TOP ローカル 京都 【2020】密を避けてゆったり!エリア別・京都の紅葉&イチョウの穴場スポット19選

【2020】密を避けてゆったり!エリア別・京都の紅葉&イチョウの穴場スポット19選

2020.10.05

秋になり、ぐんと冷え込むようになった今日この頃。朝晩の寒暖差があるほど、紅葉は鮮やかに美しく彩られます。
京都の秋もそろそろ紅葉が始まる気配がしてきました。今年の秋は、密を避けてゆったり鑑賞できる穴場スポットで紅葉を楽しんでみませんか?KYOTO SIDE編集部が厳選した19選をお届けします。

【注意】掲載情報は10月1日の時点での情報です。今後、イベントなどの開催予定が変更となる可能性もありますので、最新情報は各自お問い合わせください。

“海の京都”エリアの紅葉穴場スポット

京都府北部、日本海に面するこの地域では古くから大陸との交流の拠点として栄えてきました。広大な土地で伸び伸びと育った樹々の紅葉は、まるでパノラマ写真を見ているかのよう。

紅葉に包まれ、心静かに座禅体験 正暦寺

【見頃】11月中旬

f:id:kyotoside_writer:20200924135128j:plain

綾部市にある正暦寺は、平安中期に空也上人が自ら彫った観音像を祀ったことに始まるという古刹です。正暦寺の寺泊では、好きな場所で座禅体験をすることができます。写真のように、境内の紅葉スポットで座禅をすることも可能なのだとか!しかも、夕食にはご住職の手によるホテル顔負けのコース料理まで楽しめます。紅葉に包まれて心静かに過ごしてみては?

■■INFORMATION■■
正暦寺
住所:京都府綾部市寺町堂ノ前45
電話:0773-42-0980
料金 :「住職のおだいどこ 食べることと呼吸のおはなし」2万円〜
https://www.shourekiji.com/
※宿坊は1日1組限定

足利尊氏出生の地でもみじ&歴史散策 安国寺

紅葉見頃:11月上旬〜下旬 

f:id:kyotoside_writer:20200924135526j:plain

安国寺は、14世紀半ばに室町幕府の初代将軍である足利尊氏が創建したとされる、茅葺き屋根が印象的な風情ある寺院です。秋には境内にある100本の紅葉が色づき、多くの観光客が訪れる紅葉の名所。
こちらは足利尊氏の出生地として伝わり、尊氏の母も子宝祈願したといわれ、現在も子安地蔵として信仰を集めています。もみじとともに、歴史散策もオススメです♪

■■INFORMATION■■
安国寺
住所:京都府綾部市安国寺町寺ノ段1
電話:0773-44-1565
拝観時間:拝観自由(内拝観は早めに要予約)・冬期(10月~3月)8:30~17:00/夏期(4月~9月)8:00~18:00
拝観料:境内自由(ただし内拝観の場合は志納金300円)

美しい庭園と紅葉のコントラスト 大本神苑 

【見頃】11月中旬

f:id:kyotoside_writer:20200924135818j:plain

明治25年に綾部市で開教された民衆宗教の境内地である大本神苑。20世紀最大級といわれる木造建築「長生殿」や、国の重要文化財「木の花庵」もあり、今や綾部を代表する観光スポットになっています。広大な敷地を誇る庭園では、色とりどりの紅葉と常緑のコントラストが随所に見られ、圧巻の光景が広がります。趣のある建物を見ながら、秋色に染まった気品あふれる美庭を歩いてみましょう。

■■INFORMATION■■
大本神苑
住所:京都府綾部市本宮町1-1
電話:0773-42-0187
拝観時間/拝観料:境内自由(※神殿内部の見学は予約が必要です)

鉄道ファンも訪れる大イチョウに感動 引原峠

【見頃】10月末から11月中旬

f:id:kyotoside_writer:20200924140204j:plain

京丹後市にある旧網野町の引原峠(ひっぱらとうげ)。こちらには京都丹後鉄道の線路沿いに威厳ただよう大イチョウがあります。車窓からの眺めはもちろん、列車とイチョウがコラボした景色も人気で、写真に収めようと鉄道ファンが訪れるほど。列車旅の思い出のひとつにするもよし、車で訪れ見てみるもよしの穴場スポットです。

■■information■■
引原峠の大イチョウ
住所:京丹後市網野町引原峠(国道178号線)子午線塔付近

「丹波のもみじ寺」で紅葉とイチョウの競演を 長安寺

【見頃】11月上旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924140829j:plain

福知山十景に数えられる臨済宗南禅寺派のお寺。「丹波のもみじ寺」と呼ばれるほど、広い境内を彩る紅葉は風情があります。また、心経堂近くの樹齢約600年にも及ぶ「授乳のイチョウ」も必見。本堂の縁から見る、薬師三尊四十九灯の庭に映える紅葉に包まれながら優雅な時間を過ごしてみては?

