【2024】秋を見つけに京都のコスモス畑へ!見頃順おすすめスポット9選
花びらの形が桜に似ていることから「秋桜」ともいわれるコスモス。風に揺れる可憐な姿に秋の訪れを実感する方も多いのではないでしょうか。
今回はこれから見頃を迎える京都府のコスモス畑をご紹介します。秋空の下、コスモスを愛でながらのんびりとお散歩を楽しんでくださいね。
※見頃は、例年の見頃の時期を掲載しています。最新情報は各自お問い合わせください。
童謡を口ずさみたくなる♪コスモス×かやぶきの里
【南丹市】美山かやぶきの里
見頃:9月中旬〜10月中旬
豊かな自然と昔ながらのかやぶき民家が残る「美山かやぶきの里」。京都市内から車で約1時間半の場所にあり、日本の原風景を色濃く残す集落は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
色とりどりのコスモスに彩られたかやぶきの里は、どこから見ても絵になる風景。まるで日本昔ばなしの世界に訪れたような、素朴でノスタルジックな雰囲気に包まれます。コスモスのほかにも蕎麦の花や彼岸花などに出合える、かやぶきの里の美しい秋の風景に癒されてくださいね。
<周辺立ち寄りスポット>
自然と調和したのどかな風景が広がる「かやぶきの里」。いまではあまり見かけない、かやぶき民家の“家の中”がどうなっているのか気になりませんか? 集落の中にある「美山民俗資料館」では母家やかやぶき屋根の裏側を見ることができるので、ぜひ立ち寄ってくださいね。
美山「かやぶきの里」を徹底解剖した記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
かやぶきの里
京都府南丹市美山町北
メール:info@kyoto-miyama.jp (南丹市美山観光まちづくり協会・水曜定休)https://miyamanavi.com/sightseeing/kayabuki-no-sato
広大な山の斜面がコスモス一色に
【京都市】嵐山–高雄パークウエイ
期間:9月下旬〜11月下旬
京都市内の自然の中を走る「嵐山–高雄パークウエイ」は、嵐山から高雄を結ぶ全長10.7kmのドライブウェイです。道中には展望台や観空台遊園地、BBQコーナーなど、さまざまな施設があり、秋にはフラワーパーク内のコスモス園が開園します。
フラワーパークを訪れる際は、観空台遊園地前の駐車場に車を停めてくださいね。駐車場から少し奥に進むとパークへの門があり、そこをくぐると5000平方メートルの敷地に広がる約8万本のコスモスが出迎えてくれます。コスモス畑は山の斜面にあるので、上下から違った角度の景色を楽しむことができますよ。
嵐山–高雄パークウエイにはドッグランやリード装着でワンちゃんと一緒に入場できる施設があり、愛犬家の方にもおすすめです。フラワーパークもリードを着けていれば入場OKなので、家族やカップル、愛犬と一緒にコスモス畑を散策してみてくださいね。コスモス園の最終日には摘み取りイベントも予定されています♪
※フラワーパークの開園日、開花状況についてはホームページでご確認ください。
<周辺立ち寄りスポット>
高雄口ゲートから国道162号線と府道138号線を通り、5分ほどの場所にある「神護寺」は、奈良時代後期から平安時代初期に活躍した和気清麻呂が開基した山岳寺院です。809(大同4)年より空海が住持を勤め真言宗の基礎を開き、平安後期には荒廃してしましたが、後白河法皇の勅許と源頼朝の援助を受けて再興。平安・鎌倉期の文化財も多く、源頼朝の肖像画と伝えられる「伝源頼朝像」などがあるお寺です。
■■INFORMATION■■
嵐山-高雄パークウエイ
