手延べそうめん発祥の地・奈良で300年以上愛される名店「三輪山本」
奈良県桜井市を中心とした日本最古の神社で知られる『大神神社(おおみわじんじゃ)』のふもとは、“そうめん発祥の地”で知られており、数々の名店が存在します。
その中でも筆者のおすすめ『三輪山本』は、300年以上にわたり、そうめんを作り続けてきた名店です。今回、「そうめんは夏の食べ物」というイメージをがらりと覆す、こだわりのそうめんをご紹介します。
■享保2年から作り続けているこだわりの「そうめん」
『三輪山本』の創業は享保2年(1717年)。昔ながらの手延べが今も守られています。約36時間かけてつくるその工程ひとつひとつに、老舗に伝承される熟練の技が活かされています。
この『糸依(いとより)』シリーズは、ゆで時間わずか90秒。
中でも筆者が一番大好きなそうめん『白龍』は、独自の製法により作られた極細麺をじっくり熟成したもので、ゆで時間はわずか60秒。10gあたりの線状は約130本、約0.6mmとかなり細いそうめんですが、コシと喉ごしに感動すること間違いなしです。
そして、『白龍』よりさらに細い『白髪』は、10gあたりの線状が約300本、約0.3mmの超極細。透き通るような美しさで、とても優雅。ゆで時間は、驚くことに30秒。製造ができる職人も数少なく、希少価値が高いそうめんなのだそう。
■大切な人への贈り物にも
店舗、オンラインショップでも購入ができる『三輪山本』のそうめん。自宅で楽しむのはもちろんのこと、ギフト詰め合わせのラインアップも豊富で、大切な人への贈り物としてもおすすめです。
にゅうめんを手軽に楽しめるセットも。
そうめん以外に注目したいのが、『三輪山本』のロゴや包装紙。
日本を代表するクリエイティブディレクター・佐藤可士和氏が手がけたスタイリッシュなパッケージになっています。
■店舗では細さの違いも楽しめる
また、『三輪山本』にはお食事処も併設されていて、『白龍』や『白髪』の食べ比べなど細さの違いが楽しめます。定番の『冷やしそうめん』(各880円・税込)や、
『にゅうめん』(各880円・税込)が楽しめます。
<店舗詳細>
三輪山本
住所:奈良県桜井市箸中880
最寄駅:JR『巻向駅』
電話番号:0744-43-6663(平日・代表)
0744-43-6662(売店・お食事処専用)
売店営業時間:【4~8月】10:00~17:00【9~3月】10:00~16:30
食事受付時間:11:00~15:00(L.O.)
夏季限定の『とろろそうめん』や『牛肉そうめん』も、暑い時期のお食事にピッタリです。(文/森麻理子)
【画像】
※三輪山本
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