にはカフェを併設し、自慢のスイーツをお供にゆっくりとお茶を楽しむこともできます。ケーキの味はもちろん、洗練されたシンプルな美しさも魅力。焼き菓子も25種類ほどと豊富で、手土産にもぴったりです♪
・「cafe&cake shop un=not(アンノット)」
播但道福崎ICを降りて車で約5分。国道312号線沿いにある白と青を基調としたシンプルな一軒家が「cafe&cake shop un=not(アンノット)」です。専門学校を卒業後、姫路市内のホテルで数年にわたって働きながらさまざまな経験を積んだという店主。「地元におしゃれなカフェを作りたい」という思いと「自分の店を持ちたい」という思いが重なり、祖父がお店を営んでいたこの場所を受け継いで、2021年に「un=not」をオープンしました。店内に入ってすぐ右手は、生ケーキが並ぶショーケースや焼き菓子を販売するパティスリー。東側全面にある大きな窓からたっぷりと日が差し込み、明るくて開放的。並べられた焼き菓子たちもキラキラと輝き、うれしそうに見えます。入って左手はカフェスペース。テーブル席が8席と、子連れにうれしい座敷が2席ほどスタンバイ。白を基調とした洗練された空間に、デザインや大きさが違うペンダントライトやおしゃれなドライフラワーなどがいたるところに散りばめられています。インテリアに使われている雑貨類は、店主のお気に入りばかり。センスが光る洗練された空間が、カフェタイムを一層豊かにしてくれます。ニュートラルカラーのインテリアがかわいらしいシンプルな座敷には、フワフワのクッションや膝掛けなど、子連れにうれしい設備が備わっています。親子ではもちろん、ママ友を誘ってママ会にも良さそうですね。通常は18:00閉店ですが、金曜日のみ21:00まで営業しているので、夜カフェとして利用することも可能です。
・幸せを運ぶ「un=not」のケーキ
「ハチが花粉を運ぶことで花が咲くように、同店のお菓子がいろんな場所で笑顔を咲かせますように」という願いを込めて作られた同店のケーキ。ロゴマークの“花を持ったミツバチ”にもその思いが込められています。また、一度にたくさん食べられない小さな子どもや年配のお客さんでも食べきったときに感じる喜びや、いろんな味をちょっとずつ食べるといった“小さな幸せ”を感じてほしいと、通常サイズだけでなく、あえてちょっぴり小ぶりなサイズも用意しています。手のひらサイズの小さなケーキでも細部にまでこだわり、愛情がたっぷり注がれていていることが伝わってきます。
『ベイクドチーズケーキ』440円 ※テイクアウト限定
数々のチーズケーキのコンテストで受賞した経験があるという店主が、試行錯誤を重ねて作り上げた『ベイクドチーズケーキ』。ザクザクとした自家製のクッキー生地の上に、濃厚なチーズ層がのっています。見た目はシンプルですが、一口食べた瞬間、チーズの力強い風味とサッパリとした後味に驚くこと間違いなし。クリームチーズとパルメザンチーズ、水切りヨーグルトなど、さまざまな乳製品を組み合わせることで、この複雑な味わいを生み出しているそう。
『コーヒーロール』430円 ※テイクアウト限定
「コーヒーは好きだけど、コーヒー風味のお菓子が苦手」という店主が、“自身も食べられるコーヒーケーキを”との思いで考案した『コーヒーロール』。一般的には、スポンジやクリームにコーヒーが入っていることが多いですが、同店では、コーヒーシロップを浸み込ませたココアスポンジでロールケーキを作っているので、苦味も風味も控えめなのが特徴です。ロールケーキの中にも外にも濃厚なガナッシュチョコを使い、チョコをしっかり味わえるのがポイント!大人から子どもまで食べやすい一品です。
『アニバーサリーケーキ(4号)』4,000円 ※2営業日前までに店舗で要予約。
同店ではバースデーケーキのほか、結婚式の二次会や子どもの100日記念日など、誕生日以外のお祝いごとにぴったりな『アニバーサリーケーキ』を用意しています。『アニバーサリーケーキ』は、バースデーケーキよりも高さがあり、2~4人分の4号サイズで約10cmほど。インパクトがあるので、インスタ映え間違いなしです。オーダーケーキは3〜5号の3サイズ、『ショートケーキ』(1,800円~)『チーズケーキ』(1,800円~)『チョコケーキ』(1,800円~)『アニバーサリーケーキ(4号)』(4,000円)の4種類がラインアップ。2営業日前までに直接店舗での予約が必要です。デザインは店主におまかせなので、当日までお楽しみに♪
・店内限定のカフェメニューにも注目!
