関西をもっと楽しむライフスタイルマガジン
2023年大河ドラマの主人公・徳川家康。岡崎(愛知県)や駿府(静岡県)、江戸(東京都)のイメージが強いが、実は関西にも縁深い場所がたくさん!今回はJR柘植駅とJR奈良駅周辺にある家康公ゆかりの地を巡ります♪
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【歩行距離:約5.4+1.7km】
【目次】
❶ 徳永寺
❷ 芭蕉公園(福地城跡)
❸ 漢國神社
❹ 念仏寺(山の寺)
❺ 西照寺
JR柘植駅START
本能寺の変(1582年)の後、身の危険を察知した徳川家康が堺から三河国へ戻る「伊賀越え」の際に休息を取ったと伝わる寺。境内のあちらこちらに恩賞として使用が認められた「葵紋」が!
柘植の有力国人「柘植三方」の一氏族・福地氏の居城跡。現在も土塁や石垣が多く残る。伊賀の俳人・松尾芭蕉が福地氏の末裔にあたるため、主郭には芭蕉や俳句に関する石碑が建てられている。
大坂冬の陣(1614年)にて木津川口の戦いに敗れた家康が、境内にあった桶屋に逃れて九死に一生を得た。このお礼として奉納した鎧が神社に伝わっており、土・日曜に境内で複製が公開されている。
漢國神社同様に桶屋の逸話が残る同寺は、1622年に家康の末弟・松平定勝の支援を得て、弘法山(現在の開化天皇陵)に、袋中上人が庵を結んだことに始まり、昨年開創400年を迎えた。
現在は路地にある小寺だが、江戸時代には東照宮御廟屋があり幕府の帰依も深かった。家康の位牌や墓が伝えられ、院号も「家康院」という家康づくしのお寺だ。
JR奈良駅GOAL
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