【絶景】京都随一のキリシマツツジ、燃え上がるような深紅に染まった長岡天満宮へ
京都には蹴上浄水場や三室戸寺などツツジの名所がありますが、真っ赤に染まった大迫力のキリシマツツジが見られるのは長岡天満宮だけ!
毎年4月末前後が見頃となり、全国から訪れる観光客で賑わいます。
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壮観なキリシマツツジの回廊を歩こう!
学問の神さま菅原道真公を祀る長岡天満宮。
天神さんといえば梅の名所というイメージですが、実は長岡天満宮、日本有数のキリシマツツジの名所でもあるんです。
外周約1キロの八条ヶ池を彩る樹齢150年(推定)のキリシマツツジ。シンボルの大きな石鳥居をくぐって中堤へ。
そこには深紅の花をぎっしりと付けた樹高約2.5メートル、約100株のキリシマツツジの回廊が中ノ島まで続きます。その風景は、まさに絶景!えもいわれぬ美しさ…。
南側、北側で満開のタイミングに時差が!?
中堤に咲くツツジは日当たりの加減で見頃・満開まで少し時差があります。ピークの時期を狙うなら、早朝がおすすめです。こまめにアップされる開花情報をしっかり確認しましょう!
フォトジェニック!風光明媚な水辺の風景と歴史を愛でる
八条ヶ池にせり出した東屋とツツジの取り合わせも長岡天満宮を代表する景観の一つ。タケノコ料理で有名な料亭・錦水亭の建物で、ちょうど同じ頃に旬を迎える名産のタケノコを堪能することができるんです~。
慶長6年(1601年)この周辺はかつて開田村といい八条宮家の領地でした。長岡天満宮は宮家にまつられるようになってから社観の整備が進んでいきます。
こちらの八条ヶ池は寛永15年(1638年)、智忠親王よって灌漑(かんがい)用につくられた大池(ため池)と伝わっています。
江戸時代のガイドブックにも登場する名所・長岡天満宮
江戸時代のガイドブック『都名所図会』には、池に面して立ち並ぶ開田御茶屋が描かれており、修学院離宮や桂離宮と並ぶ茶屋が造営されていたことがわかります。
現在と同じように、池の中央が堤になっていることから単なるため池ではなく、庭園や公園といった庶民の憩いの場だったことが想像できます。
中ノ島に『都名所図会』の陶板があるのでぜひこちらもチェックしましょう!
■■Information■■
長岡天満宮
075-951-1025
京都府長岡京市天神2丁目15−13
境内自由(社務所は4月から9月、9:00~18:00)
阪急長岡天神駅から徒歩10分