関西をもっと楽しむライフスタイルマガジン
伊賀忍術の祖、百地丹波が修行した赤目四十八滝と、周辺に点在する同氏ゆかりの地を巡る。涼感を求めてハイキングに出発。
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【歩行距離:約16km】
近鉄赤目口駅
<遺跡>柏原城跡
<神社>勝手神社
<寺院>西境山 極楽寺
<寺院>黃竜山 延寿院
<アクティビティ>忍者修行の森
<博物館>日本サンショウウオセンター
<自然>室生赤目青山国定公園 赤目四十八滝
<和菓子>たまきや
<カフェ>点珈琲店
天正9年(1581年)天正伊賀の乱の決戦の地。城主の瀧野十郎吉政、百地丹波などの伊賀土豪が最後までたてこもり、織田信長の大軍に抵抗したが落城した。土塁や空堀などの遺構が残る。
柏原地区の氏神として鎮座し天忍穂耳命を祀る神社。天正伊賀の乱で落城した後に、村民が新たに神殿を再建した。「天正伊賀乱決戦之地柏原城」と書かれた城址碑が立つ。
赤目滝から流れる清流に恵まれた赤目町一帯は、明治から昭和初期にかけて手すき和紙の産地として栄えた。特産品だった伊賀傘に使われていた。
後鳥羽天皇の時代に伊賀の豪族、道観長者によって開創された古寺。約800年にわたり東大寺・二月堂の「お水取り」に使われる松明の調進行事が行われている。本堂前には松明の展示がされている。
本尊に不動明王を祀り、平安時代から鎌倉時代山岳仏教の道場として栄えた古寺。境内にある鎌倉時代の石灯籠は国の重要文化財に指定。春には樹齢300年以上の枝垂れ桜が咲き誇る。
百地丹波が確立した伊賀流赤目忍術を体験できる施設。城壁超えや手裏剣術、どんでん返しなど20種以上の忍者修行体験ができる。忍者衣装レンタルもあり。
赤目四十八滝入り口にあるサンショウウオの博物館。特別天然記念物に指定される赤目生まれのオオサンショウウオを始め、希少な9種約50匹を展示。個性的な姿や生態じっくりと観察できる。
太古の火山活動が作り出した岩壁や渓谷は、かつて多くの修験者や伊賀流忍者が修行をしたと伝えられる。滝が連なる起伏に富んだ地形が約4kmにわたり“赤目五瀑”といわれる見どころが点在。湿潤な環境に岩肌が苔むし様々な動植物が息づく。日本サンショウウオセンターで入山料(国定公園の維持管理費)を払ってね。
[荷担滝(高さ8m)]滝が岩を挟んで二つに分かれて流れ落ちる滝。すぐ上にも滝があり渓谷随一の景観とされている。
[千手滝(高さ15m)]滝と岩、樹木、滝壺が調和した絵画のように美しい滝。滝の前でヨガや瞑想を行えるテラスが7月中旬に新設。
[琵琶滝(高さ15m)]赤目五瀑の最後。絶壁に囲まれた滝壺は深い蒼色で美しく、吹き抜ける風が心地よい。
赤目名物の『へこきまんじゅう』。さつまいもを練り込んだホクホクとした生地が人気だ。クリームチーズや粒あんなどを挟むバリエーションも豊富で、「へこきアイス」は夏季限定販売。
【メニュー】・へこきまんじゅう(プレーン) 200円・金のへこき(粒あん) 250円・へこきち(クリームチーズ&クランベリー) 250円
バス停「赤目滝」→「赤目口」
元郵便局を活用した自家焙煎珈琲店。手廻しロースターでじっくりと焙煎した、深煎り珈琲をネルドリップで抽出する。ほろ苦くまろやかな味わいの珈琲に、手作りの焼き菓子がマッチ。
【メニュー】・ブレンドコーヒー 500円~・ストレートコーヒー 600円~・珈琲シェイク(夏季限定) 700円・アメリカンチョコクッキー 100円
赤目滝までは山並みと田んぼが広がり、里山の遊歩道の自然を楽しめます。赤目滝では岩壁と苔の神秘的な景色とマイナスイオンを満喫しました。ただ、思った以上に距離と起伏がありヘトヘトになりました。赤目滝までバスを使うのもおすすめです。
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