【日本酒・焼酎・ビール】京都発!2021年に飲みたいおニューなお酒
おうち時間が長くなるこの冬。料理のお供にもぴったりな、京都の新しいお酒はいかがでしょう?それぞれに個性が光る逸品ばかりの編集部おすすめ3品をご紹介します。
与謝野町産フレッシュホップを使用したリッチなクラフトビール
ASOBI(かけはしブルーイング)
山・川・海の豊かな自然に恵まれた京都府北部の与謝野町。この町では、2015年からビールに苦みや香りをもたらすホップの栽培が行われています。栽培開始当初は年間100キロほどの収穫量でしたが、2020年には約2トンの量を獲れるほどまで成長しました。この京都・与謝野町産のホップを使ったビールが、今回ご紹介するかけはしブルーイングの『ASOBI』です。
一般的にビール造りには、「ペレットホップ」と呼ばれる粉砕・圧縮成形された加工品を用いますが、ASOBIでは採れたてに近い状態の与謝野町産フレッシュホップを使用。一つひとつ手摘みを行い、生のまま真空冷凍をしているため、加工ホップに比べてもみずみずしく、より新鮮な香りを楽しめるのだそうです。スッキリとした後味もあって、食事にも合わせやすいのも魅力的ですね。
かけはしブルーイングを手掛ける(株)ローカルフラッグの濱田さんによると、このビールは「飲めば飲むほど地球環境問題に貢献できる」ビールを目指しているのだそうです。ビールのラベルにも描かれている天橋立は、生活排水流入と内海の海流の流れの悪さによる海の富栄養化が起こり、牡蠣が大量繁殖し社会問題化しています。一部では牡蠣殻が島を造るまで増えてしまい、美しい天橋立の景観を損ねてしまうだけでなく、悪臭の原因にもつながっているのだそうです。
そこで、かけはしブルーイングでは、ビールの硬度調整用の資材としてこの牡蠣を使用。また、岡山県にある吉備国際大学農学部醸造学科と協同研究プロジェクトを組み、牡蠣の殻を使った濾過材の開発にも着手しているそうです。将来的にはASOBIを飲めば飲むほど天橋立の環境保全につながる可能性が高まります!
ASOBIは、かけはしブルーイングのネットショップで販売中です。美しい天橋立に思いを馳せながら、フレッシュホップの華やかな香りを楽しんでみてください!
■■INFORMATION■■
ASOBI
【価格】
4本セット2860円(税込)※配送料は別途要
ASOBI – 4本セットkakehashi.beer
【問い合わせ】
かけはしブルーイング(株式会社ローカルフラッグ)
TEL:050-5373-5587
住所:京都府与謝郡与謝野町字男山119-5
精華町の新たな特産品が味わい深い本格焼酎に!
洛いも焼酎 精華の夢(精華町洛いもグループ)
お茶の京都・精華町の新しい特産品「洛いも」をご存じでしょうか。
洛いもとは、沖縄や九州など南方系のヤマノイモ科の一種「ダイショ」のことで、長芋よりも水分が少なく、粘り気がとても強いのが特徴。ほのかに甘みを感じられ、滋養強壮や疲労回復、糖尿病の予防、便秘解消、高血圧予防と、体にもうれしい魅力いっぱいの食物です。
精華町では、連携協力包括協定を結ぶ京都府立大学が系統を選抜・保管している特別の種芋から育てたダイショを、町の特産品として「洛いも(LAKU-IMO)」と命名しました。この洛いも、夏にはいものつるがまっすぐ上方に伸び、なんと最大で約10mの高さまで到達するのだそう。さらに、ハート型の葉っぱも大きく、暑さにも強いため、水やりの手間がほとんどかからないのだとか。暑さをしのぐ緑のカーテンとしても利用できる、まさに一石二鳥の優れものでもあるんです。
そんな洛いもの魅力を最大限まで引き出したのが、洛いも焼酎「精華の夢」。焼酎の本場・鹿児島大学農学部附属焼酎・発酵学教育研究センターに協力を仰ぎ、精華町に隣接する奈良県の八木酒造で製造しています。すっきりと上品な風合いのなかにふわりとした芋の甘みを感じられ、焼酎が初めてという人にも喜ばれる逸品。まろやかな味わいを存分に楽しむなら、ロックがおすすめです。
2019年には、黒麹を用い常圧蒸留で仕込んだ「洛いも焼酎 精華の夢」【黒】の販売を開始。洛いもの芳醇な持ち味としっかりとしたコクを楽しめる、通好みのお酒です。
また、2020年度からは精華町のふるさと納税の返礼品にも、同商品が登場。精華町広報キャラクター・京町セイカちゃんのイラストラベルが貼られているのは、ふるさと納税の返礼品だけ!こちらもぜひチェックしてくださいね!
■■INFORMATION■■
洛いも焼酎 精華の夢
【価格】
(白)720ml 2200円(税込)
(黒)720mi 2750円(税込)
※化粧箱はプラス300円(税込)
【取扱店】
紺屋書店(精華町祝園二ノ坪9)
木村酒店(精華町祝園榊ヶ坪23-2)
浦井酒店(精華町東畑北山中9-2)
MEGAドン・キホーテUNY精華台店(精華町精華台9丁目2-4)
JAグリーンマーケット精華(精華町祝園西1丁目31-5)
愛菜館(精華町乾谷金堀3-2)
道の駅お茶の京都みなみやましろ村(南山城村北大河原殿田102)
じねんと市場(京都市伏見区竹田青池町125)
京都府立大学生協下鴨購買(京都市左京区下鴨半木町1-5)
八木酒造株式会社(奈良県奈良市高畑町915)
【問い合わせ】
紺屋書店(精華町洛いもグループ)
0774-94-5140
【ふるさと納税に関する問い合わせ】
精華町総務部財政課財政係
0774-95-1914
メール:info@lakuimo.sakura.ne.jp
ありそうでなかった!魚の旨みたっぷりの日本酒
小魚煮干し酒「鶴丸」(池田酒造)
海の京都・舞鶴市にある池田酒造は、1879年(明治12)創業の老舗酒蔵。「毎日飲んでも飲み飽きない食中酒」「飲むと笑顔になるお酒」をモットーに、醸造用アルコールや添加剤の添加をおこなわない、お米の美味しさがダイレクトに伝わる純米酒を醸しています。
そんな同蔵が2020年11月に発売した「小魚煮干し酒 鶴丸(つるまる)」は、地元の椋本営農さんが丹精込めて育てた京都府限定の酒米「祝」で造った純米酒に、舞鶴で水揚げ・加工された小魚の煮干しの炙りを漬け込んだお酒。魚の香ばしさと旨みをしっかりと感じることができ、まるでひれ酒を楽しんでいるような贅沢な気分に。おすすめは断然熱燗!寒い日々が続くこの季節、魚介系料理と一緒に味わってほしい逸品です。
※こちらの商品は、日本酒に煮干しを漬けるため、酒税法上リキュールとなります。
※煮干しは漬け込み過ぎると苦みが出てしまうため、一定期間後に取り出しています。そのため、商品には煮干しは含まれていませんが、一部が浮遊物、沈殿物として残っています。また、旨みが溶け出すことでお酒の色は黄金色になっていますが、いずれも品質に問題ありません。
■■INFORMATION■■
小魚煮干し酒鶴丸
【価格】
1800ml 3410円(税込)
720ml 1705円(税込)
【販売店】
池田酒造オンラインショップ及び舞鶴市内の酒販店
【問い合わせ】
池田酒造株式会社
TEL:0773-82-0005
住所:舞鶴市中山32