京都といえばこの和菓子!編集部がえらんだ定番和菓子10選
みなさん和菓子はお好きですか?全国にはさまざまな美味しい和菓子がありますが、今回は京都府内を取材でまわるKYOTOSIDEのライター陣が出合ったご当地和菓子をご紹介します。
和菓子好きの方から馴染みが少ない方まで、ぜひ一度は味わってほしいおすすめばかりを集めました!
食べると智恵を授かるといわれるありがたいお餅
【宮津市】智恵の餅
天橋立のすぐそばにある智恩寺の山門前で古くから販売されている門前名物「智恵の餅」。“三人寄れば文殊の智恵”で知られる文殊菩薩に由来があり、食べると智恵を授かるといわれています。
ふくふくとしたお餅にたっぷりの餡子がのった智恵の餅をつくることができるのは四軒茶屋(吉野茶屋、彦兵衛茶屋、勘七茶屋、ちとせ茶屋)と呼ばれる四軒のお茶屋だけ。それぞれのお店では素材や餡の潰し方に違いがあり、例えば吉野茶屋では丹後由良産の良質なもち米を使ったお餅に、豆本来のコクや旨みが凝縮された餡が味わえるなど、お店ごとに特徴があるので食べ比べてみるのもおすすめです。
買える場所:吉野茶屋、彦兵衛茶屋、勘七茶屋、ちとせ茶屋
■■INFORMATION■■
吉野茶屋
京都府宮津市文珠468-1
TEL:0772-22-6860
営業時間:9:30~18:30(LO18:00)※冬期は、9:30~17:00(LO16:30)
定休日:不定休
彦兵衛茶屋
京都府宮津市字文珠470-1
TEL:0772-22-3285
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休
勘七茶屋
京都府宮津市文珠471-1
TEL:0772-22-2105
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜日
ちとせ茶屋
京都府宮津市字文珠472-1
TEL:0772-22-5807
営業時間:11:00~18:00
定休日:不定休
縁起の良い音にちなんだ地域を代表する和菓子
【京丹後市】がちゃまん
丹後ちりめんの産地として知られる京都府北部の丹後地域は、かつて織機を“ガチャンガチャン”と織る音が聞こえる度に郷がにぎわったといわれています。
「がちゃまん」はそんな縁起の良い音にちなんで名付けられた丹後の銘菓。大粒の国産小豆を使って炊き上げた粒あんを、もっちりとした生地で包んだ甘さ控えめの上品な味。温泉地でも知られる夕日ヶ浦の旅館でもお茶請菓子として利用されている、地域を代表する和菓子です。
買える場所:御菓子司あん、京丹後市内の各道の駅など
※現在、店舗は改装のため休業中。7月末〜8月上旬にリニューアルオープン予定。詳しくはHPをご確認ください。
■■INFORMATION■■
御菓子司あん
京丹後市網野町木津1番地
TEL:0772-74-9109
営業時間:8:00~17:00
定休日:無休 ※定休日については変更になる可能性があるので詳しくはHPをご確認ください。
一子相伝で受け継がれる福知山名物
【福知山市】踊せんべい
1920(大正9)年創業から四代に渡り一子相伝で受け継がれてきた福知山名物「踊(おどり)せんべい」は、かつて明智光秀が福知山城を改修した折、領民たちが石材や木材を運ぶのに「ドッコイセードッコイショー」と掛け声をかけながら、手振り足振り面白く唄いだしたのが始まりといわれる「福知山音頭」にちなんだもの。小麦粉や卵といったシンプルな材料で作られており、クッキーのような甘味と食感が特徴です。
買える場所:千切屋、千切屋オンラインショップ、福知山市内のスーパーなど
■■INFORMATION■■
千切屋(合同会社ちきり屋)
福知山市字岡ノ一町23
TEL:0773-22-3632
営業時間:火~金 9:00~18:00/土・日 10:00~17:00
定休日:月曜日(臨時休業有)
硬い派?柔らかい派?京都のロングセラー八ツ橋
【京都市】八ツ橋、生八ツ橋
京都の和菓子といえば真っ先に思い浮かぶ代表的な和菓子のひとつ。米粉に砂糖、ニッキを混ぜて蒸した生地を、薄く伸ばして焼いた堅焼き煎餅の一種です。長方形の半円に湾曲した形は琴や橋を模したもの。この生地を焼かずに蒸した状態のものが「生八ツ橋」で、昭和に入ってから登場したそうです。生八ツ橋はたくさんの種類があり、チョコレートやラムネ、フルーツなど様々な味を楽しむことができます。
買える場所:京都市内の八ツ橋専門店、お土産屋、百貨店、京都駅など
一度食べたらクセになるもっちり食感!
