お鍋で試したい!京都の絶品調味料4選&シメの麺
アツアツで栄養豊富、しかも手間いらずとあって、冬の食卓でエース級の活躍を見せる鍋料理。ですが皮肉なことに、登板回数が増えれば増えるほど「飽きた」「また鍋〜?」などとヤジられがちです。なんと不憫なお鍋選手……。
そこで今回は、いつものお鍋に絶妙な変化球を投じる強力な助っ人たち、すなわち京都仕込みの調味料を緊急招集!こだわり満載のつけだれ&鍋つゆに加え、シメに打ってつけのご当地麺もご紹介します!
【つけだれ①】しゃぶしゃぶに夢中
飯尾醸造@宮津市
キャッチーなネーミングに心惹かれる「しゃぶしゃぶに夢中」(360ml・1404円)は、「純米富士酢」で知られる老舗のお酢メーカー「飯尾醸造」が手がけるしゃぶしゃぶ用のたれ。
5代目の飯尾彰浩さんが豚しゃぶを食べる時に、ふとした思いつきで干し貝柱のだしを取ってたれを作ってみたところ、干し貝柱の濃厚な旨みがお肉によく合い美味しかった!という実体験をもとに開発されたそうです。
付属の粉山椒で完成する“夢中”になる味
旨みたっぷりの干し貝柱のだしに合わせたのは、通常の8倍もの量のお米を贅沢に使った自社の最高級純米酢「富士酢プレミアム」、堀河屋野村(和歌山県)の「三ツ星醤油」、白扇酒造(岐阜県)の「福来純 熟成本みりん」と、いずれも昔ながらの手作りを貫く逸品ばかり。さらに「最後に振り入れて味を完成させてほしい」と、飯尾さんが普段から愛用するやまつ辻田(大阪府)の「粉山椒」まで添えるという念の入れ様です。
たれ自体もコクがあって非常に味わい深いのですが、粉山椒を入れると刺激的な香りが加わって、エンドレスにお肉が食べられそう!まさしく「しゃぶしゃぶに夢中」になる魔性のつけだれです。
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飯尾醸造
電話 0772-25-0015
住所 宮津市小田宿野373
時間 平日・土曜9:00〜12:00、13:00〜17:00
休み 日曜、祝日
お取り寄せ・HP https://www.iio-jozo.co.jp/
※現在、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時的に土曜休業されています。時期など詳しくはお問い合わせください。
【つけだれ②】琴引の塩ぽんず
小野甚味噌醤油醸造@京丹後市
鍋料理のぽん酢といえば、醤油ベースのぽん酢が主流ですが、京丹後市にある小野甚味噌醤油醸造の「琴引の塩ぽんず」(200ml・896円)は、あえて醤油を使わずにつくり上げた異色のぽん酢。丹後・琴引浜の海水を煮詰めてできた“琴引の塩”と、接木(つぎき)をせずに種から育て上げた国産の希少な“実生の柚子”をおもな原料に、それぞれの旨みや風味が引き立つ塩ぽん酢に仕上げています。
旬の寒ブリをさっぱり風味で堪能!
水炊きや湯豆腐などの鍋料理には何にでも合いますが、特にこの時期おすすめなのは、「丹後地方の海の幸・寒ブリを堪能できるブリしゃぶ」とのこと。天然塩と香り高い柚子の風味が寒ブリの脂っぽさを適度に抑え、素材がもつ甘みや旨みを存分に引き出してくれますよ。
鍋料理以外では、焼肉や焼き魚にそのままかけたり、オリーブオイルと合わせてサラダのドレッシングにするのもGood!アイデア次第でいろいろな使い方ができそうな頼もしい調味料です!
