やめてよかった!プロに聞いた「使いづらいNG収納」10選
食器や便利グッズで溢れるキッチンや、日用品が集まる洗面所はどうしてもごちゃつきがちに。上手に収納しようとしても、消耗品が多いと整理収納のルール化も難しいですよね。
そこで今回は、整理収納アドバイザーのnonさんが教えるNG収納をご紹介します。使いづらくなる収納場所や方法をなくして、少しでも快適なおうちを目指しましょう!
■使いやすさが全然違う!? 「キッチン棚」のNG収納4つ
■ごちゃつきが少しスッキリするかも!「洗面所」のNG収納3つ
■逆に使いづらいかも!? 「玄関」のNG収納3つ
■1:使いやすさが全然違う!? 「キッチン棚」のNG収納
NG1:場所が決まっていない
食器やカトラリー、調理道具など食器棚には収納しているけれど、毎回空いた場所にしまっている……なんてことはありませんか?
家族みんなが使う食器棚。毎回違う場所にしまうと、使いたいときにどこにあるのか分からず、さっと出せずストレスに。
場所が決まっていれば、聞かれたときにさっと場所を答えられますし、家族に配膳や片づけを手伝ってもらいやすくなります。
しまう場所は、毎日使うものほど出し入れのしやすい“目から腰の間の高さ”がおすすめです。大人と子どもでは出し入れのしやすい高さが違います。子どもにお手伝いしてもらいたいなら、少し低めの場所に定位置を決めるといいでしょう。
NG2:高い位置に重いものを置く
先ほど、出し入れのしやすい高さは目から腰の間と書きましたが、逆に目より上や腰より下は出し入れがしづらい場所です。特に高い位置は目で確認できませんし、踏み台が必要になることもあります。割れるものや重いもの、大きいものは万が一落としてしまったとき怪我をする危険性も。
高い位置に置くものは、落ちてきたときに危険のないものをしまいましょう。
整理収納アドバイザーのnonさんは高い場所に収納するとき、取っ手付きの収納ケースを使用しているそう。引っ張るだけで簡単に取り出せるようになるので便利なんだとか!
NG3:ものを重ねすぎる
収納スペースとの兼ね合いで、重ねて収納することが多い食器。ただ、重ねてしまうと、下のほうにある食器を使う場合に、上に積んだ食器をいったん動かす手間がかかりますよね。結局上にある食器ばかりを使っている……なんてことも。
重ねすぎを解消するのにおすすめなのが、コの字の仕切り板。または、ファイルボックスや100均でも買えるお皿スタンドなどを利用して立てて収納するのも便利です。種類の違うお皿を重ねるのは2種類だけ……など、ルールを決めておくのもいいですね。
また、ドリップコーヒーやお茶パックなど、こまごましがちなものはハンカチスタンドで立てて収納すると取り出しやすいですよ。奥のものも立てることでグッと取り出しやすくなるので、一度収納の仕方を見直してみるのもいいでしょう。
NG4:ものを詰め込みすぎる
棚の中がぎゅうぎゅうで奥に何があるのかわからない場合は詰め込みすぎかもしれません。
収納スペースと収納したいもののバランスを見直すことも大切です。
もう何年も使っていない調理器具、家族の人数の割に多すぎる食器、引き出物でいただいたけれど一度も使っていないワイングラスはありませんか? 過去でも未来でもなく「今」の暮らしで使いやすい収納を目指しましょう。
■2:ごちゃつきが少しスッキリするかも!「洗面所」のNG収納
NG1:アクション数の多い収納を採用する
朝の身支度やお風呂上がり、洗濯時など……洗面所を利用するときってバタバタ慌ただしいことが多いですよね。
洗面所での行動がなるべくシンプルでスムーズに済ませられるように、収納するためのアクション数は少ないほうがいいです。
例えば、洗面台の鏡裏スペースにふた付きの収納グッズを重ねて収納している場合、上の箱の中身を出そうとすると、
(1)扉を開ける
(2)ふたを開ける
(3)中身を出す
アクション数は3です。
下の箱の中身を出そうとすると、
(1)扉を開ける
(2)上の箱をどかす
(3)下の箱のふたを開ける
(4)中身を出す
アクション数は4です。
当然ですがアクション数が少なければ少ないほど、出し入れは楽ですよね。なので、グッズは重ねずに収納し、さらにはふたのないものを選んだほうがアクション数は減ります。
