鉄人28号の後ろに作る「新西市民病院」、若松公園はどう変わる？事業費は100億円アップ！？意見募集してる

新しい「西市民病院」の再整備に向けて、市が基本計画を公表して、意見募集をしています。

神戸市長田区若松町6

「西市民病院」は、施設が手狭になってきたことや、一部が老朽化してきているなどの理由で、JR新長田駅前の「若松公園」内に移転・新築する予定です。再整備の方針については市民への意見を聞いたので、それをもとに作った具体的な「計画案」について、意見を求める段階です。

詳しい若松公園の現状などは、以前の記事でくわしく紹介しています。

昨年秋の段階で公表されていたイメージ図です。高さなどはまだ分かりませんが、鉄人よりは大きくなる感じ。

現在は遊具が置かれている線路側のエリアが、メインの建設地です。

病床の規模は「358床」と現在と変わりませんが、「高度治療室」が増えてより高度な水準の医療ができるようになるとのこと。

駐車場は「200台程度」で増えるのは10数台ほど。ただ「JR」や「地下鉄」の駅により近くなるので、アクセスの幅は広がりそうです。

鉄人広場は、縦長になり、現状よりは植栽が少し「商業施設」寄りに移動してる印象。

鉄人の周りにスペースができるように、工夫するのかもしれません。

今回公表された区割りでは、病院が「緑の遊び場」の方へ斜めにせり出す形。

当初の話より公園部分が狭くなるようにも見えますが、せり出した部分には、 雨天時でも子どもが遊べる「交流スペース」や「カフェ」などを作り、公園とのつながりがあるスペースになるとか。

スケジュールは、最初の頃いっていたより1年早めた「2028年度 開院」を目指し、早くできるように「設計」と「施工」を一緒の会社などに頼むようです。

一つ大きく変わった部分が、建設にかかる「事業費」です。

昨年11月の資料では「230 億円～260 億円程度」となっていましたが、今回の計画では「340億円程度」と100億円近く上がってます。

やはり理由は「建築費用の高騰」ということですが、約1.3倍。社会情勢のせいとはいえ、すごい値上がり感。

今後も抑えられるよう努力するそうですが、ウクライナ情勢も先が見えない中、最終的にいくらになるんでしょうか。

より詳しいコンセプトや特徴が、1月中旬までネットや紙資料で見ることができ、市に意見を寄せることができます。

病院を利用する人、公園を利用する人、鉄人広場のイベントに行く人…みんなに関わる場所なので、計画が決定する前に一度未来の姿を想像してみるのもいいかもしれません。

資料の閲覧場所
・神戸市民病院機構ホームページ
・神戸市ホームページ
・中央市民病院（2階ご案内カウンター）
・西市民病院（1階総合案内横）
・西神戸医療センター（2階エスカレーター横）
・神戸アイセンター病院（2階病院受付前）
・神戸市民病院機構法人本部新長田事務所（アスタくにづか4番館東棟3階）
・神戸市健康局地域医療課（市役所1号館19階）
・神戸市市政情報室（市役所1号館18階）
・神戸市各区役所まちづくり課、北須磨支所、玉津支所

意見募集期間
2022年12月1日（木）～2023年1月10日（火）

意見の提出方法
①郵送
2023年1月10日(火)必着
〒神戸市長田区久保町6丁目1番1号アスタくにづか4番館東棟3階
「神戸市民病院機構法人本部意見募集」宛
②FAX
078-647-7210
神戸市民病院機構法人本部 意見募集 宛
③メール
h_shinnishi@kcho.jp
件名に「意見募集」と記載し、メール本文にテキスト形式で入力。
※コンピュータウイルス感染防止のため、添付ファイルは使用不可
④持参
神戸市民病院機構法人本部新長田事務所
アスタくにづか4番館 東棟3階
平日8:45～12:00、13:00～17:30