TOP ライフスタイル 作るのも食べるのも、主役は子ども!【こども食堂】が播磨町で初開催! みんなで楽しく食べられる場所に…

作るのも食べるのも、主役は子ども!【こども食堂】が播磨町で初開催! みんなで楽しく食べられる場所に…

播磨町では初となる『こども食堂』。

子どもたち自身が考えて、料理を提供できるような『子どもが主役』の場所づくり。食事を食べるだけでなく、料理を作る楽しさをもっと知って欲しい…オーナーの思いと地域の願いが一つになった『こども食堂』!

もくじ

1.播磨町で初開催の『こども食堂』!
2.オーナーの思いと、子どもの頃の思い出
3.子どもが主役!自分で考え作ってみる♪
4.この日料理を作ってくれた子どもたち
5.今後の予定とこれから…
6.開催場所のお店はどこにあるの?

1 播磨町で初開催の『こども食堂』!

2019年12月15日の日曜日、兵庫県加古郡播磨町内では初となる『こども食堂』が、加古郡播磨町古田にある『サウンド・キッチン プレステーズ』で開催されました。

播磨町周辺の明石市や高砂市ではすでにいくつかの『こども食堂』を運営していますが、今まで播磨町には無かったので、地域の人にとっては嬉しいニュースとなりました。

通常の営業とは異なるので、子ども食堂営業のお知らせ用紙を入口に貼っています

主催者はこのお店のオーナーである花房 克英(はなふさ かつひで)さん。普段は12時~17時まで花房さんのお母さんがカラオケ喫茶を営み、18時~23時までは花房さんがダイニングキッチンを営業しています。

播磨町で『こども食堂』を開催した花房さん。普段はこのお店のオーナーです

最近、新聞やテレビなどで『こども食堂』が話題になっていることを知り、播磨町でもぜひ開催したいと思っていたという花房さん。ただ、何から始めていけばよいか分からず思いを募らせていたところ、偶然にも市議会議員の方が「播磨町でもこども食堂を開催したいのだけど、どこか場所があれば…」との話をしていることを知り、タイミング良く開催に至ったとのこと。

何もかも初めてのことなので、高砂市内ですでに『こども食堂』をされてる方に相談し、今回 1回目の開催となりました。

切った野菜を鍋に入れていく子どもたち

2 オーナーの思いと、子どもの頃の思い出

花房さんが『こども食堂』を開催したいというきっかけとなったのは、ご自身が子どもの頃の思い出があるからとのこと。

母子家庭で育ち、母親が仕事で帰宅が遅く夕食が夜の8時となることも。
育ち盛りでもある小学3年生の頃、夕食までの待ち時間空腹に耐えきれず、キッチンに立ち目玉焼きなど簡単な料理を作りお腹を満たしていました。

そして、いつの間にか冷蔵庫にあるものを使い、自分なりに工夫して料理をすることが楽しくなっていったそうです。
そんな幼少期の思い出があるからこそ、共働きの両親や母子・父子家庭が多い現在、夕食を家族一緒に囲んで食べることができる子どもは少ないのでは?と思い、こども食堂の開催にいたったそうです。

野菜を鍋で煮込んでいきます

この日は2回カレーを作りました

ただ、全て大人が作った料理を参加者さんに提供する『こども食堂』ではなく、子どもたちが自分で考え、自分たちで作った料理を提供できるような『こども食堂』にしたかったとのこと。

配膳の仕方を子どもたちに教える花房さん

それは、生活に必要な『食べること=料理ができること』で自分に自信がつくこと。

自分が食べるものだけでも自分で料理ができるという自信で将来『自立』がスムーズにできるからなのかも知れません。
もちろん料理をするにあたっては安全面・衛生面でのフォローは必要ですが、保護者にとって子どもたちが料理を通じて成長し、自立してくれるのは嬉しいものです。