ちなみにnonさんは、1日2~3回使用する歯ブラシと歯磨き粉は出しっぱなしにしているそう。扉の裏側に収納するよりも通気性がよく、衛生面でもおすすめです。
他にもティッシュや綿棒、ブラシ、スキンケアグッズも出しっぱなしなんだとか! よく使うものはあえて出しておくことが、使いやすさにつながってくるそう。全部収納しないとダメ!という考え方はやめてみるといいかもしれません。
NG2:中身が見えない状態で収納する
洗面所には、シャンプーやトリートメント、ボディーソープ、整髪料、洗濯洗剤、掃除用の洗剤などたくさんの消耗品をストック収納している人が多いと思います。
種類が多く、カラフルなパッケージも多いので、見た目をスッキリさせようと、中身が見えない収納ボックスを使っている人もいるかもしれませんが、片づけが苦手な人や家族にも家事を手伝ってほしい人にはおすすめできません。
買いすぎや買い忘れを防ぎたい、家族にも手伝ってもらいたいのなら、ひと目でわかる収納が取り入れましょう!
そこで、中身が見える透明、もしくは半透明の収納ボックスを使えば、わざわざ確認しなくても何となくストック数が把握できます。また、家族もどこに何があるか一目でわかるので、お手伝いや協力がしやすくなりますよ。
NG3:湿度に弱い収納グッズを使う
洗面所は水を使う場所なので、湿度が高くなることもあります。なので、紙製や布製の収納グッズはカビの原因になる場合も。
水に強く、濡れたときに洗えるプラスチックや陶器、ガラスなどの収納グッズがおすすめです。
特に、コスメ類を布製ポーチのまま収納している人も多いので要注意!
■3:逆に使いづらいかも!? 「玄関」のNG収納
NG1:出しっぱなし
玄関に外遊びグッズ、キャンプ道具、部活の道具、掃除道具などが出しっぱなしになっていませんか? 普段履かない靴が出しっぱなしになっていませんか?
出しっぱなしは見た目が悪いだけでなく、緊急時にスムーズに避難ができず、最悪、命に関わる可能性がなくはありません。
それを踏まえた上であえて出しっぱなしにするのはOKです。
道具類は決めた場所に置く、靴は一人一足まで出しっぱなしOKなど、ルールを決めるのがおすすめです。
NG2:場所が決まっていない
出しっぱなしになる理由のひとつに、収納する場所が決まっていないということがあります。
靴はもちろんですが、大きな道具から小さな雑貨まで、一度すべてのものの場所を決めましょう。
場所を決める時には、“使う頻度”、“使う人が出し入れしやすい高さ”の2つをポイントにしてください。
出し入れしやすい場所にはよく使うものを、出し入れしづらい場所にはオフシーズンものをしまいます。
小さな子どもがいる場合は、靴をしまう場所を手の届く高さにしてあげると、自分でしまえるようになりますよ。
スペースに入らない場合は、本当に玄関に収納するべきものか、処分できるものはないかをあらためて見直してみてください。
NG3:ものを詰め込みすぎる
収納スペースに対してしまうものが多い場合、収納グッズを駆使してみたり、隙間がないほど無理やり詰め込んでいるケースを見ることがあります。詰め込みすぎると出し入れが面倒になってしまいます。
理想は8割収納ですが、難しい場合は10割収納でもOKです。場所を決めておけば、ストレスなく出し入れができます。
ギュウギュウに詰め込まれたものの中に、もう何年も使っていないものはありませんか? 履くと痛い靴、サイズの合わない靴、何年も履いていない靴……。
今後、履く機会を想像ができない場合は、思い切って手放しましょう。
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何気なくやってしまっていた収納方法もあったはず。さっそくキッチン・洗面台の収納場所や方法を見直して、使いやすいスペースを目指していきましょう!(文/non・編集/anna編集部)
【画像】
※ non
※ New Africa/Shutterstock
この記事は2021年9月22日(水)に配信し、11月29日(月)に再編集しています。
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