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宇治市を一望できる!市役所メシ〜宇治市編〜

2022.07.14

京都で働くあの人この人は、毎日どんなランチを食べて頑張っているのでしょう。そんな京都で働く人たちの気になるランチを紹介するこの企画。今回は宇治市役所の食堂へ潜入してきました。こちらは、職員でなくても一般の方でも利用できるんです。どんなランチが頂けるのか、早速、行ってみましょー!

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宇治市役所があるのは……

今回訪れた宇治市役所は、JR宇治駅から坂道を上ること約14分。高台の見晴らしの良い地に建っています。庁舎は宇治市政40周年を記念して平成4(1992)年に新築された地上8階、地下1階の建物。庁舎前に立つモニュメントは「平和の鐘-祈り-」といい、8~19時(夏期は~20時)の毎正時にベルの演奏にあわせて地球儀から人形が登場するんですって。

JR宇治駅から歩いて来ると一番近いのが北玄関。入ると目の前に広々とした吹き抜けロビーが現れ、その素晴らしさに圧倒させられます。明るくてキレイな庁舎で宇治市民の方はいいなぁ~。右手には国民健康保険課や年金医療課、市民課などなど、エスカレーターで2階に上がると保健推進課やこども福祉課など関係部署がまとまってあり、利用しやすそう。

最上階にある「宇治市役所食堂」へ

さて、本日は健康長寿部健康づくり推進課の榮愛美さん(左)と市長公室職員厚生課福利厚生係長の森川円さん(右)にご案内いただく約束をしているのでロビーで待ち合わせ。

「食堂は8階にあるのでご案内しますね」と森川さん。8階までエレベーターで一気に上がります。住民ではない、他所の地の市役所を訪れるのは新鮮でドキドキします。

8階に到着したら廊下をまっすぐ進みます。エレベーターを降りてすぐ食堂ではないのでご注意を。

食堂に到着! 訪れたのはランチタイムの混雑が過ぎた午後1時。ゆえにお客さんはチラホラです。

入口の券売機でチケットを買います。メニューを見るとA定食が490円、B定食が550円!! しかもラーメンやかき揚げ丼が360円と驚きの値段。これぞ社食の醍醐味です。

食堂内は窓が大きくて開放的! 壁側が全面窓な所もいいですね。

窓ガラスには景色の説明が。宇治市役所から比叡山や愛宕山も見えるなんて知らなかった~。

あ、席から茶畑も見えますよ。これは、なかなかの絶景です。

さて、入口でお盆と箸を取りカウンターへ。本日はA定食にすることにしました。

カウンターにはこのような掲示が(左)。利用する方の健康を考えてくださっているんですね。定食に付く小鉢(右)は毎回3種類の中から好きなものを1つ選ぶことができます。

茄子と豚肉の減塩味噌炒め

サワラのごま味噌焼き

A定食のメインは2~3種類の中から選ぶことができます。今日は「茄子と豚肉の減塩味噌炒め」「エビカツとじ」「サワラのごま味噌焼き」の3つ。これは迷う~。ちなみに定食は700~800 kcalで計算されているんですって。これならカロリーが過剰になる心配もありませんし、朝食や夕食、間食など1日のカロリー配分も考えやすくていいですね。

エビカツとじ

サクサクに揚がっていて美味しそう!  お昼の混雑時が過ぎていても、もちろんアツアツで温かいものを出してくださいます。

もちろんお茶は宇治茶です。

気になるランチのお味は?

森川さんのイチオシは。取材用に特別に作っていただいた「チキン南蛮」。職員さんの人気ナンバー1のメニューなんですって。

「出てたら絶対、選びますね」と森川さん。「お肉が柔らかくて食べ応えもあります。ソースにはマヨネーズとピクルスが入っているのかな? このソースも美味しいんです」。ちなみに「豚しゃぶ」も人気だそうですよ。

一方、榮さんが選んだのは「茄子と豚肉の減塩味噌炒め」。定食に付く味噌汁は塩分控えめで1gしか入っていないそうです。

「ピーマンやゴーヤ、キャベツなど夏野菜がたっぷり食べられるのが嬉しいんです」。そう、宇治市役所食堂の魅力は減塩で野菜がたっぷり食べられること。家ではなかなか沢山の野菜が摂取できないという方にもピッタリですね。

月に1回、宇治市オリジナルの「適塩ランチ」ってどんなもの?

1週間のメニュー

通常ですとB定食は冷やし中華や親子丼など麺や丼ものがメインなのですが、毎月3日は地元の食材を使った「京やましろ産 ごちそうさんの日」、6日は「オム(06)の日」で、ふわとろオムレツが登場。そして19日は「適塩ランチ」が提供されます(曜日の関係で前後する場合あり)。
この「適塩ランチ」は宇治市のオリジナル。宇治市では高血圧関連の病気による医療費が高くなっていることから、平成29(2017)年より榮さんが所属する健康づくり推進課が、自分の身体に適した量の塩を取る「適塩」運動を進めているのだそうです。

こちらが6月の「適塩ランチ」。豪華~!  適塩ときいて、なんだか味気ない質素なランチをイメージしていたのですが(失礼)、ごめんなさい。
メニューは胸肉を使ってカロリーを抑え、酢で味付けした揚鶏ピクルスソースかけ、雑穀米とミックスビーンズの彩りサラダ、小松菜と切干大根のお浸し、麦ごはん、味噌汁。こんなにも華やかなランチなのに1食分の塩分摂取量は1.8g、カロリーは638kcalだなんて驚きです(ちなみにラーメンの塩分量は通常7~8g)。

こんなにも塩分控えめなのに、どうやって美味しく作っているのでしょうか。メニューを考案している株式会社 典座の佐藤陽介社長にお伺いすると、出汁や七味唐辛子、酢などを使い、醤油や塩を多用しなくても満足度を上げるように工夫しているのだそうです。

宇治市役所1階にある健康づくり推進課では、宇治市役所食堂のように酢やスパイス、隠し味に豆乳などを使った「適塩のコツ」や「適塩レシピ集」が配布されています。これは欲しいかも!

宇治市のHPからPDFをダウンロードすることもできますよ。
適塩のコツ集       適塩レシピ集 

さて、宇治市役所の職員さんが食べているランチはいかがでしたでしょうか。一般の方も入れるので、散歩の際に立ち寄ってランチを食べる宇治市民も多いそうですよ。眺めも最高ですし、なによりカロリーと塩分控えめなのも嬉しいところ。観光客の皆さんも、宇治観光の折のランチに、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

■■INFORMATION■■
宇治市役所食堂
京都府宇治市宇治琵琶33 8階
営業時間 11:30~13:45
休 土・日曜、祝日

 

 

 

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