■INFORMATION■
長安寺
住所:福知山市奥野部577
電話:0773-22-8768
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:300円

“森の京都”エリアの紅葉穴場スポット

日本の原風景が広がる森の京都エリア。豊かな山々が織り成す紅葉は、色鮮やかに染まり見る人を魅了します。

紅に染まる参道を歩く 桑田神社

【見頃】11月中旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924141420j:plain

亀岡市の保津川を見下ろせる高台にある桑田神社。この地では保津川で溺れた神様をナマズが助けたという伝承があり、境内には至る所にナマズをモチーフにしたものが見られます。参道から神殿へと続く真っ赤なモミジはもちろんのこと、境内からはトロッコ亀岡駅などの街並みも見渡せ、壮大なパノラマを楽しめますよ。トロッコ亀岡駅から徒歩5分とアクセスも抜群。

■INFORMATION■
桑田神社
住所:亀岡市篠町山本北条51
電話:0771-25-3881
拝観時間/料金:境内自由

予約していきたい名勝庭園 法常寺

【見頃】11月中旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924141843j:plain

後水尾天皇ゆかりの寺院である法常寺では、歴代天皇より賜った古文書や美術品などを多く保管し、現在でも香華料の下賜が続いています。
また、江戸初期の作庭といわれている庭園は、京都府の名勝に指定されるほどの美しさ。参道は自由に散策ができますが、庭園と本堂の拝観は予約が必要ですので、事前に計画を立てて目指しましょう~。

■INFORMATION■
法常寺
住所:亀岡市畑野町千ヶ畑藤垣内1
電話:0771-28-2243
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:本堂拝観300円(要予約)

息をのむほどの紅葉にうっとり 龍穏寺

紅葉見頃:11月中旬 

f:id:kyotoside_writer:20200924142255j:plain

南丹市の山間にある、静寂に包まれた寺院・龍穏寺(りょうおんじ)。1509年に曹洞宗の寺院として創建され、園部藩家老の菩提寺となりました。
こちらの参道で上を見上げると、真っ赤に染まった紅葉が目の前に広がります。ため息が出るほど美しい紅葉天井を見ようと、近年では人気急上昇。訪れる際はマナーを守って、静かに観賞してくださいね。

■■INFORMATION■■
龍穏寺
住所:京都府南丹市園部町仁江甲溝畑1
電話:掲載なし
拝観時間/拝観料 境内自由

 

季節の移ろいを感じる紅葉グラデーション 真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺

紅葉見頃:11月中旬 

f:id:kyotoside_writer:20200924142725j:plain

出典:京都フリー写真素材(http://photo53.com/

756年創建と伝わる、南丹市最古の寺院・西光寺。高雄の神護寺を再興した文覚上人が得度(出家の儀式)をしたところで、隠れた紅葉の名刹とも称されています。西光寺の紅葉は高雄の神護寺より移植された紅葉で、季節の歩みで“七色に映える”と言われており、グラデーションがかった美しい紅葉は、お参りに来る方の目を楽しませています。

■■INFORMATION■■
真言宗 大覚寺派 飯盛山 西光寺
住所:京都府南丹市八木町美里中石谷9
電話:0771-42-3417
拝観時間:10:00〜16:00 
拝観料:境内自由(本堂内は当山の指定日にて予約必要)
※ライトアップは現在は行っておりません。
※団体での紅葉拝観はお断りしています。

極彩色のモミジが彩る山寺の秋 玉雲寺

【見頃】11月中旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924143624j:plain

1416(応永23)年に創建された曹洞宗のお寺で、山寺らしい静かな雰囲気が漂う玉雲寺。表参道の階段を登ると紅葉に包まれた見事な楼門が現れ、その迫力に圧倒されます。境内の至る所で紅葉が見られ、荘厳な本堂と極彩色のモミジの組み合わせに写真に収めるファンも多いのだそう。晩秋の散紅葉も必見。

