TOP ローカル 兵庫 神戸電鉄が「バリアフリー化」を進めるために『運賃値上げ』をするみたい。2023年4月から「神戸高速線」を除く全線で

神戸電鉄が「バリアフリー化」を進めるために『運賃値上げ』をするみたい。2023年4月から「神戸高速線」を除く全線で

「神戸電鉄」が、2023年4月から「神戸高速線」を除く全線で『運賃値上げ』をするそうです。値上げした分の料金は、駅のバリアフリー化を進めるために使われます。

開始時期
2023年4月1日(土)予定

料金設定区間
「神戸高速線」をのぞく全線

期間
2023年度~2030年度(2031年度以降も継続予定)

料金設定額(大人)
◆定期外:10円
◆通勤定期
・1か月:380円
・3か月:1,080円または1,090円
・6か月:2,050円または2,060円
◆通学定期:設定なし
※小児は料金加算後の大人の半額(10円未満の端数は切り上げ)になります。
※鉄道駅バリアフリー料金の詳細については、改めて公式ホームページでお知らせがあります。

これまでにも「神戸電鉄」では各種バリアフリー施設の整備が進められてきましたが、今後さらにバリアフリー化を行うためには、2021~2030年度にわたって「20億円」を超える費用が必要となる見込みです。

そこでバリアフリー施設の整備を着実に推進するため、国土交通省の「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用することになったのが今回の『運賃値上げ』に繋がってます。

「鉄道駅バリアフリー料金制度」は2021年12月に、「鉄道駅のバリアフリー化により受益する全ての利用者に薄く広く負担を頂く制度」なんだそう。

これまでのバリアフリー施設の整備について

駅における主なバリアフリー施設の整備状況
「神戸電鉄」46駅(神戸高速線を除く)における、2021年度末時点の主なバリアフリー施設の整備状況は以下のとおりです。

・エレベーター、スロープ等の設置により バリアフリー化されている駅:16駅(※)中、14駅(整備率 約88%)
・車椅子使用者等対応トイレが設置されている駅:16駅(※)中、13駅(整備率 約81%) ※うち7駅にはオストメイト対応の水洗器具を設置
・内方線付き点字ブロックが設置されている駅:16駅(※)中、14駅 (32番線)
・エレベーターが設置されている駅:46駅中、15駅 (29基)
・エスカレーターが設置されている駅 46駅中、 7駅 (14基)
※バリアフリー法に基づく基本方針において、整備目標として定められている1日あたり乗降人員3,000人以上および市区町村が作成する基本構想に含まれる1日あたり乗降人員2,000人以上の駅は16駅です。

車両における主なバリアフリー化の状況
新型車両である「6000系」「6500系」では、扉の開閉予告装置や車内案内表示器を設置するとともに、車椅子スペースの拡大を図っています。
今後も新型車両の導入や既存車両の改修工事にあわせて、バリアフリー施設の導入を進めていきます。

今後の主なバリアフリー施設の整備について

スロープ新設、内方線付き点字ブロック等の整備
これまで各駅においてバリアフリー施設の整備を進めてきましたが、今後も引き続きスロープ新設、内方線付き点字ブロック、バリアフリートイレ等の整備を進めていきます。

利用の多い駅を中心にエレベーターやエスカレーターの新設・更新
現在利用の多い駅を中心に29基のエレベーター、14基のエスカレーターを設置していますが、これらのエレベーター、エスカレーターのさらなる安全性向上のため、機器の更新工事を実施するとともに、
「谷上駅 1・2番線」にエレベーターを新設し、コンコース~ホーム間のバリアフリー化の実現に向けて取り組んでいきます。

全駅において列車の運行状況を表示する案内ディスプレイを設置
列車の運行状況についてはホームページによる告知のほか、各駅において放送設備による音声での案内に努めてきましたが、すべてのお客様により安心して鉄道をご利用いただくため、列車の運行状況等を表示する案内ディスプレイを全駅の改札口付近に設置し、情報の「見える化」を推進します。
また、係員の配置されていない駅については、インターホンにより拠点駅の係員と音声でコミュニケーションが図れる仕組みを提供してきましたが、今後は筆談も可能となるインターホンへ順次更新していきます。


施設のバリアフリー化で、みんなが使いやすい駅や車両になることを期待しましょう。

◆関連リンク
・神戸電鉄 - 公式サイト

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