中突堤に、徳川の巨船『御座船 (ござぶね)安宅丸(あたけまる)』が登場。遊覧船としての運行を計画中みたい
ハーバーランドの中突堤に、和風な船が停まってました。神戸で遊覧船としての運航を計画しているそうです。
神戸市中央区波止場町7-1
『御座船 安宅丸(ござぶね あたけまる)』が停まっているのは、ハーバーランドの中突堤の「神戸ベイクルーズ」の乗り場のあたり。「ポートタワー」や「メリケンパーク」はすぐそこです。
ポートタワーと和風の船との2Sの違和感。道行く人もなにこの船?って足を止めてました。
西を向くと、「umie(ウミエ)」や「モザイク」が見えます。お隣の船は、去年秋に登場した「boh boh KOBE号」。
『御座船 安宅丸』は、2011年から東京湾を周遊するエンターテイメント付きクルーズ船として運航していた船で、2021年5月末で運航を終了して神戸にやってきました。
「御座船」とは、天皇や将軍、大名などの乗る豪華な船のことで、「安宅丸」は江戸幕府3代将軍 徳川家光公が命じて造らせた「伝説の巨船」の名です。
船の大きさ
総トン数 486t
全長 49.7m 幅 10.2m
最大定員 508名
東京では、「ディナー」を食べたり「ショー」を観劇したりしながらのクルージングが国内外のお客さんに喜ばれてたみたい。
この船は、1988年の「瀬戸大橋博覧会」用の「走るパビリオン」として建造、2017年に工業デザイナーの水戸岡鋭治さんよってリニューアルされてます。
水戸岡さんといえば、九州の豪華列車「ななつ星」などで有名なデザイナー、中が見てみたくなります。
「国際両備フェリー株式会社」に聞いたところ、いま神戸での運航を計画していて、申請やらいろいろやってる段階とのこと。
上手くいけば、「神戸ベイクルーズ」が運航している船と入れ替わる形で神戸デビューすることになるそうです。
早ければ今年の夏くらい?とも。
神戸の港で異彩を放つ船の今後が、気になります。
◆関連リンク
・両備ホールディングス株式会社 – 公式サイト
・神戸ベイクルーズ – 公式サイト