〈葛城市〉実は日本史上初!? 推古天皇よりも古い “幻の女帝” が奈良にいた『飯豊青皇女』
推古天皇よりも100年前に存在した天皇?『飯豊青皇女』
飛鳥時代に在位した第33代推古天皇。聖徳太子のおばであるとともに日本初の女性天皇としても知られています。しかし、推古天皇即位の100年以上前に天皇に即位していたかもしれないと言われる女性皇族がいることをご存じでしょうか。
彼女の名前は『飯豊青皇女(いいとよあおのひめみこ)』。第17代履中天皇の王女、あるいは市辺押磐王子(履中の子)の王女と伝わり、葛城氏の血を引いています。「飯豊」には「フクロウ」の意味があるそうですよ。
皇女は第22代清寧天皇の崩御後、第23代顕宗天皇が即位するまでの間、政治を執ったとされていて『扶桑略記※』には「飯豊天皇」とも書かれています。
しかし期間が10か月と短く、臨時の執政だったと認識され現在では不即位天皇の扱いとなっています。即位が認められていれば推古天皇より100年以上も前に誕生した女性天皇となることから“幻の女帝”と言われることも。
※『扶桑略記』:平安末期、天台僧・皇円が神武天皇~堀河天皇までの事柄を編年体で記した歴史書。全30巻と伝わり、うち16巻と抄本が現存している。
近鉄忍海駅の西にある角刺神社は、皇女が執政した「忍海角刺宮跡」と伝わります。境内には忍海寺(にんかいじ)というお寺もあり、本尊の十一面観音立像は皇女の姿を模したものとも言われています。
皇女が水面を鏡代わりに使っていたという鏡池。奈良時代の貴族の娘・中将姫が當麻曼荼羅を織るために蓮糸を採ったという伝説も残っています。
角刺神社
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住所:
葛城市忍海322MAP
角刺神社から北へ約1㎞の場所にある「北花内大塚古墳」。古墳時代後期の築造と考えられる全長90mの前方後円墳で、実際の被葬者は明らかではありませんが、飯豊青皇女の『埴口丘陵(はにくちのおかのみささぎ)』に治定されています。
正式な天皇には数えられていませんが、御陵として宮内庁が管理している点に皇女の地位の高さがうかがえますね。
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