もう悩まない!美容師に学ぶ「ショートヘア」基本のスタイリング
暑い季節に向けて髪を短くしたいと考えている方、いるのではないでしょうか。もしかしたら、ショートヘアにしたのはいいけれど、いまいちスタイリングの仕方が分からない……と困っている方もいるかもしれません。
そこで今回は、ショートヘアのスタイリングの基本を美容師の野澤琢眞さんに教えていただきました。
ショートヘアの種類
一口にショートヘアと言っても、そのスタイルの種類は様々です。
スタイルの違いで見てみると、段の入った軽いスタイルと、比較的段の少ない重めのスタイルに分けられます。
同じショートヘアでもシルエットの違いで全く違う雰囲気になるので、シルエットを見極めてからスタイリング法を確認していきましょう。
軽めのショート
重めのショート
ショートヘアのスタイリングの基本
ショートヘアのスタイリングの基本は、軽めのショートヘアの場合は“ひし形シルエット”、重めのショートヘアの場合は“Aラインシルエット”にするのが大切です。
軽めのショートヘアの場合は、トップにボリュームを持たせてサイドをややふくらませ、襟足のボリュームを抑えることで頭の形がきれいに見えるひし形シルエットが完成します。
トップにボリュームを出すスタイリングは骨格をきれいに見せてくれるので、軽めのスタイルの場合は意識して高さを出すようにしてください。
重めのショートヘアの場合は、耳あたりの中間から毛先にかけてボリュームを持たせることで、Aラインシルエットをつくることができます。Aラインシルエットも小顔効果が期待できますよ。
両スタイルとも、中間から毛先にかけてコテやアイロンなどでワンカールをつくるだけで簡単にできます。
ショートヘアのスタイリング剤の付け方
ショートヘアはなるべくふんわりと立体的にスタイリングするのがセオリーです。立体的なスタイルをつくるためには、スタイリング剤を上手に活用しましょう。
まずクリーム系のスタイリングワックスを根元にはつけずに中間から毛先にかけてまんべんなくつけます。このとき、ワックスは毛量の多い順に、後頭部→サイド→トップ→前髪の順に付けてください。
最後にスプレーを空気を入れるように毛先から振りかければ、より立体的にスタイルをキープすることができます。
今回ご紹介をしたスタイリング方法は、美しいショートヘアをつくるための基本です。
他にも外ハネやミックス巻きなどの応用を学べば、ショートヘアをもっと楽しめます。ぜひ挑戦してみてくださいね。
【画像】
※ Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)