京都府京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町8(嵐山・清滝口ゲート)
京都府京都市右京区梅ケ畑檜社町11(高雄口ゲート)
電話:075-871-1221(9:00~17:00)
開園時間:平日10:00~16:00、土日祝10:00〜16:30
※パークウエイ営業時間 4月~11月8:00~19:00(入場は18:00まで)、12月〜3月9:00~18:00(入場は17:00まで)
休み:無休
入園料:無料(別途パークウエイ通行料が必要です)
https://www.parkway-hankyu.com/
コスモスを眺めながら自家栽培のお蕎麦に舌鼓
【京都市京北町】京蕪庵のコスモス畑
見頃:10月以降
「京蕪庵(きょうぶあん)」は京都縦貫道「園部IC」から車で約30分の場所にある、京北産自家栽培の蕎麦や地元の特産物を使った創作和食が味わえる人気のお蕎麦屋さん。里山の風景を望むテラス席からは、秋になると約4000平方メートルの畑一面に咲くコスモスを眺めることができます。
コスモス畑は飲食利用の方に限り散策することができます。ペットも一緒に巡ることができるので、ぜひ食後にお散歩してみてくださいね。タイミングがよければ、ひまわりと同時に咲くコスモス畑を見ることができるそうですよ。
<周辺立ち寄りスポット>
納豆発祥の地のひとつといわれている京北。納豆や発酵食品好きならぜひ立ち寄ってほしいのが山国(やまぐに)地区にある「山国さきがけセンター」。原材料の栽培から加工、製造、販売までのほぼすべてを自社で行い、安心安全で美味しい発酵食品を取り扱っていますよ。
山国さきがけセンターの記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
京蕪庵
京都市右京区京北下中町町田15-2
電話:075-854-0030
時間:11:00~14:30(L.O)
休業日:火曜定休
料金:見学無料(飲食利用の方のみ)
駐車場:25台(飲食利用の方のみ)
https://keihoku-m.com/
イベントやグルメも充実!大スケールのコスモス畑
【亀岡市】京都丹波/亀岡「夢コスモス園」
期間:10月1日(火)〜11月4日(月)
一面に広がるコスモスの花畑が見られる京都丹波/亀岡「夢コスモス園」は、JR京都駅から電車とバスを乗り継ぎ30分ほどの場所にあります。東京ドームに迫る広さの敷地内に20品種約800万本のコスモスが咲き競う様子はまさに圧巻!
コスモス畑に入り込んで、お花に囲まれたフォトジェニックな写真も撮れちゃいます。園内全体を見渡せる高見台からの景色も格別ですよ。
こちらではコスモスの摘み取り体験(500円)のほか、切り花のブーケも販売しているので、素敵な思い出と一緒にお花を持ち帰ってみるのはいかがでしょうか。ほかにも、創作かかしコンテストや田んぼの水族館、ドッグラン、餅つきイベント(10/5・10/6)など、コスモス+αのお楽しみが盛りだくさんです。
そしてぜひ立ち寄ってほしいのが、丹波や亀岡の特産品や新鮮野菜の直売などが行われている「丹波味わい市」です。秋の味覚をお持ち帰りできるほか、炊き込みご飯や豚汁など、その場で楽しめるグルメも揃っているので、お腹を満たしつつ、ゆっくりお過ごしくださいね。
<周辺立ち寄りスポット>
夢コスモス園の最寄り駅でもあるJR亀岡駅から徒歩10分ほどのところにレトロクラシックな洋館があるのをご存知ですか? 明治時代の京都政財界の立役者だった田中源太郎氏が建てた「楽々荘」は、現在リーズナブルながら贅沢気分でお寿司や和食がいただける「がんこ」の店舗として営業されています。お食事しながらお屋敷をウォッチングしてみませんか?