【京都市】阿闍梨餅
以前、KYOTO SIDEで開催した京都お土産総選挙で1位を獲得した「阿闍梨餅(あじゃりもち)」。香ばしい香りと独特のもっちりした食感、口の中に広がる丹波大納言小豆のコクと風味がクセになると、クチコミやSNSで広がった今や全国的に知られる人気の京菓子。熱烈なファンの間では、お餅のように焼いたり、素揚げや天ぷらなどのアレンジを加えて楽しむ方もいるそうですよ。
買える場所:満月本店、京都市内の百貨店、京都駅など
■■INFORMATION■■
阿闍梨餅本舗 満月本店
京都市左京区鞠小路通り今出川上ル
TEL:075-791-4121 (フリーダイヤル:0120-24-7373)
営業時間:9:00〜18:00
定休日:水曜不定休
並んででも食べたい!売り切れ必至の豆餅
【京都市】名代豆餅
1899(明治32)年創業の出町ふたばといえば、常に店舗前で大行列ができる人気の老舗和菓子店。なかでも看板商品の「名代 豆餅」は、県外から多くの方が買いにくることでも知られています。
北海道十勝産小豆のこし餡に厳選した赤えんどう豆を散らし、滋賀県産の新米の羽二重もち米を使って2度づきしたきめ細かなお餅で包んだ豆餅は、上品でありながらも素朴な味わい。あっさりとなめらかな餡に、ゴロッと存在感のある赤エンドウ豆のほどよい塩気とほっくりとした食感がアクセントに。一度食べたら忘れられない美味しさです!
買える場所:出町ふたば、京都市内の百貨店、京都駅など
■■INFORMATION■■
出町ふたば
京都市上京区青龍町236
TEL:075-231-1658
営業時間:8:30〜17:30
定休日:火曜、第4水曜日(祝日の場合は翌日)
竹の子を使った新感覚最中
【長岡京市】竹の子最中
長岡京の特産品である竹の子を使ったご当地和菓子。大きく柔らかな竹の子を短冊状にカットし、三日三晩かけて甘露煮したものを、上品な甘さの餡と香ばしい最中種に挟んだちょっと小ぶりな最中。竹の子のシャキッとした食感がたまらない逸品です。餡の種類は丹波大納言、京柚子、白小豆の3種類があり、見ためのかわいさから手土産としても人気です。
買える場所:菓子処 喜久春、菓子処 喜久春オンラインショップ
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菓子処 喜久春
長岡京市長岡2丁目28-40
TEL:075-955-8016
営業時間:9:00~18:00
定休日:木曜日
石清水八幡宮の門前名物
【八幡市】走井餅
石清水八幡宮の門前名物として知られる、やわた走井餅老舗の「走井餅(はしりいもち)」。その歴史は古く、江戸中期に大津(滋賀)で創業した初代が名水「走井」を用いて餡餅を作ったことに始まります。独特の形は平安時代の刀鍛冶・三條小鍛冶宗近が走井で名刀を鍛えたという故事にちなんで刀を模したもの。とろけるほど柔らかなお餅と優しい餡の甘さは、北海道産の小豆をザラメで炊いたこし餡を滋賀県産のもち米で作る羽二重餅に丁寧に包んだ伝統の味。
買える場所:やわた走井餅老舗、やわた走井餅老舗オンラインショップ、やわた走井餅老舗石清水八幡宮境内店(土日祝日のみ)
■■INFORMATION■■
やわた走井餅老舗
八幡市八幡高坊19
TEL:075-981-0154
営業時間:9:00~17:30(喫茶LO17:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)
茶所宇治ならではの抹茶が香るもちっと和菓子
【宇治市】茶団子
茶処宇治ならではの定番和菓子。米粉に抹茶を混ぜて作られる「茶団子」は、もちっとした噛みごたえのある弾力と、抹茶の苦味の中にほのかな甘みを感じるほっとする味わい。ひと口に宇治の茶団子といっても、お店ごとに大きさや味わい、食感、見た目が異なるのがおもしろいところ。取り扱い点が多いので、いろんなお店で食べ比べが楽しめますよ。
買える場所:お茶の京都エリアの茶菓子店、京都市内のお土産屋、京都駅など
大粒の栗がまるごと入ったおまんじゅう
【京田辺市】銘菓でこ栗
古くから地元で愛されている「銘菓でこ栗」は京田辺市で創業70年を超える一方堂の看板商品。栗本来の美味しさを活かすため、大粒の栗をまるごと使い、栗蜜を混ぜたあっさりとした甘さの餡でふっくらと焼き上げています。華やかな菊の紋様のパッケージは同市にある一休寺の門扉に彫られた菊の御紋の透かし彫りをイメージしたもの。その可愛さからお土産としても人気!
買える場所:一方堂、一方堂オンラインショップ
■■INFORMATION■■
一方堂
京田辺市田辺中央2丁目1-29
TEL:0774-62-0028
営業時間:9:30~19:00
定休日:水曜日
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