【淡路】カフェ「エリオント」作りたてでしか味わえないイートイン限定スイーツに注目♪
南あわじ市に2022年7月にオープンした「helianthe(エリオント)」は、同市にあるパティスリー「愛結(あいむすび)」が営むカフェ。営業日は火~木曜のみで、パティシエお手製のスイーツが自慢です。中でも看板メニューは、イートイン限定の『ブリュレ』と『ティラミス』。持ち運びが出来ない形状ややわらかさを追究した店内限定スイーツは、まさに必見です!
・「helianthe(エリオント)」
神戸淡路鳴門自動車道洲本I.C.を降りて車で5分。南あわじ市山添(やまぞえ)にカフェ「helianthe(エリオント)」が、2022年7月にオープンしました。同市にあるパティスリー「愛結(あいむすび)」の姉妹店で、1号店同様、パティシエである店主が一人で切り盛りするアットホームなお店です。看板はないので、白と茶色の壁と格子窓を目印に探してみて。「エリオントでは純粋にカフェで過ごす時間を楽しんだり、ゆっくりケーキを味わってほしい」と語る店主。その思いから、看板を掲げていないんだそう。営業日は火・水・木曜の平日3日間のみで、子連れのお客さんや年配のお客さんまで、世代を問わず親しまれています。以前カラオケ喫茶だったときの面影が少し残る、どこか懐かしい雰囲気の店内。「このレトロなインテリアがどことなく落ち着く」と、お客さんから人気があります。店主と距離が近い喫茶店風のカウンター席や、子連れやベビーカー連れでも過ごしやすいテーブル席、カップルにうれしい横並びの席など、さまざまな席を用意しています。カウンターの横にあるショーケースの中には、パティシエである店主が作った自慢のスイーツがずらり。ショートケーキやシュークリーム、プリンなど、常時5種類以上のスイーツが並びます。スイーツのテーマは「味も見た目もおいしさもシンプルに」。こたつの上のミカンのように、食卓になじむようなシンプルさを心がけているそう。子どもからお年寄りまで、だれが見てもどんなケーキでどんな味かといった想像が出来たり、見た目からおいしさが伝わるようなオーソドックスなケーキを、旬のフルーツや店主の気まぐれでいろんな味に変えて提供しています。
・シンプルを極めた自慢のスイーツ
『苺のショートケーキ』500円
レパートリーが豊富な同店のケーキメニューの中でも、定番中の定番と言えば『苺のショートケーキ』。ふわっとやわらかい自慢のスポンジケーキの間に、甘さ控えめの生クリームとイチゴをサンドした一品です。夏は徳島県産の夏イチゴ、冬から春にかけては淡路島産のイチゴを使うなど、なるべく一年中国産のものを使用しています。シンプルだからこそ、パティシエの腕が試されるショートケーキ。同店では、生クリームをあっさり目に仕上げているため、イチゴの酸味と合わさったときに生クリームのコクがぼけてしまうことから、イチゴの層にだけカスタードも忍ばせているそう。酸味と甘み、コクとキレのバランスが絶妙に保たれた、店主のこだわりが感じられる逸品です。
『モンブランショートケーキ』500円
ショートケーキはイチゴのほか、栗、生チョコ、旬のフルーツなど、さまざまなフレーバーを常時2~3種類ほどスタンバイしています。中でも通年人気があるのが『モンブランショートケーキ』。同店のモンブランは、和栗ではなくイタリア産の栗を使っているため、一年中安定して提供できるんだとか。ケーキの中にもトップにも栗をふんだんに使用していますが、あくまでもショートケーキなので生クリームがベースとなり、栗の風味が主張し過ぎていないのがポイント!一口一口が軽く、あっという間に完食してしまうかも。
『クッキーシュークリーム』180円
皮がはち切れんばかりにカスタードが詰められた『クッキーシュークリーム』は、姉妹店「愛結」をオープンする前からある売れ筋メニュー。手土産としても人気があります。一般的なクッキーシューよりも皮がやわらかく、クッキーが皮になじんでいるので、ソフトな食感とカスタードのトロトロ感をダイレクトに楽しめます。中に入っているクリームは、淡路島産の牛乳と卵を使った濃厚なカスタードに生クリームを合わせた“ディプロマットクリーム”と呼ばれるもの。ミルキーでリッチな味わいに虜(とりこ)になること間違いなしです。
・イートイン限定メニューにも注目!
『ティラミス』600円 ※イートイン限定
「“出来たてのおいしさ”と“究極の食感”を届けたい」と、イートイン限定メニューも約4種類提供しています。中でも店主のイチオシは『ティラミス』。形を保つため、マスカルポーネクリームにゼラチンなどの凝固剤を入れることが一般的ですが、同店では生クリームとマスカルポーネクリーム、クリームチーズのみ。持ち運びできないほどまったりとやわらかく、とろけるような口溶けが食べた人を魅了します。クリームと交互に重ねているスポンジにもこだわりが。香りの良いココア生地を使用し、エスプレッソをハケでさっと塗るのが“エリオント流”なんだそう。スポンジをエスプレッソに浸さないことでコーヒーの香りが強すぎず、トロトロのクリームとも絡まりやすく仕上げています。
『ブリュレ』420円 ※イートイン限定
テイクアウトで人気のプリンを、究極にトロトロに仕上げたのがこの一品。カリカリの飴にスプーンを入れると、中からとろ~り濃厚なプリンがお目見え。コクのあるプリンの甘さと飴の部分の香ばしさが互いを引き立て合い、最高のハーモニーを奏でます。出来たてでしか味わえない絶妙なレア感を、心ゆくまで味わって。
『ドリップコーヒー(HOT)』400円
至福のカフェタイムに欠かせないドリンクも、定番のコーヒーや紅茶、自家製のレモネードなど、幅広く用意しています。コーヒーは、淡路市東浦町にある自家焙煎コーヒー専門店「春藤(しゅんどう)珈琲焙煎所」の豆を使用。季節によって豆の種類を使い分け、冬季はやわらかな苦味とコクが楽しめる「コロンビア」をハンドドリップで。芳醇な香りに癒やされます。「ヒマワリ」を意味するギリシャ語由来のフランス語「helianthe」が店名になったカフェ「エリオント」。「ヒマワリが太陽に向かって花を咲かすように、この店がお客さんの笑顔を集める場所になってほしい」という思いが詰まった心温まるアットホームなお店です。心の中に笑顔を咲かせに足を運んでみては?