緊急事態宣言は「再」延長?完全解除は厳しい状況で月末判断予定
現在10都道府県を対象に発出されている緊急事態宣言ですが、5月末期限の兵庫県を含む9都道府県について期限を延長する方向で調整に入ったようです。
感染状況の改善が不十分であり、解除は難しいとの意見が出ているとのこと。延長された場合、5月23日(日)に緊急事態宣言の対象に加えられた沖縄県の期限である6月20日(日)までにそろえる案が濃厚だと思われます。またそれより1週間短い6月13日(日)までとする案も出ているようです。
一方で、緊急事態宣言とまん延防止等重点措置でとれる対策が大差ないことから、重点措置に移行すべきだとの意見もあるようで、これも選択肢に入れながら検討されることになりそうです。判断はやはり期限ぎりぎりの5月末になりそう。
いずれにせよ、飲食店での酒類提供停止や大型施設の時短営業は続きそうですね。
神戸市で国が示すステージの指標の5つについて、5月23日(日)時点で「③PCR陽性率(週間)」「⑤感染経路不明割合(週間)」は多少基準を下回るものの、他の指標についてはすべて「ステージ4:感染爆発段階」に該当し、「爆発的な感染拡大が起き医療提供体制が機能不全」という評価です。
国が示すステージの指標
①医療のひっ迫具合
②療養者数(人口10万人あたり)
③PCR陽性率(週間)
④新規陽性者数(週間/人口10万人あたり)
⑤感染経路不明割合(週間)
まだまだ入院できない患者が多くいる状況で、10代・20代の若い世代の感染者も発生しています。重症化率が高いと言われている変異株による感染も状況を同じくして確認されており、油断できない状況となっています。
また、これに加えてワクチン接種の進捗も検討材料になると思われます。神戸市でも大規模接種会場の設置が行われていますが、接種完了にはまだ時間がかかりそうです。
引き続き、基本的な感染対策に加えて、外出・移動の自粛、出勤者の7割削減などの対策への協力が求められる見込みとなっています。
◆関連リンク
・新型コロナウイルス感染症対策 – 内閣官房
・市内での新型コロナウイルス感染症患者の発生状況について – 神戸市