楽々荘に注目した記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
京都丹波/亀岡 夢コスモス園
京都府亀岡市吉川町穴川野水(亀岡運動公園体育館東側)
電話:0771-55-9111(期間外はJR亀岡駅観光案内所に転送されます)
時間:9:00~16:00受付終了(土日祝日は~16:30受付終了)
休み:期間中無休
入場料:大人800円(土日祝は1000円)、中学生以下無料
https://yume-cosmos.com/
約1500本のコスモスが織り成すピンクのグラデーション
【宇治市】宇治市植物公園
見頃:10月中旬
JR宇治駅からバスで10分ほどの場所にある「宇治市植物公園」は、日本一を誇る大規模立体花壇「花と水のタペストリー」を有する植物園です。東京ドーム2個分の敷地には約1450種類の植物が植えられており、季節のゾーンやハーブ・有用植物園などテーマごとに分かれています。10月中旬になると春のゾーンに植えられたコスモスが見頃を迎えます。
今年は花弁に縁取りや絞り模様のツートンカラーが可愛い「あかつき」300本や、半八重から八重咲で花色が豊富な「ダブルクリック」150本、約8cmの大きな花が人気の「センセーション」1000本の3品種が楽しめるそうですよ。コスモスが彩るピンクや白のグラデーションをぜひ鑑賞してください。また、10月下旬にはハロウィンや秋の植物展示などのイベントが開催されているので、宇治市植物公園に行く際にはホームページもチェックしてみてくださいね。
<周辺立ち寄りスポット>
平等院や源氏物語ミュージアムなど、風光明媚で歴史ある観光地として知られる宇治市。ゆったり観光される際はぜひ、お昼のランチにも注目してみてください。
中心部から郊外まで、宇治市の“絶品ランチ”を集めました↓
■■INFORMATION■■
宇治市植物公園
宇治市広野町八軒屋谷25-1
電話:0774-39-9387
時間:9:00~17:00(入園は~16:00)
休み:月曜(祝日の場合、翌日休)、12月28日~1月4日)
料金:大人600円、子ども(小・中学生)300円、幼児無料
https://uji-citypark.jp/botanical/
幻の都・恭仁宮跡を鮮やかに彩るコスモス畑
【木津川市】史跡 恭仁宮跡(山城国分寺跡)
見頃:10月中旬〜下旬
京都駅からJRとコミュニティバスを使って1時間15分ほどの場所にある恭仁宮(くにきゅう)跡(山城国分寺跡)。かつてここには聖武天皇が平城京から遷都し、わずか3年余りで廃都となった幻の都がありました。
現在の恭仁宮跡には、休耕田を利用してコスモスが栽培されており、見頃を迎えると白やピンク、赤色の色鮮やかなコスモスが咲き競います。幻の都に思いを馳せながら、花に包まれた秋の田園風景を眺めてみませんか。
恭仁宮跡について深掘りした記事はこちら↓
https://www.kyotoside.jp/entry/20230116/
<周辺立ち寄りスポット>
体力に自信がある方は“幻”繋がりでリフレッシュ散策はいかが? 実は、恭仁宮跡の最寄り駅でもあるJR加茂駅からJR奈良駅の間を明治時代にわずか9年間だけ運行していた、幻の「大仏(だいぶつ)鉄道」というものが存在するのです。その遺構は今も所々に残っており、廃線跡を訪ねる旅は鉄道ファンや廃墟好き、ハイキング好きの方に人気のルートにもなっています。
幻の大仏鉄道記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
史跡 恭仁宮跡(山城国分寺跡)
京都府木津川市加茂町例幣
新旧さまざまな種類のコスモスを展示
【京都市】京都府立植物園
見頃:10月中旬〜11月中旬
「京都府立植物園」は、京都市営地下鉄の北山駅から徒歩すぐのところにある、大正13年に開園し、今年100周年を迎えた日本初の公立総合植物園です。東京ドーム5個分の敷地には12000種類の植物が植栽されていて、ばら園やバオバブで有名な日本最大級の温室のほか、ピクニックにぴったりな広大な芝生地などがあり子供から大人まで楽しむことができます。
また、10月中旬から植物園会館前や北山広場、洋風庭園でさまざまな種類のコスモスを見ることができます。
花びらが八重や筒咲きなどのものに加え、ピンクや黄色、オレンジなどのカラフルな花色が約15品種、4000~5000株が植栽されています。
筒状の花弁の半八重~八重咲きの珍しい花型の「ダブルクリック ローズボンボン」(写真上)のほか、咲き進むにつれて花色が変化する「アンティーク」、中心部の紅色の絞りが特徴的な「日の丸」、花芯が暗いパープルレッドになる「カプリオーラ」などの変わり種も多数お目見えします。
