CMで話題の『姫路セントラルパーク』の裏側に潜入
「姫セン、ゴーゴー」でお馴染みの『姫路セントラルパーク』。たくさんの動物たちを自家用車から眺めて、ヒヤヒヤ、ドキドキした思い出があるという方も多いはず。
今回は2019年12月20日(金)に放送された『大阪ほんわかテレビ』の『情報喫茶店』から、『姫路セントラルパーク』の裏側に迫ります!
■緊張感いっぱい!キリンのお引越し
この日は、オスのキリン・ジュアくんが東京・多摩動物公園からお引っ越し。キリンは立ったまま眠るほど警戒心が強い動物なのだそう。お引っ越しの際に興奮して大事故に繋がることも少なくないため、スタッフ全員に緊張が走ります。
無事に檻に入ってくれても、これで終わりではなく、次の難関が。それは、これから仲間になる他のキリンたちと仲良くできるかどうか。
新しい仲間を見て、元からいるキリンが驚いてしまうことも。しかし、最初の内は警戒して様子を伺っていましたが、しばらくすると檻へと入ってくれました。
3週間も経つと、以前からの仲間のように一緒にサファリに出るまでに仲良くなっています。
■群れないトラが並走!サファリコーナーへの驚きの誘導方法
閉園してから開園までは、専用の檻に収容されているトラやライオンなどの猛獣たち。開園前になると、スタッフがサファリコーナーへと連れて行くのですが、その誘導方法もびっくりなんです!
まず、スタッフが車に乗り込み、車幅ギリギリの細い道を進んでいきます。突き当たりまで進むと目の前にフェンスが現れ、その向こうには猛獣たちが。
フェンスが開いて車がその中に入った途端、車と入れ替わるように猛獣たちが出ていきます。さらに、その後ろを追いかけるように車が走ると、トラたちが逃げるように進んでいきます。
普段から、このように猛獣たちをサファリに誘導しているのだそう。野生のトラは群れをつくらずに生活をするので、並んで走る姿は実はとても貴重なんだとか。
■まるでお殿様!? 運ばれるナマケモノ
こちらは2019年7月に『姫セン』にやってきたばかりのナマケモノ。のんびりしているようで、実は狂暴な一面も。
ナマケモノには鋭い爪や牙があり、抱きかかえると噛まれてしまうこともあるそう。
なので、『姫セン』では手作りの道具を使って展示コーナーへ運んでいるのです。
実は、ナマケモノには不思議な生態があり、見た目や触診だけでは雌雄の判別がつかないそう。『姫セン』にいるこちらのカップルは、オスとメスなのかはいまだに飼育員さんもわからないのだそうです。
■冒険家気分を味わってもらいたい!猛獣たちもトレーニング
2019年夏から始まった『冒険ライド』(2,800円・税込)は、トラたちがいる岩山に金網に覆われたトラックで突入するという何ともドキドキハラハラするアトラクション。このアトラクションでお客さんに喜んでもらうために、トラたちも実はトレーニングをしているのです。
おやつの時間にスタッフがバケツに入れた牛肉を、車の中から岩山めがけて投げると、トラたちが一斉に集まります。こうやって毎日のトレーニングの成果が、お客さんの思い出になるんですね。
■「乾燥は美容の大敵」は動物も同じ!? カバだって潤いたいんです…!
2,800kgの巨体を持つカバ。冬になると姫センでは、カバのためだけに“ある特別なこと”をしています。
それが、なんと体にサラダ油を塗ること! 実はカバは水に入ることで皮膚の乾燥を防いでいるのですが、冬は寒くて水の中で長時間過ごすのを嫌がるそう。
カバの皮膚は乾燥すると割けてしまうため、それを防ぐために背中にたっぷりとサラダ油を塗ってあげているのだそうですよ。カバにとっては保湿クリームみたいなものなのでしょうね。
<施設詳細>
サファリリゾート 姫路セントラルパーク
住所:兵庫県姫路市豊富町神谷1436-1
電話番号:079-264-1611 ※冒険ライドの運行状況や営業時間については上記お電話でお問い合わせください。
私たちが普段目にする『姫セン』の裏側は、スタッフと動物たちの絆が感じられる様々なシーンがありました。裏側にまで思いを馳せてみると、動物たちとの触れ合いをより楽しめるかもしれませんね。(文/浜田みか)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 よる7時~)
※この記事は2020年2月28日(金)に再編集しています。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。