リニューアル工事が行われる『須磨海づり公園』の今の様子を見てきた。アクセスの問題も確認
2024年度完成に向けて、リニューアル工事が行われる『須磨海づり公園』の今の様子を見てきました。
神戸市須磨区一ノ谷町5
2018年夏の台風で被害を受け、約4年休園している『須磨海づり公園』は、2024年度に「釣り以外のレジャー」も楽しめる施設に生まれ変わる予定です。
リニューアルに向けて「アクセスの改善」も問題となっていたので、現状を見てきました。
まず、利用しやすいJR須磨駅からのルートは、国道沿いを歩いて20分弱。まぁまぁの距離です。
しかも、国道の海側にはJRの線路が通っているため、途中で山側に渡っておかないと海づり公園にたどり着けなくなってます。
初めてだと戸惑う人も多いんじゃないでしょうか。
海岸沿いを歩くという選択肢もありますが、距離だけでなく、ゴツゴツとした石が続く足場の悪いエリアもあって、小さい子供連れで行くにはハードルが高そうです。
市は、このルートを歩きやすくすることを考えるようなので、どう変化することになるのか気になります。
最寄りの山陽電鉄 須磨浦公園駅からは、信号もなく歩いて3分ほど。駅前には、240台分の駐車場もあります。
海づり公園までは、階段を下りて地下道を通っていく形。
階段は、部分的にスロープになっている場所もありますが、狭めなのでベビーカーはぎりぎり、車いすでは厳しそうな印象です。
釣り以外のレジャーも…となれば利用する人の幅も広がりますし、何かしら手を考える必要があるかもしれません。
そして、階段下の地下道です。天井が低いっ!そして、電気がついているのに暗い印象です。
ただ上は国道2号線。この地下道に手を加えるのは難しそうなので、塗装と照明で雰囲気を変えるくらいでしょうか。
地下道の壁には年季の入った掲示が。人で賑わっていたことをうかがわせる内容です。再びそうなるといいですね。
入口はフェンスで閉鎖され、火曜日ではないけど「休園日」の看板。サビた柱や、色の薄くなった塗装が人が踏み入れなかった年数を感じさせます。
この辺りの建物は「復旧」という形で利用されるようです。
手前の桟橋は、フェンスが途切れ、配線のようなものが垂れてます。やはり、いろいろ直す必要があるみたい。
変形したフェンスが続き、奥に見える円柱形の「管理棟」。「解体」される計画です。
沖に突き出した「第1、2釣台」が撤去されるので、奥行きは半分ほどになる計画。この景色も、随分変わることになりそうです。
「沖の方が釣れる」と通っていた釣り人も多いみたいなので、レジャー的に楽しむだけでなく、ベテランの釣り人も満足できる仕掛けができるのかも注目したいところ。
海づり公園のリニューアルと並行して、歩いて数分の「須磨一ノ谷プラザ」の再整備もされることになってます。
このエリアがどう変わっていくのか、また見に行きたいと思います。