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小野甚味噌醤油醸造
電話 0772-62-0476
住所 京丹後市峰山町杉谷300
お取り寄せ・HP https://www.onojin.com/
【つけだれ③】ごまだれ(白)
山田製油@京都市
しゃぶしゃぶをはじめ、鍋料理のつけだれとして人気の高いごまだれ。定番中の定番ともいえる調味料ですが、ごまの専門店がつくるとココまで違うのか!と驚かされるのがこちら、山田製油の「ごまだれ(白)」(165g・648円※)です。
抜群のクリーミーさと、ごまの香りや甘みがしっかりと感じられるおいしさの秘密は、素材選びからこだわった山田製油特製の「練りごま」をたっぷりと使っているから。職人が厳選したごまを丁寧に煎り上げ、特製の石臼で2回挽くことで、なめらかで香り豊かな練りごまに仕上がるのだそうです。
※現在は特別価格で販売中。通常価格に変更となる場合があります。
ひとクセある食材も、ごまだれにおまかせ!
自慢の練りごまに調味料や柑橘果汁の風味を加えたごまだれは、どんな食材ともなじみやすい万能型。猪肉などのひとクセある食材を使ったお鍋にも難なく調和しますよ。ちょっとパンチが足りない時は、同じく山田製油の「ごまらぁ油」を加えて(写真右)変化を楽しんでみましょう。ごまらぁ油に使用する香辛料を予めブレンドした「辛いじゃん ごまだれ」もおすすめです♪
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山田製油
電話 0210-157-508(受付:9:30〜17:00/第1、3、5土・日曜、祝日休み)
住所 京都市西京区桂巽町4
時間(本店) 10:00〜19:00 ※時短営業の場合あり
休み 無休
お取り寄せ・HP https://www.henko.co.jp/
【鍋つゆ】豆乳鍋スープ
薬師庵@亀岡市
具材を入れてグツグツと煮るだけで、あっという間に○○鍋が完成するストレートタイプの鍋つゆは、ひと味違うお鍋を楽しみたい時に便利ですよね。そこでご紹介するのは、京都市内で創業し、現在は亀岡市で京うどんや即席鍋の製造を手がける薬師庵の「豆乳鍋スープ」(700g・432円)。有機大豆使用の豆乳に隠し味としてワインやチキンエキスをプラス、京都らしく昆布だしでまとめたやさしい味わいのスープです。
いつもの具材が豆乳パワーでまろやかに!
具材は、豆腐、油揚げ、豚肉、白菜、きのこ類など、普段のお鍋に使うものでOK!豆乳鍋スープで煮込むだけで、どの具材も驚くほどまろやかになり、いつもとは違った味わいを楽しむことができますよ。具材の旨みが加わった残りのスープにごはんや麺類を入れて、最後の最後まで味わい尽くしましょう!
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薬師庵
電話 0120-385-894
住所 亀岡市大井町並河3丁目23-2
お取り寄せ・HP https://www.yakushian.co.jp/
【番外編・シメ】丹後古代赤米麺たべそ
たべそ屋@与謝野町
お鍋のシメに用いる麺といえばうどんや中華麺がお決まりですが、たまには珍しいご当地麺でシメを飾ってみてはいかがでしょう!そのご当地麺とは、丹後半島の付け根にある与謝野町で作られている、たべそ屋の「丹後古代赤米麺たべそ」(270g・527円)です。原料の赤米は、日本の稲作のルーツとされる古代米の一種で、天平時代に丹後地方で栽培されていたという歴史あるお米です。
そして、長らく耕作が途絶えていた「幻の赤米」を現代に甦らせた地元有志の方々が、その魅力を多くの人に知ってもらおうと開発したのが、古代赤米麺たべそなのです。赤米の収穫地「田餅曽(たべそ)」にちなみ、そう名付けられました。
完食必至のもちもちツルツル食感!
たべその調理法は、そばやうどんの乾麺と同じく、たっぷりめのお湯でゆでるだけ。温かい釜揚げや冷たいざるなど、温冷どちらでもおいしく味わえます。ゆでるとほんのりきれいなピンク色になり、お米の麺ならではのもちもちツルツルの食感が楽しめますよ。お鍋のシメにする時は、ゆで時間を2〜3分短めにし、一度水洗いしてからお鍋に入れるのがおすすめです。
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たべそ屋
電話 0772-42-0921
住所 与謝郡与謝野町字三河内64-1
お取り寄せ・HP http://tabeso.jp/