カップケーキも生地から作ります

こんがり焼けたカップケーキ

3 子どもが主役!自分で考え作ってみる♪

今回は初回だったので、知り合いの子どもたち3名が料理を作る担当として参加してくれました。

花房さんが、料理を教えながら作るのですが、重要なポイントや安全・衛生面だけをきちんと伝え、基本は子どもたちの自主性に任せていました。

今回のメニューはカレーとデザートにカップケーキ。

本日のメニュー:カレー・カップケーキ

お店の壁にメニュー表と料理の工程表が貼ってありましたが、これも子どもたちで準備したもの。

工程表もメニューも全て子どもたちが仕上げました

今回の『こども食堂』は18時からお客さんが来店する予定ですが、料理を作るメンバーは16時30分に集合し、調理やメニューの準備をしました。

今後は「料理を作ってみたい!」という子どもたちを募り、前もってメニューを考えるところから花房さんと一緒に企画していくそうです。

作るのも食べるのも子ども。まさに子どもが主役である『こども食堂』です。

4 この日料理を作ってくれた子どもたち

この日、料理を作ってもらったメンバーの紹介です。
まずカレーを担当した二人。

左:二川優斗(にかわ ゆうと)さん 中学1年生
右:上江洲琉駕(うえず るか)さん 中学2年生
中:花房さん オーナー

デザートのカップケーキを
作ってくれた上江洲煌萊(うえず きらら)さん 小学6年生

琉駕(るか)さんは、普段から料理が好きで、家でも料理は積極的にしているそうです。優斗(ゆうと)さんは、ほとんど料理はしたことがないそうですが、この日は花房さんに教えてもらいながら、野菜を切ったり炒めたり上手に調理をしていました。

二人で仲良く調理

クリスマス前なので可愛くデコレーションしたカップケーキ

5 今後の予定とこれから…

これから播磨町のサウンド・キッチン プレステーズで開催する『こども食堂』は月に一度開催していく予定です。

通常はお店の営業があるので、開催曜日は日曜日、時間は18時~21時頃と考えています(変更の可能性あり)。
料理作りのお手伝い希望者は準備があるので16時30分~17時くらいに集合になります。年齢は小学生・中学生。

人数は1~3名募集なのでお友達同士で参加しても楽しいかもしれませんね。

お水を運ぶお手伝いも

初回のお客さんたち、美味しくてカレーをおかわりする方も!

「気軽に楽しくクッキング」をモットーに掲げているので、花房さんをはじめ大人の方が料理や提供の仕方などを教えてくれます。料理はお子さんにも作りやすいメニューの中から2・3品目を選んでもらう予定です。
料理はあまりやったことがないけど興味がある!という方や、何だか楽しそう!と思っただけでも貴重な体験になるかと思います。

もちろん『こども食堂』なのでお子さんと一緒に来店も大歓迎です。予約不要で料金は、大人(高校生以上)500円、子ども(中学生以下)無料。一度食事に来てから調理のお手伝いを考えるのも良いかもしれません。

食後のデザートのカップケーキを運びます

テーブルでお客さんとのコミュニケーションも大切

次回は調理のお手伝いをしたい!とカレーを食べるお客さん

次回の予定やメニューのお知らせなどはプレステーズのフェイスブックページにアップする予定なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

『こども食堂』告知のちらし

そしてなんと!さっそく第2回 こども食堂が開催決定したそう!

2回目は、2月9日(日)。
大人500円・小人 無料(中学生以下) お手伝いできるお子さんも募集中です。
Facebookイベントページ⇒https://www.facebook.com/events/2577308049217602/

6 開催場所のお店はどこにあるの?

お店の外観(夜間)

店名:サウンド・キッチン プレステーズ
住所:加古郡播磨町古田1丁目11−21
(250号線より南、山陽電車線路踏切のすぐ北)
電話:079−441−4833(担当:はなふさ)
駐車場:あり
フェイスブックページ
https://www.facebook.com/hamafusakatsuhide/【こども食堂】
料金
大人(高校生以上)500円
子ども(中学生以下)無料
時間:18時~21時頃
※予約不要
※日時・お手伝い希望・質問等の場合、お電話にてご連絡ください

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