関西をもっと楽しむライフスタイルマガジン
柳生新陰流で有名な剣豪・柳生一族が暮らした里には彼らの足跡が残る。
柳生氏にまつわる伝説と柳生地域のパワースポットを巡る。
柳生宗矩が1642年に建てた陣屋跡。1747年に全焼し、仮建築のまま明治時代に取り壊された。現在は桜の名所で知られる。
柳生藩家老・小山田氏の屋敷で、石垣は江戸後期のもの。昭和30年代からは小説家・山岡荘八が所有し、大河ドラマにもなった『春の坂道』の構想が練られたそう。
1654年、柳生宗冬が大保八坂神社の祭神・素戔嗚尊の分霊を勧請し社殿を造営。拝殿は天乃石立神社の能舞台を移したものといわれている。
柳生家の菩提寺として1638年に建立。本尊阿弥陀如来の左右に柳生宗矩像、開山の沢庵和尚像を安置する。高台に立地し、柳生の里を一望できる。
柳生十兵衛がのべ約1万人の弟子を鍛えたとする正木坂道場の名を受け継ぐ道場。旧奈良地方裁判所や京都所司代の一部を移築して建立した。映画『るろうに剣心』のロケ地。
手力雄命が天岩戸を引き開けた時に力余って飛ばしてしまった扉といわれる巨石をご神体とする神社。柳生家の修練の場でもあった。
柳生石舟斎が修行中、天狗を一刀で斬り捨てたところ、巨石を2つに割っていたという伝説から「一刀石」と呼ばれる。アニメ『鬼滅の刃』に似たシーンがあることで話題に。
阿弥陀如来と地蔵菩薩が彫られた石仏。阿弥陀様には流行病よけのご利益、地蔵様には豆腐を供えると子が授かるといわれている。
『延喜式』にみられる古社で、水の神、祈雨の神として信仰される。摂社・立磐神社の社伝は1747年に春日大社本殿第4殿を移したもの(春日移し)。
仏師・運慶が20代の頃の傑作として知られる大日如来像や、鎌倉時代の春日移しともいわれる春日堂・白山堂など多くの国宝・重文を有する、平安中期創建の古刹。
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