88年続いた『垂水廉売市場』が完全に閉鎖してる。再開発の対象になっている「周辺の閉店・移転」情報も見てきた
2021年からウォッチし続けてきた垂水区の『廉売市場』がついに閉鎖しました。中のお店はすべて閉店・移転し、入口も塞がれています。
神戸市垂水区神田町
こちらは東側から見た様子。入口は複数ありますが、現在はすべて閉鎖されています。ガラス張りなので、中の様子はまだちらっと見えます。
入口を横から見るとこんな感じ。「屋内」とはいいがたい劣化ぶりですが、隣の空き地部分は2013年にあった火事以降ずっと平地のままになっています。
火事があっても市場全体に燃え広がらず、2022年まで営業が続いてきたと思うとすごいですね。
趣のある路地ですが、こちらも奥の扉は閉鎖しており、手前には「通り抜けは出来ません」と貼り紙もされています。
廉売市場の入口付近、魚屋の「木下水産」のあたりまではまだ入ることができますが、もちろんすでにシャッターが下りています。
「木下水産」は2月末で閉店との貼り紙も以前はありましたが、移転することになったようです。
7月11日から新店舗で営業を再開するそうで、新しいお店の地図なども貼られています。
新しい「木下水産」があるのは、JR垂水駅の西側改札を出てすぐ。並びには「レーブドゥシェフ」や「ひょうたん」などがあるあたりです。
お店は駅チカの便利な場所に移動し、外観・内装も綺麗になったので入りやすいのではないでしょうか。
周辺も見ていきます。廉売市場の山側にある垂水センター街も東側は再開発の対象エリアになっており、活魚専門「ミドリヤ」も6月末で閉店しています。
昭和14年の開業以降83年ほど続いたお店で「お魚を買うならここ!」と、馴染みのお店にしていた人もいるのではないでしょうか。
「喫茶 どうらくてい」も、3月で閉店。こちらも12年間続いたお店でしたが、移転ではなく閉店となったようです。
駅から、垂水センター街に向かう南北の通り垂水銀座通りも北側は再開発の対象エリアになっており、八百屋さんの「まつした」はすでに移転しています。
移転先は「垂水センター街」の西側で、向かいに中華料理の「垂水園」があるあたりのようです。
並びにある「上州屋」は7月いっぱいで閉店、駅側にある「珈琲館 喫茶コーナー」はすでに移転しています。
周辺のお店はまだ営業しているところも多い印象です。実際の建て替え工事が始まるのは2022年の終わりごろとのことなので、引き続きウォッチしたいと思います。