値上がり前の今がチャンス！プロが教える「保険の見直し」

「保険に入らないと家を借りられない・購入できないから」となんとなく加入している『火災保険』。更新の時期が来ても、そのまま同じ保険を継続している方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、2020年9月29日（火）に放送された読売テレビ『朝生ワイド す・またん！』の大人気コーナー『まるトクZIP！』より、お金のプロがやさしく解説する“火災保険の見直しポイント”をご紹介します。

■保険の見直しは今がチャンス！【上昇傾向】の保険料

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

今回『火災保険』について教えてくれるのは、ファイナンシャル・プランナー・前野彩さん。お金に関する本を複数出版されているお金のプロです。

年々災害が増えている今、保険料は上昇傾向。近畿は特に災害が多く、築15年以上の建物は来年値上げの予定があるのだとか。『火災保険』の見直しは、値上がり前の今がチャンスです。

■建物だけ？家財も必要？火災保険の対象をチェック！

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

『火災保険』の保険料は、建物の種類や面積、どんな補償を付けるかで大きく変わってきます。火災保険の対象には、建物と家財があり、建物は建物本体以外にも門や塀、物置や車庫が含まれます。

家財には家具や家電製品、衣類等が対象に。「建物の補償だけ欲しい」や「建物と家財両方の補償が欲しい」等、自分で必要な補償を選ぶことが大切です。

一見関係なさそうな賃貸暮らしの方にも火災保険は関わってきます。家財の補償は自分で備え、もしものときに大家さんに弁償する特約を付ける必要が。一度契約書を確認してみてくださいね。

■相手の過失でも自分で補償!? 火災保険の必要性

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

隣家が「うっかり」した原因で火災を起こし、自分自身の家まで火災の被害にあった場合、火災原因の隣家で補償してもらえると思いがち。しかし、実際は自分で補償する必要があるのはご存知でしょうか？

寝たばこ等の「これは火災になると分かるだろう」という場合を除き、「ストーブを倒してしまった」等のうっかりであれば損害賠償責任を負わなくていいと法律で決まっているのです。「私は火災を起こさない」と思っていても、自分の家は自分で守らなければいけません。

■台風・地震の補償はオプション加入！ぴったりのものをチョイスして

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

火災保険の対象範囲は、火災のときだけだと思いがち。しかし、実際は自然災害による被害の補償も火災保険で行われています。火災保険の基本補償は火災・落雷・破裂・爆発が起きたときの補償。

他の災害による補償はオプションとなります。もちろん、その分保険料もアップ。しかし、安易に「オプション無し」を選ぶことはおすすめできません。事実、火事より水災原因の方が火災保険を使われる件数が多いのです。

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

台風や大雨による床上浸水は水災に分類されます。一見関連なさそうな土砂崩れは水が原因で起こるため水災の扱いに。また、台風等の突風により瓦が飛んできた場合は、風災の分類となります。

『地震保険』は火災保険とセットで加入しますが、地震による津波被害は水災ではなく地震保険の対象となります。それぞれ住んでいる場所をハザードマップでチェックし、必要な補償を選んでいくことが大切です。

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

川の近くに住んでいなくても、安心していてはいけません。ハザードマップで『内水氾濫』を確認してください。ニュースでマンホールの蓋が水圧で浮いているのを見かけることがありますが、それも内水氾濫。下水道や排水路が水をさばききれなくなり、溢れだしてしまう状況のことです。

火災保険の『家財保険』は災害以外にも使用できます。自転車が盗まれた場合は家財の盗難、テレビを倒して壊してしまった場合は家財の破損・汚損で補償されます。ぜひ確認してみてくださいね。

■保険料を“少しでも安く”する2つのポイント

画像：読売テレビ『朝生ワイドす・またん！』

火災保険の契約は1年単位で行われます。長期契約であれば、その間に保険料が値上がりしても低い金額のままでOK。一括払いで更にお得になります。すでに契約済みで現在の補償内容を知りたい場合は、保険会社に問い合わせてみましょう。

災害が多い今だからこそ、火災保険を見直して安心とお得をダブルで手に入れてくださいね！（文／ikeari）

【画像・参考】
※ 『朝生ワイドす・またん！』（月曜～金曜朝5時20分～）

この記事は放送時点での情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。

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