姫セン、天王寺動物園…普段は見られない「兵庫・大阪の人気スポットの裏側」
新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、お出かけできない日々が続いていますよね。
今回は、これまでannaでご紹介してきた、兵庫・大阪にある人気動物園の裏側をご紹介。またお出かけできるようになったときに注目してほしいポイントがたくさん! ぜひチェックしてくださいね。
■1:『サファリリゾート 姫路セントラルパーク』(兵庫県)
「姫セン、ゴーゴー」でお馴染みの『姫路セントラルパーク』。たくさんの動物たちを自家用車から眺めて、ヒヤヒヤ、ドキドキした思い出があるという方も多いはず。
(1)群れないトラが並走!サファリコーナーへの驚きの誘導方法
閉園してから開園までは、専用の檻に収容されているトラやライオンなどの猛獣たち。開園前になると、スタッフがサファリコーナーへと連れて行くのですが、その誘導方法もびっくりなんです!
まず、スタッフが車に乗り込み、車幅ギリギリの細い道を進んでいきます。突き当たりまで進むと目の前にフェンスが現れ、その向こうには猛獣たちが。
フェンスが開いて車がその中に入った途端、車と入れ替わるように猛獣たちが出ていきます。さらに、その後ろを追いかけるように車が走ると、トラたちが逃げるように進んでいきます。
普段から、このように猛獣たちをサファリに誘導しているのだそう。野生のトラは群れをつくらずに生活をするので、並んで走る姿は実はとても貴重なんだとか。
(2)まるでお殿様!? 運ばれるナマケモノ
こちらは2019年7月に『姫セン』にやってきたばかりのナマケモノ。のんびりしているようで、実は狂暴な一面も。
ナマケモノには鋭い爪や牙があり、抱きかかえると噛まれてしまうこともあるそう。
なので、『姫セン』では手作りの道具を使って展示コーナーへ運んでいるのです。
実は、ナマケモノには不思議な生態があり、見た目や触診だけでは雌雄の判別がつかないそう。『姫セン』にいるこちらのカップルは、オスとメスなのかはいまだに飼育員さんもわからないのだそうです。
<施設詳細>
サファリリゾート 姫路セントラルパーク
住所:兵庫県姫路市豊富町神谷1436-1
電話番号:079-264-1611
■2:『天王寺動物園』(大阪府)
大阪市にある『天王寺動物園』は、およそ200種類、1,000以上の動物が展示されている、関西ではおなじみの動物園。開園日には多くの来園者で賑わっています。
でも、お客さんがいない休園日の動物たちは、どのように過ごしているのでしょうか?
(1)愛くるしいコアラは飼育料に3,600万円もかかる!?
園内でも大人気のかわいらしいコアラ。休園日には寝起きのコアラに、まずはブラッシングをしてあげます。
そして休園日も変わらず外へ出してあげます。外で走り回ったり、木の上に登ったり、無理をせずにコアラのペースで自由に遊ばせてあげるんだそう。
1日の大半をユーカリの木の上で過ごすというコアラ。そんなコアラの大好物はユーカリの葉。毎日新鮮なユーカリの葉をエサに食べているそう!
天王寺動物園では、全国5カ所のユーカリ栽培業者と専属契約していて、コアラの飼育に必要なエサの確保をしています。
1年間のコアラの飼育には、ユーカリの木やエサ代のほか、管理費など合わせると、なんと3,600万円もかかるそう! これは、天王寺動物園の飼育料の中で一番高額だそうです。
(2)ライオンが寝そべる岩には秘密がある!
岩に寝そべり、堂々とした姿がかっこいいライオン。天王寺動物園のライオンたちは、この岩の上が大好きなんです。
実は、ライオンが寝そべる岩はニセモノ! 岩の表面を床暖房のように温めているそうですよ。そして、お客さんが目の前に設置することで、ライオンを近くで見られるようにしていたんです。
午後4時になると、ライオンは檻に戻って食事の時間。食べるものは、鶏肉や牛肉などなんと6kg!
この日は絶食した次の日だったため、腹ペコ状態でしたが、大量のお肉もライオンの目の前に差し出すと、たったの3分ほどでペロリと完食。さすが百獣の王です。
<施設詳細>
天王寺動物園
住所:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-108
電話:06-6771-8401
■3:『神戸どうぶつ王国』(兵庫県)
兵庫県・神戸市にある『神戸どうぶつ王国』は、おでかけ情報サイト『いこーよ』の2019年人気ランキングの「関西動物園」と「兵庫県総合」で第1位になった大人気スポット。
(1)目玉イベント『バードパフォーマンス』の裏側には多大なる努力が!
神戸どうぶつ王国の目玉イベントでもある『バードパフォーマンスショー』。ここで登場するのは、鳥類最速と言われているハヤブサ。
ショーは、“餌に見立てたルアーを素早く動かし、ハヤブサに捕まえさせないようにする”というもの。自然界では簡単に餌が捕まえられるわけではないため、ハヤブサに獲物を追う本能を忘れさせないようにするために行なわれています。
ハヤブサの最高時速は、200km/h以上! このスピードを引き出すために、ルアーのコントロール技術を獲得するまでに1年以上かかることもあるんだそう。実は、ハヤブサを腕にのせるのも至難の技で、腕が揺れると、ハヤブサが嫌になってしまい止まってくれなくなるんだとか。
訓練の仕方は、水を満タンに入れたカップを手に乗せてバランスをとる方法。水がこぼれないようになるまでこの訓練を行ない、できるようになれば鳥を腕に乗せられるようになるそう。しかし鳥の体重は約2.4Kgで、乗せているだけでもとっても大変なんです。
(2)味付けはマヨネーズ!? アリクイの餌やりの工夫がスゴい
続いては、アリクイの餌やりの裏側に潜入。アリクイは、シロアリを1日約3万匹も食べる動物で、餌の準備もなかなか大変だそう。そこで、神戸どうぶつ王国では栄養価のある餌を手作りしています。
まずは、ミキサーの中にバナナやヨーグルト、栄養のためのペレットを入れ、
餌用に販売されている“ツムギアリ”も一緒に入れます。
さらに仕上げには、味付け用の“マヨネーズ”を投入!実は、マヨネーズはアリの味に似ているんだとか。全て入れたらミキサーにかけるだけで、アリクイの餌が完成です。餌をあげるだけでも、生態に合わせて様々な工夫がされていますよ。
<施設詳細>
神戸どうぶつ王国
住所:兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
電話番号:078-302-8899
普段は見られない動物園の裏側。他にも様々な工夫がされているので、気になる方はおうち時間がたっぷりある今、調べてみては?(文/藤田真奈)
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※ 読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)
この記事は過去に放送された番組基に作成しています。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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