リニューアル「休館」直前の「ポートタワー」を見てきた。連絡ブリッジの「取り壊し工事」は、ほぼ完了
リニューアル「休館」を控えた「ポートタワー」の様子を見てきました。先んじた「連絡ブリッジ」の「取り壊し工事」は終盤に。
神戸市中央区波止場町5-5
「ポートタワー」は、2021年9月26日をもっていったん「休館」し、耐震改修やエレベーター更新・テラスなどの新設工事を行い、「2023年度※見込み」に再開する計画になってます。
休館まではあと2週間ほどありますが、「ポートタワー」の3階と「中突堤中央ビル」とをつなぐ「連絡ブリッジ」の取り壊し工事が先に行われてます。
グレーの工事用の布で塞がれているのが「連絡ブリッジ」の跡です。
この工事の説明書きには「8月末まで」と書かれていたので、もうほぼ終わったかんじ。
ポートタワーの中から見ると、「自動ドア」は残ってますが、向こう側は見えない状態になってました。
ポートタワー3階(無料ゾーン)では、建設中の頃から歴史を振り返る「写真展」が休館ギリギリまで行われてます。
1963年(昭和38)開業当時の神戸港を映した写真。
「港の景色が一望できるよう」に中突堤(埠頭)に建設されたわけですが、今あるものがないのにお気づきでしょうか?
「メリケンパーク」と観光船の乗り場「中突堤中央ターミナル」がまだありません。
ポートタワー開業後、1980年代に東岸「メリケンパーク」、1990年代に西岸「中突堤中央ターミナル」が造成のため埋め立てられて今のかたちになったそうです。
写真のまだ埋め立てらていないメリケンパークの辺り停泊しているのは「艀(はしけ)」で、大きな船と岸壁との間の貨物の移動などをしていた船。
今は観光スポットなポートタワー周辺も、開業当時は、港として大活躍していたことが分かる写真です。
昭和40年代のパンフレット写真。昔から変わらずこの姿だったんだなぁ…と時代を感じさせます。
内側の壁にはこれまでの歩みが、けっこう事細かに展示されてます。全部読むのは大変ですが、自分の想い出のある時代を見てみるのは面白いかもしれません。
ちなみに、開業1周年の記念日には先着10名になぜか「地球儀」がプレゼントされ、朝5時から並んだ人が一番乗りだったみたい。
リニューアルを終えた2年後には、「低層部4階」に「テラス」が新設される予定です。ここも無料ゾーンであってほしい。
どんな景色が見えるのか?こちらは現在の「3階」からの眺めなので、もうちょい上からです。
イメージ図では、南東ゾーンにテラス席が設けられていて、ぎりぎりモザイクが見えるか?というくらいになるかもしれません。
2年ほど立ち入れなくなるポートタワー。リニューアル後も楽しみですが、リニューアル中に完全に覆われてしまうのか?なども気になるので、今後の変化に注目していきたいと思います。
◆関連リンク
・Kobe Vision – 公式サイト