10月20日(日)~11月15日(金)には古典菊など様々な種類の菊が見られる「菊花展」も行われるので、ぜひ覗いてくださいね。
<周辺立ち寄りスポット>
京都府立植物園に行ったら隣にある「京都府立陶板名画の庭」にも行ってみませんか? 陶板名画の庭は安藤忠雄設計による屋外美術館。レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」など、8点の名画をそのまま再現した陶板画が屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園なのです。
■■INFORMATION■■
京都府立植物園
京都府京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
時間:9:00~16:00(受付)
入園料:一般200円、高校生150円、中学生以下無料、70歳以上・障害者の方及びその介護者(要証明書提示)無料
休み:年末年始
https://www.kyotobotanicalgardens.jp/
動物とのふれあい&コスモス畑に癒されて
【綾部市】綾部ふれあい牧場
見頃:10月中旬〜11月上旬
舞鶴若狭自動車道「綾部IC」から車で5分ほどのところにある「綾部ふれあい牧場」では、ヒツジやウサギなど様々な動物たちと自由にふれあうことができるほか、ジビエ料理やBBQ(予約制)などが楽しめます。牧場内にはちょっと珍しい「ネコ牧場」などもありますよ。
そんなモフモフの動物たちとのふれあいが魅力的な牧場では、秋になると約5000平方メートルの牧草地にコスモス畑が広がります。
コスモス畑の中には遊歩道があるので、散歩しながらのんびりとした時間を過ごすことができます。
牧場内にはピンク色のドアも設置されており、コスモスと一緒に素敵な写真撮影ができますよ♪
また、11月3日(日・祝)には「綾部ふれあい牧場祭り 秋」が開催され、鷹匠の実演やツリークライミングなどワクワクする企画が目白押しです。コスモスと一緒に綾部ふれあい牧場の秋を楽しんでくださいね。
<周辺立ち寄りスポット>
綾部市の素材を使ったパンとアイシングクッキーが人気のお店「5miche」。お土産にも嬉しいクッキー缶を数種類販売しています。自家製ジャムを使ったクッキーや、イベントごとに変わるアイシングクッキーなど、フタを開けるのがワクワクしちゃいそう♪ クッキーの種類などはInstagramでチェックしてみてくださいね。
5micheのかわいいクッキー缶の記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
綾部ふれあい牧場
綾部市位田町桧前81
電話:0773-48-1000
時間:10:00~17:00
休み:火曜
料金:入場無料
https://fureaiboku.exblog.jp/
番外編・朝日と夕日に映える河川敷のコスモス畑
【綾部市】由良川花庭園
見頃:10月上旬〜中旬
「由良川花庭園」は舞鶴若狭自動車道「綾部IC」から車で5分ほどのところにある、由良川の河川敷に整備された花庭園です。10月上旬になると、シルバー人材センターの会員によって手入れされている大小約40の花壇と、白瀬橋を挟んだ西側にある約1.600平方メートルの畑にかわいいコスモスが花を咲かせます。
こちらの花庭園は24時間開放されているので、写真好きの方は早朝や夕方に観賞するのがおすすめです! 特に早朝はタイミングがよければ、教会を背景に朝霧に包まれたドラマチックなコスモスを撮影することができますよ。
また、花壇と畑のコスモスはハサミを持参すれば、誰でも自由に無料で摘み取りできるのも嬉しいポイント。飾る分だけ持ち帰って、お家に秋の彩りを添えてみませんか?
<周辺立ち寄りスポット>
綾部市は繊維製品メーカーで知られるグンゼ株式会社発祥の地。かつての繭蔵を利用して作られた「グンゼ博物苑」では、グンゼの歴史や最新製品の技術が紹介されています。実はグンゼって繊維製品だけでなくタッチパネルや生体吸収ポリマーによる医療器材なども製造しているんですよ。
グンゼ博物苑のすぐ近くには「グンゼ記念館」もあり、毎週金曜日にのみ一般公開がされています。歴史的資料のほか、レトロクラシックな近代建築が魅力的ですよ。
グンゼ博物苑の取材記事はこちら↓
■■INFORMATION■■
由良川花庭園
綾部市青野町東吉美前64−1
電話:0773-42-9550(綾部市観光協会)
開園時間:自由開放
休み:なし
入園料:無料
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