ROKKO森の音ミュージアムで、約100年前の『自動演奏ピアノ』の演奏が聴けるイベントが開催されるみたい。2/25~3/30 要予約で試奏体験も
ROKKO森の音ミュージアム(旧 六甲オルゴールミュージアム)で、1920年代の「自動演奏ピアノ」の『演奏披露&演奏体験イベント』が開催されます。
自動演奏ピアノ演奏披露&特別演奏体験
2022年2月25日(金)~3月30日(水)
ROKKO森の音ミュージアム
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
今回披露される自動演奏ピアノ『ウェーバー・デュオ-アート・9フィート・グランドピアノ』(1920年代・アメリカ製)は、2020年6月より大規模修繕が行われ、2022年2月に修繕完了しました。
ウェーバー社のコンサート用ピアノ(サイズ:9フィート=2.7m)に、エオリアン社が「デュオ-アート(演奏者の演奏を空気圧の変化を利用して再現する自動演奏機能)」をつけて製作されたもので、自動演奏だけではなく、人が演奏することもできるそうです。
デモンストレーション用として、当時同じ型のものが3台作られましたが、うち2台は第二次大戦中に壊されて、演奏ができなくなってしまいました。
そのため、まったく同じ型のもので、現在も演奏可能なのは「この一台のみ」なんだとか。
この自動演奏ピアノは、曲がプログラムされた「ロール・ペーパー」と呼ばれるソフトを用いて演奏します。
「巻物状」の穴の開いた紙に演奏がプログラムされたもので、ラフマニノフやガーシュウインなど、1900年代初頭に活躍したピアニストたちの演奏がラインナップ。
実在したピアニストの指の動き・強弱などの癖も再現できることから、「リプロデューシング・ピアノ」とも呼ばれているそうです。16段階の強弱調節・ペダリングも自動で行われます。
ロール・ペーパーを交換することで、他のピアニストの演奏も聴くことができるみたいです。
自動演奏お披露目
クラシックから現代曲まで、約70曲のレパートリーからスタッフオススメの1曲の自動演奏を聴くことができます。
【時間】 11:35~/14:35~(各回約3~10分)
【曲目例】
♪ラ・カンパネラ(リスト編曲、リストの弟子のアルトゥール・フリードハイムの演奏を再現)
♪ラプソディー・イン・ブルー(ガーシュイン作曲、ガーシュインの演奏を再現) ほか
アンティーク・ピアノ演奏体験
普段触れることのできない同ピアノを、最大10分間試奏できます。
【時間】10:45~/12:35~/13:35~/15:35~(各回最大10分間)
【料金】300円
【予約】WEBサイトから/電話 TEL:078-891-1284(事前予約は前営業日まで・事前予約優先)
※楽譜が必要な方はご持参ください
※上記時間で予約の無い時間は、鍵盤に触れる体験が実施されます。(各回先着10名・無料)
期間
2022年2月25日(金)~3月30日(水)
営業時間
10:00~17:00(16:30 受付終了)
休業日
毎週木曜日
※3/14~3/18は設備メンテナンスのため臨時休業
入場料
大人(中学生以上)1,300円/小人(4歳~小学生)600円
約100年前のアンティークピアノの演奏を今も聴くことができる機会はあまりないんじゃないでしょうか。
3月13日までは、焚き火などを楽しめる「あったかウィンターフェア」も開催されています。こちらも合わせてどうぞ。
◆関連リンク
・ROKKO森の音ミュージアム - 公式サイト