TOP ローカル 兵庫 KIITOで「空き家」を例題にした『+クリエイティブゼミリサーチャー養成編』リサーチとリテラシーを学べる

KIITOで「空き家」を例題にした『+クリエイティブゼミリサーチャー養成編』リサーチとリテラシーを学べる

デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で、「空き家」をテーマに、リサーチとリテラシーを学べるゼミが開講されます。

+クリエイティブゼミvol.37リサーチャー養成編

2022年6月28日(火)~8月2日(火)19:15~21:15(毎週火曜日・全6回)
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

神戸市中央区小野浜町1-4

KIITOでは、大阪大学COデザインセンター山崎吾郎氏と協働し、フィールドワークに重点を置く「文化人類学」の観点から「リサーチ」にフォーカスした「+クリエイティブゼミリサーチャー養成編」が開催されていて、今回は「空き家」がテーマになっています。

人口減少の歯止めがきかない日本では、増え続ける空き家が全国的に大きな社会問題に。全国各地ではいろんな空き家対策の取り組みが行われ、住居利用にとどまらない多様な活用方法が実践されているそうです。

今回のゼミでは、神戸市内を対象エリアに設定し、リサーチ手法や神戸市の現状などを学びながら「空き家」について一緒に考えることができます。

講師コメント

山崎吾郎(大阪大学COデザインセンター教授)
2021年の出生率は過去最少の81万人、15年連続の減少と報じられました。日本の各地で「空き家」が問題となる背景に、人口減少があることは間違いないでしょう。しかしながら「空き家」と一口にいっても、中山間地域でみられる「空き家」もあれば、神戸のような都市でみられる「空き家」もあり、それぞれに問題の現れ方も、目指そうとする社会のイメージも決して同じではありません。「空き家」は、一律に正解を求められるような問題ではないのです。問題をどう把握したらよいか、そのためにどんなリサーチが必要になるか、そして問題に即した対策とはどういったものか、「こうあってほしい」未来を思い浮かべながら、参加者の多様な視点を持ち寄って考えてみたいと思います。

永田宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長)
2020年度の「+クリエイティブゼミvol.35まちづくり編」でも「空き家」をテーマにゼミを開講しましたが、コロナ禍の影響などもありアクションプランの実践に至らず、効果検証もできないまま消化不良の状態となっています。そうした中でも全国、神戸市内の「空き家」は増え続けており、まちの活力低下、治安の悪化など問題は山積みの状況です。一言で「空き家」といっても空き家の建つ場所や地域によって状況は異なります。「空き家」を取り巻く複雑に絡まり合った多くの「?」を一つ一つ丁寧に調べながら解きほぐし、その要因を明らかにしていくことが、いまとても重要だと私たちは感じています。リサーチ手法や神戸市の現状、実施している対策などを学びながら、空き家について参加者とともにじっくり考えてみたいと思います。

定員
20名程度(事前申込制、先着順)

参加費
無料

申込方法
Webサイトから

申し込みはすでに始まっています。リサーチ手法や空き家について、興味がある人はぜひ。

◆関連リンク
・KIITO|デザイン・クリエイティブセンター神戸 – 公式サイト

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