捨てにくい&増え続ける「子供の思い出の品」をスマートに収納するコツ3つ
お子さんがいる家庭で増え続ける“思い出の品”。特に、絵や工作といった制作物の管理は悩ましいものですよね。整理収納アドバイザーのmaikoさんによると、制作物などを思い出の品として収納することは、お子さんの学びの機会のチャンスでもあるそう。
そこで今回はmaikoさんが、“思い出の品の収納テクニック”をご紹介します。
STEP1:「どうしたいか」を聞いてみる
お子さんの描いた絵や工作などの制作物は、成長を感じるものであり、大切な思い出の品。
ただ、保管したくてもスペースを確保できなかったり、そもそも多くの量を保管することにも迷いがあったりと、正直どう管理していいかわからず困っているお母さんは多いですよね。
そんなときは、まずお子さん本人にどうしたいかを聞いてみてください。お子さんによって、自分で作ったものへの思い入れもさまざまです。
「飾りたい」「飾らなくてもいいからとっておきたい」といったことから、「遊びに使いたい」「これはもういらない」など、それぞれの考え方があるはずです。お子さんがどうしたいのかを知ることも、思い出の品の管理の大切なヒントになるはずです。
しかし、お子さんにどうしたいかを尋ねると、とりあえず「捨てないで!」と言われてしまうパターンも多いのが実際のところ。
そんなときには、「では、捨てずにどうしたいか」までを引き出してあげてください。お子さんと一緒に、保管や収納のルールやアイデアを話し合うのも、“モノを管理する力”“片付けの力”を養う絶好のチャンスです。ぜひ未就学の小さなお子さんも、できる部分からチャレンジしてみてください。
STEP2:スペースを意識して
お子さんと話し合い、実際にどうしようかとなったときに、どんなパターンでも意識してほしいのは、“スペースには限りがある”ということ。
例えば、飾りたい場合は、ギャラリースペースを設け、“ここにステキに飾れるだけ”というルールにすることで、増え続けて収拾がつかなくなることを防ぎます。保管も同じく、“ここに収納できるだけ”とすることで、保管できる量の目安がわかりますね。
保管スペースに収まらなくなったら、すでに保管しているものをもう一度見直したり、保管の方法を検討し直したりすることも有効です。
また、かさばる工作などは写真に撮ることでコンパクトになり、思い出の品として保管しやすくなりますね。
STEP3:思い出ボックスは2つ準備
お子さんが気に入っているものと親御さんが気に入っているものも、それぞれ違うというパターンもあるはずです。お子さんの制作物は、お子さん本人の思い出でもありますが、親御さんにとっての方が思い出の役目は大きいかもしれません。
そんなときには、親御さん自身が気に入っているものは、親御さんの思い出として保管し、お子さんが気に入っているものは、お子さんに管理を任せてみるのも一つの方法です。
収納できるスペースと相談しながら、それぞれの思い出ボックスを作ってみてはいかがでしょう。お子さんの“モノを管理する学び”になるだけでなく、単純に、“親御さんの思い出の品”と“お子さんの思い出の品”として、のちのち楽しむことができるはずです。
お子さんがいる家庭では、避けて通れない“思い出の品の管理”。単純に保管や収納のアイデアやコツを必要とするのではなく、ぜひお子さんとの学びの機会にもしてみてください。
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※ SeventyFour、Ulza、Evgeny Atamanenk、ben bryant / Shutterstock