あなたは大丈夫?社会人なら知っておくべき最低限のオフィスマナー10選
一緒に働く仲間同士でギスギスしていては、いい仕事はできません。仲間と協力して同じ目標に向かうことで楽しく仕事ができ、会社も成長できますよね。気づかないうちに仲間からの信頼を失わないよう、気をつけておきたいマナーがあるのをご存知ですか?
そこで今回はビジネスマナー講師の西谷依里子さんが、お互いに気持ちよく仕事をするために必要な“オフィスマナー”をご紹介します。
あなたは大丈夫?覚えておきたいオフィスマナー10選
(1)携帯マナー
お客様とのやりとりに使用している携帯電話はすぐに対応できるよう音出しはOK(お客様応対中や重要な会議の際は、振動のみの通知にするなど、臨機応変に設定を変えましょう)。
ですが、プライベート用の携帯電話は、緊急事態以外にはマナーモードにしましょう! 業務時間中の使用も控えましょうね。
(2)SNSマナー
会社で起こったことや機密事項、仲間の愚痴、発表前の自社製品の紹介などを、勝手に個人のSNSでつぶやくのはもちろんNG。トラブルに発展します。自分の品位を下げることにもなりますのでやめましょう。
(3)匂いのマナー
香水が苦手な人もいます。香水を毎日つけている方は香りに慣れ、つけ過ぎている可能性も……!
香水をつけるのであれば、ほのかに香る程度にとどめておきましょう。香水に限らず、身だしなみは自分のためではなく、一緒にいる相手や周りのために整える側面も。どの年代の方がみても不快に思わない装いや香りを心掛けましょう。
(4)社員間の言葉遣いマナー
特にお客様の前では言葉遣いに気をつけましょう。
業務中に雑談して大声で笑ったり、乱暴な言葉や若者言葉などを使ったりする行為はいい印象を与えませんし、会社のイメージを下げることにつながります。
(5)アイコンタクトのマナー
仕事が忙しいとついおろそかになる、仲間へのアイコンタクト。目を合わせない行為は、「あなたに興味がない。あなたを信じません。拒否します」のメッセージを発信します。
人と会話するときはどんなに忙しくても作業を一度とめ、相手に体を向けてきちんとアイコンタクトをとりましょう。
(6)あいさつのマナー
「おはようございます」「お疲れさまです」「お先に失礼します」という普段のあいさつはもちろんですが、帰社する際に仲間が残っていたら「何かお手伝いできることはありませんか?」という声がけも大切なあいさつの一つです。
その一言で救われ、仲間の信頼につながっていきます。
(7)整理整頓のマナー
“片付け上手は仕事上手”です。散らかっているデスクは、だらしない印象を与えてしまいます。
また、大切な資料をなくすなど、のちのち自分が困ることにもなります。帰社する際はデスク上を片付け、次の日気持ちよく仕事をはじめられるようにしておきましょう。
(8)健康のマナー
自分の健康管理も仕事の一つです。常に元気が理想ですが、気をつけていても体調を崩してしまうことはありますね。
熱やせきが出ているのに無理をして出社するのはNG。出社してもきちんと仕事ができないのはもちろん、周りに風邪やインフルエンザをうつしてしまったら大迷惑です。体調を崩したときは、無理せず休んで早くよくなるように努めることが一番大切です。
(9)会社のパソコンや備品のマナー
インターネットでプライベートの食事場所を検索したり、会社のパソコンに勝手にアプリをダウンロードしたり、会社の備品を家に持ち帰って私物化したりする行為はやめましょう。
会社から支給された備品は、会社のお金で購入したもので会社のものです。自分のものではありません。
(10)報連相のマナー
“報連相”は、仕事を行う上で重要なマナーです。報連相をしっかり行うことで、トラブルを回避でき、仕事がスムーズに運びます。どのような仕事でも進行状況の報告・連絡・相談を上司や仲間と行いましょう。
また、大きなトラブルに発展しないようにミスしたときこそ早く上司に報告することが大切です!
オフィスマナーを守ることで、お互いが気持ちよく楽しく仕事ができます。一人一人のマナー(心掛け)が職場をつくり上げていきます。まずは自分のオフィスマナーを見直しましょう!
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