深刻化していく関西の「空き家問題」
「空き家問題」をご存知でしょうか? さまざまな問題を引き起こしかねない問題ですが、実は全国の中で大阪府が最も空き家率が高いんだそう。
今回は、2020年4月8日(水)に放送された読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』のコーナー『まるトクZIP!』より空き家問題についてご紹介していきます。
■急増する『空き家問題』って?
相続や都会への移住がきっかけで生まれてしまう空き家。そんな空き家を放っておくと、犯罪や倒壊といったトラブルが発生しやすくなり、治安悪化の原因にもつながります。
年々急増していく空き家率の中でも、特に大阪は空き家率が全国ワースト1位として知られているとか。そんな空き家問題をなんとかしようと、各地でさまざまな取り組みが行われているんです。
■1:1938年築の建物をリノベーションした須栄広長屋
大阪の中でも空き家率が高いという生野区にあるのは『須栄広長屋』。1938年に建てられた古い長屋ですが、借り手がいなかったためリフォームしたのだそう。
1階はアンティークショップ『antique totto』、2階はご夫婦2人の住居スペースとして使用しています。
昔ながらの梁や土壁が身近に感じられるリノベーション長屋。毎日の暮らしで歴史を感じられるような、情緒あふれる空間がなんとも素敵です。
■2:1年以上かけて住みやすく改築した兵庫県神崎郡の住宅
兵庫県・神崎郡ののどかな場所にあるのは、夫婦で暮らす岡林さんのお宅。定年退職をきっかけに、ご主人の実家をリフォームしました。
築100年以上にもなる古民家は、電車の線路が近くにあることもあり、傾いて危険な状態だったそう。
家を壊してしまうことも考えたそうですが、せっかくだからと1年以上をかけて古民家を改築。今では、広々としたリビングが広がる素敵なおうちへと生まれ変わりました。
趣深い屋根や梁はそのまま活かし、基礎工事をしっかりと行ったおかげで、思い出のあるおうちで楽しく優雅に過ごしているのだそう!
■3:無料で空き家の相談を受け付ける丹波の空き家相談所
深刻化する空き家問題。そんな空き家問題の相談に無料で対応するのが、兵庫県・丹波市の『空き家相談所』です。
せっかく相続などで家を相続しても、元々住んでいる家があったり、遠方に住んでいたりと住むことができず、また壊すにしても解体費用がかかるため、放置されてしまうというのが実情。
空き家相談所の西垣さんが紹介してくれたとある一軒家も、その一つ。
床面積は200㎡を超し柱も立派な住ですが、この家を受け継いだ方が住むことは難しく、西垣さんに依頼が来たそう。今後は家具も処分し、月5万円以下で貸し出しされる予定です。
【関連記事】肉汁じゅわ~!お店のようなハンバーグを作る簡単裏ワザ今後直面するであろう空き家問題。2033年には、3軒に1軒が空き家になるとも予想されています。やり方次第で住みよい住居にも生まれ変わる空き家を活用できるように、少しでも向き合っていきたいものですね。(文/つちだ四郎)
【画像・参考】
※ 読売テレビ『朝生ワイドす・またん!』(月曜~金曜 5時20分~)
この情報は放送時点のものです。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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