ハーバーランドで『国土強靭化対策工事』が行われてる。南海トラフ地震などの津波対策
ハーバーランドの「煉瓦倉庫」の近くで、もしもの津波に耐えられるように防潮施設の工事が行われてます。
神戸市中央区東川崎町1-5
工事が行われているのは、ハーバーランドの白い「はねっこ橋」の近く。
手前に見えている背の高いビルが「神戸新聞社」横のマンションで、奥に見えているのは「湊小学校」。
西側を向くと「煉瓦倉庫」が見えます。ビルの合間から「umie(ウミエ)」もチラリ。
高層マンションで隠れてますが、奥は「観覧車」や「アンパンマンミュージアム」がある方向です。
手前のクレーン車などは、一時的に工事の資材を置く準備をしているだけで、主な工事は「煉瓦倉庫」側とのこと。
写真左のマンション近くに、奥に見える「駐車場」より50センチほど高い「防潮施設」を作るというこの工事。
完成すると、景観に溶け込むような小高いスペースとなるとのこと。工事名が「国土強靭化」なので、物々しく大きな壁でもできるのかと思ったら早とちりでした。
南海トラフ地震の津波被害などを抑える「国土強靭化対策工事」は、2016年頃からスタート。ハーバーランドの「防潮施設」もいろいろと改良されてきたそう。
3月には、神戸市の港で初導入という最新型の「防潮堤」が、今回の工事現場のすぐ横に設置されてます。
東日本大震災などを受けて開発されたもので、海側の溝から水を引き込むことで勝手に「壁」が立ち上がる仕組み。
いざという時に、防潮堤を作動させる人員がいらない画期的なものです。
昨年秋には、中突堤で「防潮鉄扉」を「遠隔操作」できるようにする工事が行われました。
いつ襲ってくるか分からない災害、個人の備えはもちろん大切ですが、街が備えてくれていると分かると心強い気がします。
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