■INFORMATION■
玉雲寺
住所:船井郡京丹波町市森滝見9
電話:0771-82-0628
拝観時間/料金:境内自由

“お茶の京都”エリアの紅葉穴場スポット

京都府南部に位置し、日本屈指のお茶どころとして約800年の歴史を持つエリア。小高い山も多く、ハイキングを楽しみながら紅葉狩りをするのもオススメです。

深紅の紅葉と常緑樹が織り成す秋の絶景 石清水八幡宮 

【見頃】11月中旬~下旬 

f:id:kyotoside_writer:20200924144106j:plain

八幡市の男山山頂にある石清水八幡宮。厄除けの神社として有名で、広い境内には紅葉スポットがたくさん。南総門では門の朱色と紅葉の赤が絶妙なコントラストを生み出します。また、紅葉したモミジやイチョウ、ノムラカエデなどに常緑樹の緑が混ざり、美しさが一層引き立ちます
ちなみに参拝するためには石清水八幡宮参道ケーブルが便利。ケーブルカーからの景色もおすすめですよ。

■INFORMATION■
石清水八幡宮
住所:八幡市八幡高坊30
電話:075-981-3001
拝観時間:1月1~19日 不定期、1月20日~3月 6:30~18:00、
4~9月 5:30~18:30、10月 6:00~18:00、11~3月 6:30~18:00
拝観料:無料

 

足利義満の母が寄進した「もみじ寺」 善法律寺

【見頃】11月中旬~12月上旬

f:id:kyotoside_writer:20200924174358j:plain

石清水八幡宮と合わせて行ける善法律寺。境内には足利義満の母が寄進したモミジが植えられていて、約100本もあることから「もみじ寺」としても親しまれています。門をくぐった先には庭園が広がり、赤と黄色のモミジが境内を美しく彩ります。
また、11月21日(土)、22日(日)には本堂の特別公開が、11月21日~23日には紅葉のライトアップが開催予定です。この時期だけの特別な時間を過ごしましょう~

■INFORMATION■
善法律寺 
住所:八幡市八幡馬場88-1
電話:075-981-0157
拝観時間:8:00~17:00
拝観料:無料(本堂内部の拝観は500円、要予約)

 

一休さんと紅葉のコラボ 酬恩庵一休寺

【見頃】11月中旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924174949j:plain

京田辺市の閑静な地にある酬恩庵一休寺は、もとは妙勝寺というお寺でした。しかし戦火にあい、後に一休禅師が宗祖の遺風を慕って再興し「酬恩庵」と名付けたのです。こちらの参道では、真っ赤に紅葉したカエデが見られます。また境内には晩年の一休さんや幼少期の一休さんなど、たくさんの一休さんの像があり、紅葉とのコラボレーションも楽しめますよ♪

■INFORMATION■
酬恩庵一休寺
住所:京田辺市薪里ノ内102
電話:0774-62-0193
拝観時間:9:00~17:00(宝物殿9:30~16:30)
拝観料:500円

ハイキング気分で紅葉狩り 海住山寺

【見頃】11月上旬~下旬

f:id:kyotoside_writer:20200924175627j:plain

【写真提供:(一社)木津川市観光協会】

お茶の京都エリアの中でも南に位置する木津川市にあるのが海住山寺(かいじゅうせんじ)です。寺域は1万坪にも及び、本堂の裏手に続く山道は紅葉で赤く染まり、プチハイキングも楽しめます。晴れた日には平城宮跡の朱雀門や西ノ京周辺も見えるのだとか。
また、鎌倉時代に建てられた五重塔は国宝に指定されています。塔の裏手に回ると写真のようなフォトジェニックな景色が楽しめますよ。

■INFORMATION■
海住山寺
住所:木津川市加茂町例幣海住山20
電話:0774-76-2256
拝観時間:9:00~16:00
http://www.kaijyusenji.jp/

 

“竹の里乙訓”エリアの紅葉穴場スポット

竹取物語発祥の地のひとつと伝わるこのエリアは、京都と大阪を結ぶ交通の要所でもあります。京都市内からも比較的近く、アクセスが便利なので初心者にもおすすめです。

もみじの絨毯が広がる「もみじ参道」へ 光明寺

【見頃】11月中旬~下旬 

f:id:kyotoside_writer:20200925115508j:plain

市内からもほど近い長岡京市にある、1198(建久9)年に建立した西山浄土宗の総本山。総門から薬医門へと続く道は「もみじ参道」と呼ばれ、一面にもみじの絨毯が広がります。このもみじの絨毯を見るには、紅葉が落ち始める頃がおすすめ。また、こちらは混雑する場合があるので、落ち着いて見るなら朝早くか夕方頃がおすすめ。
※光明寺および近隣には駐車場がないため、公共交通機関をご利用ください。

