TOP 旅とおでかけ 大自然にある秘密基地!奈良の山奥にある「子どもと行きたい」おでかけスポット

大自然にある秘密基地!奈良の山奥にある「子どもと行きたい」おでかけスポット

2021.09.22

北方領土を除くと日本一面積が広い村である“十津川村(とつかわむら)”は、奈良県の最南端にあり、 村の96%(大阪市の約3倍)が森林です。十津川村といえば、日本一長い吊り橋『谷瀬の吊り橋』や、世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産である『玉置神社』や『熊野参詣道・小辺路(こへち)』があります。また、温泉地としても人気の村で、2004年6月には全国で初めて村内の温泉の“100%源泉かけ流し宣言”を発表しました。

そんな十津川村に2020年4月、“山奥で過ごす、大人の遊び場”をテーマにした『空中の村』がオープンしました。子どもと大自然の中一緒に楽しめるレクリエーション施設なので、休日のおでかけ候補におすすめです。

■フランス発祥のレクリエーション施設

画像:東ポチ

国道168号線から国道425号線に入り、東へ車で約20分走った場所に『空中の村』はあります。なお、国道425号線は車道が狭い区間が多いので、運転には注意してください。

また、雨天の場合は休業しているので、天候が怪しい日は事前に電話で確認することをおすすめします。

駐車場に車を停めたら、建物の中で受付をしましょう!

画像:東ポチ

受付を済ませたら、注意事項を聞いてから『空中の村』に入ります。園内は食べ物などの持ち込みはOKですが、外から持ち込んだゴミは持って帰りましょう。

なんと時間制限はなし! 閉園時間まで滞在できます。なお、トイレは受付の建物内と駐車場にしかないので、先に済ませておいてくださいね。

画像:東ポチ

『空中の村』にある木々の間には、フランスの技術が使われて作られた網の吊り橋や、木製のプラットフォームなどが設置されています。対象年齢は3~100歳とされており、大人から子どもまで楽しめるレクリエーション施設です。

※中学生以下は保護者の同伴が必要です

画像:東ポチ

網で作られた『ぐねぐね橋』。ネットの上で空中散歩が楽しめます。

画像:東ポチ

網は丈夫なので落ちる心配はありませんが、鍵などの小物は落とさないように注意しましょう……!

画像:東ポチ

橋を渡った先には、景色が見渡せるプラットフォームが設置されています。

■無人販売所でお菓子やジュースが買える

画像:東ポチ

冷蔵庫の中の飲料は、1つだけ無料でいただくことも! ちなみに、追加料金を支払えば、何本でもいただけますよ。

ほかにもお菓子類が無人販売されています。お金を入れる箱がありますが、お釣りが出ないように入れる必要があるので、あらかじめ小銭を準備しておくことをおすすめします。

画像:東ポチ

筆者は無人販売されていたクッキー(ごぼう味)と、輸入菓子である梨のチップスを購入。用意されていたティーパックとお湯で、ダージリンをいただきました。

画像:東ポチ

この『空中の村』は、「手入れがされずに衰退する一方だった森林を有効活用したい」との考えから生まれたそう。

画像:東ポチ

ピクニックエリアで休憩です。無人販売所で購入したお菓子やジュースをいただくのもよし、持参したお弁当を楽しむのもよし!

■網の上で読書やお昼寝も!?

画像:東ポチ

網の上を歩くと……

画像:東ポチ

血液循環の増加・バランスの調整と改善・関節と骨の強化・ダイエット・ストレッチ効果・ストレス改善などの効果が期待できるようです。

画像:東ポチ

図書コーナーでは、網の上で読書を楽しむこともできます。もちろん持参した本を読むのもOK!

画像:東ポチ

網の上では子どもたちが大はしゃぎしていました。

画像:東ポチ

筆者の場合、開園時間の9時に到着したのですが、その時点では筆者以外にお客さんがおらず貸切状態でした。正午前頃からお客さんが次々とやってくるので、お客さんが少ない午前中が最もおすすめです。

画像:東ポチ

早朝に家を出発したので、私はここでお昼寝をしました。このときはまだ8月で気温が高い日でしたが、木陰にいると爽やかな風が吹いて気持ち良かったです。

画像:東ポチ

自然の中なので、季節によっては虫も多く出現します。この日は気になるほど虫は多くありませんでしたが、虫が苦手な人は虫よけスプレーなどを持参したほうがいいかもしれません。

■ほかにも楽しい仕掛けがいっぱい!

画像:東ポチ

空中散歩を楽しむ子どもたち。

画像:東ポチ

『空中の村』からは十津川村の広大な山々を見ることもできます。

画像:東ポチ

リモートワーク用のスペースも設置されています。自然の風景を楽しみながら仕事すると、いつも違った発想が思い浮かびそうですね。Wi-fiスポットが完備されているので、インターネットも利用できます。

画像:東ポチ

こちらは空中ベッド。ゆらゆらと揺られながらお昼寝することも。

画像:東ポチ

こちらはハンモックとテントを合体させた空中テント。テントの中で、浮遊感と開放感を楽しみながら、秘密基地キャンプを体験できます。

<施設詳細>
空中の村
住所:奈良県吉野郡十津川村小川112(21世紀の森・紀伊半島森林植物公園内)
電話番号:0746-62-0567
営業時間:9:00~17:00(最終受付16:00まで)※3月1日~11月30日
定休日:火曜日 ※雨天・8月20日の慰霊祭は閉園
料金:
【平日】大人:2,000円/中学生以下:1,500円(各税込)
【土日祝】大人:2,500円/中学生以下:2,000円(各税込)
【お得な年間パス】大人:9,000円/中学生以下:7,000円(各税込)

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家族全員で楽しめるおでかけスポット『空中の村』。大自然の中、リラックスしながら楽しんでみるのもいいですね。(取材・文/東ポチ)

【画像】
※ 東ポチ
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