『季節のフルーツとミルフィーユ』750円
イートインスペースでは、ショーケースの中のケーキは飲食不可。その代わり、店内でしか味わえないカフェ限定メニューを約5種類スタンバイしています。店主のイチオシは、注文が入ってから作り上げる『季節のフルーツとミルフィーユ』。生地の表面の飴のようなパリパリ感と香ばしさは、出来たてならではのおいしさです。間に挟んだ甘さ控えめのカスタードクリームや、周りに散りばめられた季節のフルーツとの相性も抜群。一口食べれば、ミルフィーユの概念を良い意味で覆されますよ。
『プティボヌールセット』850円 ※土曜日限定
土曜日限定の『プティボヌールセット』は、「いろんな味をちょっとずつ食べたい」「目移りして1個に絞れない」「友人や恋人とシェアを楽しみたい」という人に根強い人気の一品。ホテルのアフタヌーンティーに出てくるような小ぶりなサイズのケーキが、日替わりで3種類ほどお皿に盛られて運ばれてきます。取材日は、通年人気の『ショコラオランジュ』、ケーキ界の永遠のアイドル『イチゴのショートケーキ』、自家製レモンコンフィチュールがたっぷり入った爽やかな『タルトシトロン』がお目見え。苦手な素材やフルーツがあれば相談も可能です。『ショコラオランジュ』は、チョコスポンジでガナッシュクリームを挟み、表面をアーモンドチョコでコーティングした、パリッフワッな食感の楽しいケーキ。外はカカオ含有量が高いブラックチョコレートを使うことで、口の中で甘さとほろ苦さのバランスをちょうど良く仕上げています。
『クランペット』700円
軽めのお昼ごはんにぴったりな『クランペット』は、イギリスで昔から愛され続けているパンケーキ。パンケーキと聞くとフワフワで甘いものを想像しますが、こちらは酵母を使って膨らませるのでパンケーキと言うよりもパンに近い食感。もっちりフカフカで、食べ応えも抜群です。バターや生クリームを付けて食べるのもおいしいですが、店主の一番のおすすめは、ありったけのメープルシロップをかける食べ方。メープルシロップのコクのある甘さが、生地の素朴さに合うと共に、お互いに良さを引き立て合う最高のコンビネーションを楽しめます。
『レモンスカッシュ』450円
スイーツのお供となるドリンクにもこだわりが満載。コーヒー好きの店主が淹(い)れるコーヒーのほか、『うんしゅうミカンジュース』(430円)や『アーモンドミルク』(430円)など、ちょっぴり変わったメニューもあります。イチオシは、2~3日間かけて作ったレモンコンフィチュールをベースにした自家製レモンシロップの『レモンスカッシュ』。レモンコンフィチュールは、レモンの皮だけを使って苦味が出ないように丁寧に炊き、レモン汁を加えたらシロップが完成します。独特の苦さやえぐみが一切なく、スッキリとした甘さなので、一口で体の内側からリフレッシュされること間違いなし!暑い日だけでなく、ちょっぴり疲れている日にも効く一杯です。
・手土産やギフトにぴったりな焼き菓子も豊富
暖かな日が差し込む窓際のカウンターには、約25種類の焼き菓子がずらり。ディアマンやブールドネージュ、メレンゲなど、大きく分けて3種類のクッキーがあり、それぞれ多種多様なフレーバーを用意しています。注文は、カウンターの脇にある注文票に好きな個数を記入してレジで渡すシステム。ゆっくり個数を考えながら選べるのがうれしいですね。王道のディアマンクッキーは、なんと全部で12種類も!お客さんの声や作りたい味を追求し続けた結果、気が付けばこれだけバリエーションが増えていたんだとか。直径6cmほどと大きめのサイズで、一枚でも満足感が得られます。『バニーユ』(190円)や『アールグレイ』(195円)、『ヘーゼルナッツ』(195円)は、バターと素材の芳醇な香りを堪能できる風味豊かなフレーバー。カカオニブを練り込んだ『マーブル』(200円)や、ナッツを練り込んだ『mixナッツ』(200円)は、ほろっとした生地の中にカリッとしたアクセントが利いた食感が楽しいフレーバーです。1枚ずつ購入できますが、一部のフレーバーはお得な4枚入りがあるので、そちらもおすすめ。
『ギフトボックス』2,860円
手土産やギフトにも選ばれることが多い同店の焼き菓子は、いろんなギフトボックスをスタンバイしているので要チェック!箱詰めだけでなく、ちょっとしたプレゼントにうれしい小袋(70円~)もあります。もちろん、予算や好みに応じて内容をカスタマイズできるので、気軽に相談してみて。「幸せになってほしい」という思いを込めて、店主が技巧を凝らした「un=not」のスイーツたち。添えるだけで日常がぱっと華やいだり、食べると自然に笑顔がこぼれたり、たとえ小ぶりでも、大きな感動をくれる一品との出合いが待っているかもしれませんよ。