関西をもっと楽しむライフスタイルマガジン
城陽市・井手町・木津川市にまたがる「山背(やましろ)古道」の木津川市エリアをウォーク。JR奈良線沿いの自然豊かな古道に点在する歴史ある社寺や史跡と美味を訪ね歩いた。
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【歩行距離:約11.5km】
❶ 木色(kiiro)
❷安福寺
❸ 泉橋寺の石造 地蔵菩薩坐像
❹ 福寿園茶問屋ストリート (上狛茶問屋街)
❺ 椿井大塚山古墳
❻ クラフトビール醸造所 「ことことビール」
❼ 涌出宮
❽ 古民家カフェ 蟹印
❾ 蟹満寺
JR木津駅
【山背古道】自然豊かな南山城地域の木津川市から井手町を抜けて城陽市へ至る古道。奈良と京都を結ぶ古道を基に、平成7年、約25㎞にわたる散策道として道筋が定められた。田畑や竹林などの自然や街道の面影が残る古い町並み、歴史ある社寺など、沿道には見どころ満載。
国産小麦100%、オーガニックのナッツやドライフルーツを使い、素材そのもののおいしさを生かしたパンが人気。食パンやハード系から食事パン、スイーツ系まで種類豊富。
本尊「阿弥陀如来坐像」は、南都焼き討ちの罪により木津川河原で処刑された平重衡の引導仏。境内に重衡の墓と伝わる十三重石塔、近くに重衡ゆかりの「首洗池」や「不成柿」がある。
【「不成柿」と「首洗池」(左手)】重衡供養のために植えたが実が成らなかったという。”実がなると戦争が起こる”といわれ、世界のどこかで戦争が起きている昨今、残念ながら毎年たわわに実っているとか。
泉川(木津川)に橋を架けた行基創建の寺。お堂は応仁の乱の戦火に遭い、石仏も損傷したが江戸時代に復元された。高さ約5mで石地蔵としては日本最大級の大きさ。
江戸時代からお茶の栽培と製造が盛んだった山城地域。この地で集荷・加工し神戸へ出荷、世界に輸出された。伝統的な木造家屋の茶問屋が立ち並ぶ。資料館の見学やおいしい玉露の淹れ方体験で、ほっと一息の時間を。
全国屈指の大きさの前方後円墳。出土した30数枚の三角縁神獣鏡は、”卑弥呼の鏡”といわれ、「邪馬台国畿内説」の根拠とされる。頂のすぐ西沿いをJR奈良線が走る。
京都・奈良、2つの古都で「ことこと」。奈良の酒蔵で培った経験を活かし、自然が豊かで水がおいしいこの地で醸造開始。クラフトビールの魅力を発信中。・麦汁の旨みたっぷり『プレジャー』500㎖ 2,500円(限定510本/左)・『トレジャー』900円(中央) ・『京都女子大学セット』各330㎖ 3,000円
創建は766年と伝わり、境内全域が弥生時代の集落跡という有形・無形文化財の宝庫。雨をもたらす神を祀り、毎年2月の第3土・日曜に行われる天下の奇祭「居籠祭」(いごもりまつり/国の重要無形民俗文化財)で知られる。
上品な甘みのおはぎや季節の和菓子が人気の古民家カフェ。夏期の「かき氷」にはそのおはぎの小粒が付くのがうれしい。落ち着いた調度の空間で、旅の疲れ癒やしタイム♪
白鳳期創建。かつては奈良の薬師寺と同規模の金堂を持つ寺院だったという。『今昔物語集』に出てくる”蟹の恩返し”の縁起や丈六の古代金銅仏・釈迦如来坐像(国宝)で有名。・御朱印 300円・御守 500円・根付 500円
蟹満寺からJR棚倉駅へは約15分だが、足を延ばして玉水駅へ。道中には竹の素敵な道や玉川散策道が。夏は葉桜、春は満開の桜堤。
JR玉水駅
木津川市役所でGET!【お役立ちMAPいろいろ】●山背古道 ガイドマップ(お気楽途中下車)●山背古道 ウォーキング マップ●山背古道探検マップ●山背古道探検ガイドブック●アプリ「山背古道」
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