■INFORMATION■
光明寺 
住所:長岡京市粟生西条ノ内26-1
電話:075-955-0002
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:500円(紅葉時期以外は無料)

 

燃えるような紅葉に心癒される 柳谷観音 楊谷寺

【見頃】11月上旬〜下旬 

f:id:kyotoside_writer:20200925120202j:plain

平安時代より天皇家や公家などをはじめとする眼病に悩む人々を癒す祈願所として信仰されてきた柳谷観音。人里離れた山深い場所に位置するため、寺全体が燃えるような紅葉に包まれます。また、上書院(毎月17日公開)からの浄土苑(名勝庭園)の眺めは格別。はらはらと舞い落ちた紅葉が庭の刈込を赤く染め上げ、見事なコントラストを作り出します。眼病祈願とともに紅葉を眺めて、日頃の眼の疲れを癒してみては。

■■INFORMATION■■
柳谷観音 楊谷寺
住所:長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話: 075-956-0017
拝観時間:9:00〜16:00
志納料:無料(紅葉ウィーク・柳谷アートフェア中は有料)
※紅葉ウィーク・柳谷アートフェア2020(11/1~12/6開催)の期間中は16時閉門
イベントの詳細はHPでご確認ください
https://yanagidani.jp/

 

幻想的なもみじのトンネルを歩く 向日神社

【見頃】11月下旬~12月上旬

f:id:kyotoside_writer:20200925120604j:plain

竹の径で有名な向日市にある向日神社は、かつて向日山にあった向神社(上ノ社)と火雷神社(下ノ社)が合祀した神社です。養老2(718)年に創建され、国の重要文化財に指定されている本殿は、室町時代に建築されたもの。鳥居から本殿に続く参道には、赤・オレンジ・黄のグラデーションが美しいもみじのトンネルができ、幻想的な景色を堪能できますよ。

■INFORMATION■
向日神社
住所:向日市向日町北山65
電話:075-921-0217
拝観時間/料金:境内自由

 

“京都市内”エリアの紅葉穴場スポット

京都市内にも見逃せない穴場スポットあり。市内観光と合わせて訪れてみては?

多種多様な紅葉パラダイス! 京都府立植物園

【見頃】11月中旬~12月中旬

f:id:kyotoside_writer:20200925120948j:plain

秋の京都府立植物園の見どころは、イロハモミジはもちろん、それ以外の、多種多様な紅葉が見られることです。11月の中旬から始まるスズランノキ、ニッサボク、ニシキギといった世界三大紅葉樹の紅葉や、国内最大クラスのフウの木のほか、絶景と名高い「なからぎの森」周辺の池の紅葉銀座など、たくさんの樹木の紅葉が楽しめます。
11月14日(土)~11月29日(日)には「世界の紅葉ライトアップ」も実施!昼間とは違った紅葉を満つことができますよ♪

■■INFORMATION■■
京都府立植物園
住所:京都市左京区下鴨半木町
電話:075-701-0141
開園時間:9:00〜17:00 (入園は16:00まで) 
料金:一般200円、高校生150円、中学生以下無料
★温室観覧料/一般200円、高校生150円、中学生以下無料 温室入室時間/10:00から15:30(16:00閉室)
http://www.pref.kyoto.jp/plant/

 

一幅の絵画のような大イチョウに見惚れる 岩戸落葉神社

【見頃】11月中旬から下旬(年によって異なる)

f:id:kyotoside_writer:20200925121602j:plain

京都市の高雄から車で15分。清滝川と岩谷川が交わる小野郷の地にあるのはその名も「岩戸落葉神社」。いかにも紅葉の時期にぴったりなこちらは、『源氏物語』に登場する“落葉の宮”にゆかりがある神社。社殿を囲むようにそびえ立つ樹齢不明の4本の大イチョウは圧巻です。この大イチョウ、境内の内側にある2本が先に色づき、落葉して地面を黄色い絨毯のようになった後に、外側の2本が色づいてまるで絵画のような景色を作り出します。
また、毎年11月中旬の一晩だけ、夜間ライトアップが行われる予定。ただし、2020年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。来年は開催されることを期待しましょう! 

■■INFORMATION■■
岩戸落葉神社
住所:京都市北区小野下ノ町170
拝観時間:終日参拝可能
JRバス小野郷下車徒歩すぐ

Recommend あなたにおすすめ